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仲尾 泰彦 副院長の独自取材記事

仲尾歯科

(名古屋市中区/栄駅)

最終更新日:2019/08/28

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栄駅から徒歩約1分、広小路通に面したビルの6階に「仲尾歯科」がある。同ビル内には34の医療機関があり、内科や耳鼻科など他科と連携した歯科治療を行えるのが医院の特徴だ。同院は1989年に仲尾峰泰院長が開業した歯科医院で、現在は、息子の仲尾泰彦副院長をはじめ、同じ歯科医師である妻や娘など、家族全員で地域の歯科治療に貢献している。院内は履き替え不要の一足制でバリアフリー設計。壁紙には緑の葉と小鳥が描かれ、絵画も数多く飾られており、温かみのある雰囲気だ。医院では一般歯科はもとより、各スタッフの得意分野を生かした、総合的な治療を行っている。今回、話を聞いた仲尾泰彦副院長は予防歯科に力を入れているとのことで、予防の重要性について熱く語ってくれた。
(取材日2017年4月27日)

親の代から続くクリニックで地域の歯科医療に貢献

クリニックの紹介をお願いします。

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私の父親はそもそも自宅で開業していたのですが、1989年にこのビルを立ち上げた医師に誘われて、こちらにも開業しました。当医院は、エスエル医療グループに所属し、ビル全体が医療モールになっています。当院と同じフロアにも別のクリニックが入っているんですよ。もう四半世紀の歴史になりますが、清掃を徹底し、設備的にも衛生面には十分な配慮をしています。院内は白と緑を基調としており、患者さんにリラックスしていただけるよう、待合室には観葉植物を置いたり、院長の趣味になるのですが絵画も飾っています。診療スペースには診療台が4台、うち3台は昔ながらのオープンな造りになっていて、棚で仕切られていますが、2008年に増設した1台は半個室となっていて、カウンセリングルームとして、またインプラントの手術室として使用しています。

歯科医師になったきっかけは何ですか?

きっかけは特になかったですね。というより幼い頃から自分は歯科医師になるものと思っていました。歯科医師の家庭で育ったので、自然にそうなったのかなと思います。最初は父も自宅で仕事をしており、そんな父の後ろ姿を見て何となく憧れていたのかもしれません。父と一緒に仕事がしたいと思いましたし、後を継ぐつもりでした。しかし、私は大阪歯科大学在学中からインプラントに興味があったので、すぐには当院に戻らず、父がお世話になった教授にご紹介いただいたオッセオインテグレーション・インプラントセンターに就職しました。当時は、インプラントセンターは新卒採用が少なく、大学でもインプラントの授業は行われていなかったので、採用されてうれしかったですね。そこでインプラントと噛み合わせの勉強をさせてもらいました。当時の修行が今の私の財産になっています。その後、地域に貢献したいと思い、2008年から当院に勤務しています。

先生のモットーは何ですか?

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これは父の教えでもあるのですが、「よく聞くことと、しっかり説明すること」です。私は治療前に必ず患者さんの前に座って、お話を聞いています。多くの歯科医師が診療台の後ろや横からお話を聞いておられると思うのですが、私はまず挨拶をし、始めて来院される方には名刺もお渡しして、治療方針や選択肢を説明しています。また、「専門的なことはわからないから」と説明をあまり聞かれようとしない患者さんもおられますが、わからなければ、わかるまで説明するので安心してください。そして治療にはいろいろな選択肢があるので、患者さんもどの治療方法が良いか一緒に考えてほしいですね。

他科と連携をとりながら、予防の重要性を説く

どんな患者さんが多いですか?

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オフィス街でもあるので、ビジネスマンが多いと思われますが、意外と少なく、周辺の地域の方が中心です。このビル自体が総合病院みたいなもので、現在、ビル内には34の医療機関があります。なので、何らかの有病者で高齢の方が多いですね。糖尿病、心疾患、高血圧、喘息などいろいろな疾患をお持ちの方もいらっしゃいます。別のところで勤務していた先生がこのビルで開業されると、その場合は、その先生と一緒に患者さんもくるようです。当院の患者さんの主訴としては、歯周病がとても多いですね。最近は虫歯の方が減ってきています。私は早くから歯周病について説明してきたのですが、当時はあまり患者さんは興味を持っていませんでした。最近はテレビなどで取り上げられるようになり、患者さんの意識も変わってきたので良かったと思っています。

医院の特徴を教えてください。

ビル内にある他科と連携して治療を進められるということでしょう。先日、呼吸器科の先生から睡眠無呼吸症候群の患者さん用のマウスピースを作ってほしいという依頼がありました。また、耳鼻科に耳が痛いと来られた患者さんが顎関節症だとわかって当院に来られたり、当院でレントゲンを取ったら副鼻腔炎だとわかったので耳鼻科に治療をお願いしたり、と他科とも連携しています。下の階にレントゲン室もあり、CT撮影を依頼することもできるなど、かなりのことがこのビル内で完結できます。例えば、内科も数件あり患者さんも自分に合うところを選ぶことができますので、患者さんにとって便利でしょう。そういう意味では一院で診療している医院とは違うでしょうね。父は入れ歯、姉はレーザーと歯周病、私は噛み合わせやインプラント、歯周病の治療を得意としています。それぞれの得意分野を生かして、総合的な治療をめざしています。

治療にあたり心がけていることは?

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私は歯の予防にも力を注いでいます。虫歯を治すといっても根本的には元に戻ってはいません。自分の歯が何かに置き換わっているだけ。削られたら自分の歯は小さくなっているのです。何度も削ればどんどん歯は小さくなっていく。だから治療を受けないで済むようにはどうすればいいか。歯を壊さないようにするにはどうしたらいいかを考えてほしい。やはり定期健診に来てほしいしですね。治療に来られて、それがきっかけで定期健診を受ける方が多いですが、疾患が何もなくても健診に来ていただけるようになれば、と思って、診察のたびに予防の重要性を説いています。できれば2~3ヵ月に一度、最低でも半年に一度は健診に来てほしいですね。「良くなろう」と意識するだけで確実に歯は変わってきます。

予防としてのインプラントにも注目

今後の展望を教えてください。

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私はインプラント治療を予防治療の一つと考えています。インプラントは求めている人だけに施すものだと思っているので、無理にお勧めすることはありませんが、インプラントは失った歯を作るだけでなく、予防の面からみてもとても優れたものです。口の中には前から7本ずつ生えています。上下左右合わせて28本です。上と下でかみ合いますので14本の柱が立っているようなものです。歯を抜かなければならなくなると柱がなくなっていきます。柱が無くなると残っている柱(歯)の負担が増えます。入れ歯やブリッジは頭数にはなるかもしれませんが、柱が増えることはありません。インプラントは人工の根っこのことなので柱を増やすようなもの。つまり残っている歯の負担を減らすことができるのです。治療と同時に予防としてもインプラントを選択肢の1つに入れてほしいですね。

休日はどのように過ごされていますか?

ホームページのコラムなどを書いています。皆さんに歯のことを少しでも気にしてほしいと発信してきました。だけど、最近はあまり更新していません。実は子どもが生まれたので、もっぱら子どもと遊んでばかりで。以前はお酒を飲みに行くのも好きだったのですが、夜、出かけることも少なくなりました。遅くなると子どもと遊べなくなりますからね。

最後に読書の皆さんにメッセージをお願いします。

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私は、患者さんの人生を変えるお手伝いをしたいと常々考えています。予防を中心として天然の歯を長く使えるようにする。これが実現できれば患者さんの人生は大きく変わると思うのです。歯科医院に嫌なイメージを持っている方は数多くいらっしゃると思いますが、痛みがないうちから通っていただければつらい思いをすることもなくなります。一度、歯科医院に検診に行かれてみてください。前向きな気持ちで通っていただけたら、人生を変えるお手伝いができると思います。

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