幅広い世代の口の機能改善をめざす
患者に寄り添った矯正
ひろまつデンタルクリニック
(川崎市多摩区/中野島駅)
最終更新日:2023/11/10


- 自由診療
矯正に興味があっても、いつから開始すべきか、矯正にかかる期間や費用はどのくらいか、どのクリニックを選べば良いかなど、漠然とした疑問や不安で前に進めない人は少なくない。「ひろまつデンタルクリニック」では、廣松伸一院長による患者一人ひとりに寄り添った適切な方針の提案をもとに、子どもから高齢者まで幅広い世代の矯正に注力。数年単位で続く矯正期間中は、虫歯や歯槽膿漏の診察も並行して行い、包括的な口の中のケアを心がけている。そんな廣松院長に、矯正の重要性や、同院での矯正方法、患者への接し方などについて話を聞いた。
(取材日2023年4月7日)
目次
矯正の対象は全世代。機能的、衛生的、審美的に良い口内環境をめざす
- Q矯正に精通した歯科医師として矯正についてどう捉えていますか。
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A
▲全世代の歯列矯正に取り組む廣松院長
歯磨きのしにくさや、顎のずれ、噛みにくさといった口の中のいろいろな原因は、歯並びや噛み合わせにあるケースが多いです。矯正はそうした機能の不具合の改善を目的に行うものと考えます。噛み合わせは子どもの頃から確立されますが、理想は成長に伴い正しく顎の発育が促進され、それと同時に正しい噛み合わせになっていくことです。矯正は、そうした理想的なバランスをめざしてお手伝いをするものです。虫歯治療と違って方針はさまざまですし、いくつものゴールがあります。だからこそ、それぞれの矯正方法のメリットデメリットを説明して、患者さんの希望に寄り添いながら矯正の方向性を提案するようにしています。
- Q幅広い年代の矯正を行う中、矯正方法はそれぞれ異なりますか?
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A
▲院内は明るく、歯科の不安感を和らげてくれる
子どもも大人も、矯正方法が変わることはありません。ただし、「口の中の成長があるかないか」という点では、大きく異なります。具体的には、子どもの場合は口の中も成長過程ですから、顎の発育のコントロールが図れます。一方で大人の場合は、すでに口の中の土台が確立されていますので、コントロールは図れません。その分、矯正方法などが制限されてしまいます。矯正期間については、子どもの一般的な例では小学1年生から矯正を始めた場合、中学生頃まで続きます。経過観察を含めて7~10年ほどです。大人では、2年ほどのケースが多いです。
- Q小児矯正の特徴を教えてください。
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A
▲子どもがリラックスできるような院内づくり
用いる装置は大人と同様、ワイヤー、マウスピース型装置など複数あります。親御さんを含めて3人で話す機会を設けて方針を固め、本人のモチベーションを保ちながら矯正を進めます。とは言えお子さんですから、なかなかうまくいかない時もあります。そうした場合は「矯正は前歯の噛み合わせを良くするためにするんだよ」など、矯正の目的をしっかり伝えます。すると、最初のうちは不安そうな顔つきだったお子さんも、次第に積極的に矯正に臨んでくれるようになると思います。子どもの場合は順応性が高いため、矯正中の痛みはほとんどありません。その点もきちんと説明することで、安心感につなげます。
- Q大人になってからの矯正にはどんな特徴がありますか。
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A
▲患者に合った治療方法を提案してくれる
大人の患者さんは、矯正の期間や矯正中の見た目についてこだわりをお持ちの方が多いです。例えば、ワイヤーを装着すると仕事上気になるという方もおられます。患者さんによっては、部分的な矯正にして短期間で終えるように計画を練ることもあります。何を選ぶかは価値観によってさまざまですので、選択肢がある症例の場合は、複数の提案の中からご自身で矯正方法を選んでもらうようにしています。審美性の改善を目的に矯正を行う方が半数以上ですが、歯磨きしやすいように歯並びを良くしたいという方や、顎関節症の改善を期待して始める方など、機能面や衛生面の向上を目的にされる場合もあります。
- Qこちらで矯正を受けるメリットについて教えてください。
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A
▲歯だけでなく、口周りをトータルして診てくれる
例えば当院では、必要な患者さんに対して、矯正と同時に口の中のバランスを整えるためのトレーニング法を伝えています。幼い頃の指しゃぶりが原因で、舌が前に出る癖がついてしまい、前歯の上下が噛み合わないお子さんがいます。そうした子へは、舌や口周りの筋肉を動かす「筋機能訓練法」を取り入れることで、舌を正しい位置へ戻すことをめざします。根気のいる長い矯正期間中、常に一人ひとりに合った最適な矯正方法を考えることを大切にしています。
自由診療費用の目安
自由診療とは小児矯正1期/33万円~、小児矯正2期/33万円~、ワイヤー矯正/66万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/71万5000円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。