昭和の半ばより70年以上の歴史を持つ「丸宮歯科」。岐阜の中心地、徹明通に面した場所で長く地域の歯科医療に貢献してきた。2代目院長で理事長である太田功正先生の長男、太田功貴副理事長は祖父や父の姿を見て育ち、自然な流れで同じ道に。現在、東京の歯科医院に勤務しつつ週2回同院で診療にあたっており、2022年夏に院長に就任する予定だ。2023年春には近くに新築移転を計画中で「より専門性の高い幅広い治療を提供できる、岐阜における『最後の砦』となる歯科医院をめざしたい」と抱負を語る。「正しい歯科医師」であることを自身に課し、科学的根拠に基づいた治療を行うことを重視。患者にも丁寧な説明を心がけている。物静かな優しい語り口ながらも、歯科医療や患者に対する真摯な思いが伝わってきた。

（取材日2022年3月2日）