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中嶋 一揮 院長の独自取材記事

とりみ歯科

(名古屋市西区/庄内通駅)

最終更新日:2024/04/24

中嶋一揮院長 とりみ歯科 main

庄内通駅から徒歩5分ほどの場所にある「とりみ歯科」。木の素材をふんだんに使用した院内は、温かな雰囲気。バリアフリー設計のため、車いすやベビーカーでも通院しやすい。名古屋第一赤十字病院歯科口腔外科などで研鑽を積んだ中嶋一揮院長が、勤務医時代に身につけた全身管理の知識は、今でも持病を持つ患者を治療する際などに役立っているのだという。普段の診療では、カウンセリングに十分な時間をかけ、患者一人ひとりに寄り添うよう尽力。「お一人お一人、経済的な事情や生活背景は異なっています。それぞれの状況をきちんと把握するためにも、カウンセリングを大切にしているのです」と優しく語る。常に患者目線の診療を心がける中嶋院長に、歯科医師をめざしたきっかけから今後の展望まで幅広く聞いた。

(再取材日2021年5月25日/情報更新日2024年4月22日)

丁寧な説明により、患者の不安を和らげるよう心がける

まずは歯科医師をめざしたきっかけを教えてください。

中嶋一揮院長 とりみ歯科1

最初から医師をめざしていたわけではありませんが、幼い頃から医療に関わる仕事に就きたいと思っていました。人の役に立ちたいという気持ちとともに、人体の仕組みや病気のメカニズムにも関心があったのです。最終的に「歯科医師になろう」と決意したのは、大学受験前に進路を決めなくてはならなくなった時ですね。私はもともと手先が器用で、プラモデルや模型を作るのも好きでしたので、「歯科医師が向いているのではないか」と思ったのです。大学卒業後、名古屋第一赤十字病院などでの勤務を経て、2005年に開業しました。最後まできちんと治療して、患者さんに喜んでもらえたりすると、「歯科医師をやっていて本当に良かった」と感じますね。

勤務医時代にはどんなことを学ばれましたか?

赤十字病院の歯科口腔外科に2年間勤めたのですが、そこでは多くのことを学ばせていただきました。1年目に、内科や外科、麻酔科なども回りまして。その際に学んだ、患者さんの全身状態を把握する全身管理についての知識は今でも役に立っています。歯科でも手術を行いますし、患者さんの容体の急変にも対処しなければなりません。当院に来られる患者さんの中にも、高血圧や心疾患、脳梗塞、がんなどお体の病気を抱えている方も多くいらっしゃいます。全身管理について学んでいるので、どんな点に気をつけて治療したらいいかがわかるようになりました。また勤務医時代には、患者さんのお話をよくお聞きすることや丁寧に説明することの大切さも学びましたね。

クリニックの患者層についてお聞かせください。

中嶋一揮院長 とりみ歯科2

この地域は、昔から住んでいるご年配の方が多くいらっしゃいます。ただ、最近は新しいマンションも建設され、お子さんや若い世代の患者さんも増えてきました。以前に比べて幅広い年齢層の患者さんがいらっしゃるようになっています。不安を抱えている患者さんも多いので、できる限り不安を和らげていくように努めています。そのために、エックス線画像やマイクロスコープで撮影した映像などを大きなモニターでお見せしながら、わかりやすく説明するよう心がけているんです。お子さんからお年寄りの方まで幅広い層に活用いただきたいですね。

患者の目線に立ち、寄り添うよう努める

カウンセリングに時間をかけていますね。

中嶋一揮院長 とりみ歯科3

患者さんにより、経済的な事情や生活背景は異なっています。例えば、ご年配の方で通院が難しいのであれば、それに合わせて短い期間で治療を行うよう調整する必要も生じます。状況をきちんと把握するためにも、カウンセリングを大切にしているのです。患者さんにもよりますが、お口の中全体の治療が必要となる場合などは、30分から1時間ほどお時間を頂くこともあります。初診の際だけでなく、治療の途中でも必要に応じてカウンセリングを行うようにしています。また、お一人お一人に合わせた治療をモットーとしていますので、治療方法もこちらから押しつけたりするのではなく、選択肢をいくつか示して患者さんに選んでいただくようにしています。ユニットにあるモニターも大きいものを用意して、少しでもわかりやすいようにしています。モニターの星の写真は私が撮影もしているんです。

患者さんと接する際は、どんなことを心がけていますか?

患者さんの目線に立つというのでしょうか。できる限り患者さんのお気持ちに寄り添った診療を行うよう努めています。例えば、患者さんが「歯が痛む」と訴えられるのなら、「どんなふうに痛いのですか?」と尋ねたり、「それはつらかったですね」とお声かけしたりするようにしているんです。また、お子さんが治療を嫌がるなら、「何が嫌なのかな?」「これが怖いのかな?」などと嫌がる理由を優しく聞いてあげるようにしています。嫌なのか怖いのかでは対応の仕方も違ってくるからです。「何をどう思ってるのか?」「どうしてほしいのか?」をよくヒアリングし、患者さんお一人お一人に満足していただける治療を施すよう心がけています。

力を入れている治療についてお聞かせください。

中嶋一揮院長 とりみ歯科4

CAD/CAM冠システムを使ったセラミック治療に力を入れています。金属に比べて口腔内の軟組織との相性も良いため、かぶせ物が取れたり虫歯になったりすることが少ないというメリットがあります。再治療の可能性を減らせるため、患者さんの負担も少なくなるのではないでしょうか。また、歯科用レーザー機器を使った治療や、マイクロスコープを用いた患者さんに合わせた精密な治療にも力を入れています。当院では、保険診療・自由診療に関わらずマイクロスコープを使っています。患者さんのためであるとともに、私自身が患者さんのお口の中を見やすくするためでもあります。私にとって目の代わりのような欠かせない存在なのです。加えて、痛みの少ない治療を施すようにも努めています。

医療ソーシャルワーカーが、さまざまな悩みをサポート

スタッフさんについても教えてください。

中嶋一揮院長 とりみ歯科5

現在3人の歯科衛生士に加え、4人の歯科助手が在籍しています。そのうちの一人は歯科助手兼医療ソーシャルワーカーとしても働いています。スタッフとは普段からしっかりコミュニケーションを取るよう心がけていますし、スタッフ同士も患者さんの情報などを互いに共有するよう努めてくれています。また私の思いをよく理解して、患者さんに親身に接してくれるので助かっています。当院には子育て経験のある人も含め、子ども好きのスタッフも多く、お母さんの診療の際にはスタッフがキッズスペースでお子さんを見守ってくれるんですよ。もちろん、お母さんと離れるのを不安に感じるお子さんがいれば、一緒に診療室に入ってもらうこともできますので、ご安心ください。

医療ソーシャルワーカーの役割についてお聞かせください。

医療ソーシャルワーカーとは、患者さんの退院後の生活に関する相談や福祉制度の利用に関する相談、サポートすることを仕事としている人です。当院でも、そうした経験を生かして、患者さん一人ひとりに寄り添い、話を親身に聞いてサポートしてくれています。歯科医師である私には話しにくいかもしれませんが、そういったスタッフには気軽に話せることもあるでしょう。例えば、治療費に関する悩みなども、ご相談いただければ、活用できる福祉制度や窓口などをご案内できるかもしれません。生活上のお悩みや福祉制度の活用方法、治療に関する不安など、お気軽にご相談いただければ幸いです。

今後の展望や読者に向けたメッセージをお願いします。

中嶋一揮院長 とりみ歯科6

今後も患者さん一人ひとりに寄り添うよう努めていきたいです。また、近年医療機器のデジタル化も進んでいます。先端の機器を積極的に導入して、診療の幅をさらに広げていきたいです。皆さんの中には歯が痛くなってから歯科に行くという方も多いかもしれません。そうなる前にぜひ気軽に来院してください。「メンテナンスをしたい」「きれいにしたい」といった審美的な理由でも構いません。当院は虫歯や入れ歯の治療だけでなく、ホワイトニングやセラミック治療、レーザー治療など幅広く対応しています。カウンセリングに時間をかけ、皆さまに満足していただける治療を心がけていますので、歯に関するお悩みがあればぜひお気軽にご相談ください。また、感染症対策ではもともと滅菌にも力を入れていましたが、さらに強化し機器だけでなくドアノブやチェアも消毒したり、受付と会計を分け、待合室を増築し距離を取るようにしました。安心していらしてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

セラミックを用いたかぶせ物の治療/クラウン7万7000円~、インレー3万8500円~、ホワイトニング/オフィス1歯2200円~、ホーム片顎2万2000円~

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