竹川 美紀 院長の独自取材記事
三谷北歯科
(蒲郡市/三河三谷駅)
最終更新日:2026/01/14
三河三谷駅から徒歩3分。長年地域を支えてきた歯科医院を引き継ぎ、身近なかかりつけ歯科として新たなスタートを切ったのが「三谷北歯科」だ。小さな子どもから高齢者まで幅広い世代が訪れる同院では、院長の竹川美紀先生が「自分の家族だったらどう向き合うか」を軸に、丁寧でわかりやすい説明を大切に診療を行っている。患者から見えづらい歯科治療だからこそ、処置の前には必ず声をかけ、不安を与えないよう細かな配慮を欠かさない。地域のニーズに寄り添った幅広い診療を行い、特に予防歯科に注力。セルフケアの方法を覚えて帰ってもらうため、簡潔に伝えている点が特徴だ。仲の良いスタッフとともに温かな空気に満ちた院内で、患者の生活に長く寄り添う歯科医療をめざす竹川先生に、診療で大切にしていることや今後の展望について話を聞いた。
(取材日2025年12月5日)
定期的な通院は、治療を減らすことにつながる
来院される患者さんは、どういった方が多いでしょうか?

開院当初は高齢の患者さんが中心でしたが、最近は少しずつ変化が見えてきました。私が女性ということも影響しているのか、お子さんやそのご家族――お父さん、お母さんなど、比較的若い世代の方にも来ていただけるようになってきています。年齢層の幅は、以前と比べるとずいぶん広がってきたと感じています。主訴としては、「痛い」「治療したい」という治療目的の受診が多い印象です。本来は治療に至らないよう、予防していくことが大切だと考えていますが、予防で通っていただいている方は徐々に増えてはいるものの、まだ治療が中心ですね。来院される患者さんは、近隣の地域の方がほとんどです。地域の方々に頼りにしていただけているのは本当にありがたいことだと日々強く感じています。
日々の診療の中で、予防の重要性を強く感じていらっしゃるのですね。
そうですね。ただ、歯のことはつい後回しになってしまう方が多いのも現状です。症状がひどくなってから来院されるケースがまだ多く、もう少し早い段階で気軽に相談に来ていただけたら、時間も費用も軽く済みますし、負担も少なくて済みます。徐々に予防の意識は高まりつつあるとは思いますが、まだ十分とはいえません。もっと皆さんに歯の健康に関心を持ってもらえるよう、こちらからも働きかけていきたいと考えています。ただ、言いすぎると負担に感じられたり届きにくくなるため、伝える内容は要点を絞り、簡潔に伝えるよう心がけています。自然な形で、無理のない範囲で関心を向けてもらえたらという気持ちで、日々患者さんと関わっています。
予防において、特に意識されているポイントはありますか?

診療の中では、まず歯の磨き方を一緒に練習したり、フロスなどの補助器具の使い方をお伝えしたりと、毎日のケアに取り入れていただけるようなアドバイスを心がけています。患者さんには、ご自身のお口の状態をしっかり理解していただくことが大切だと感じています。一度にたくさん伝えても覚えきれないことが多いので、たとえ一つでも「今日学んだこと」を持ち帰っていただけたら良いと思っています。理解が深まるほど、自分の口を守る意識も自然と高まるので、説明はできるだけ丁寧に行うようにしています。3ヵ月に1度の定期的なメンテナンスだけで通われている患者さんも多くいらっしゃいます。治療が終わったから終わりではなく、その後の状態を維持していくことがとても大切です。ずっと自分の歯で噛めるように、その方の生活に寄り添いながらサポートできたらと思っています。
治療に伴う不安に寄り添い、丁寧な説明を欠かさない
こちらの歯科医院の特徴について教えてください。

幅広い診療に対応している点だと思います。特定の分野に特化しているわけではありませんが、その分、さまざまな年代・背景の患者さんが来院されても、しっかり対応できる体制を整えています。地域に根差した歯科医院をめざしているので、患者さん一人ひとりの要望や症状に寄り添い、柔軟に診療できることを大切にしています。幅広いニーズに応えられるよう、日々の診療でも丁寧に向き合うことを心がけています。
スタッフさんについてもお聞かせいただけますか?
スタッフ体制は少人数ですが、年齢が違っても皆仲が良く、和やかな雰囲気で助け合いながら働いてくれています。女性が多い職場では人間関係に悩むこともあると聞きますが、当院はメリハリを持って仕事に向き合い、責任感を持って取り組んでくれるのでとても心強いです。人手が足りない時期でも協力し合い、診療をスムーズに回してくれていることに感謝しています。またスタッフには、患者さんへの声かけと説明を大切にしてほしいと伝えています。見えない状態で処置をされると患者さんは不安になるため、これから何をするかを事前にわかりやすく説明する、ということを、スタッフ全員で共有しています。また、意見を言いやすい環境づくりのためにも、私から積極的に声をかけ、話しやすい空気をつくるよう心がけています。
竹川院長は、これまでどういった経験を積まれてきたのでしょうか?

卒業後は藤田保健衛生大学の口腔外科に勤務し、外科的処置を中心に基礎的な技術や知識を身につけました。その後は虫歯治療や根管治療、補綴など幅広い歯科診療を経験しました。一般歯科で必要な治療を満遍なく学べた時期だったと思います。外科の経験もあるため抜歯なども行いますが、難症例は安全を最優先に専門機関へ紹介しています。矯正治療も連携先をご紹介し、患者さんに適した選択ができるようサポートしています。一般歯科を中心に地域で求められる診療を幅広く担えることが、自分の強みであり、今後も大切にしていきたい部分です。
常に「自分の大切な家族だったらどうするか」の目線で
診療時に心がけていることはありますか?

常に心がけているのは、「自分の大切な家族だったらどうするか」という視点を持つことです。これは、私が歯科医師として働き始めた頃に指導医から教わったことで、今でもずっと大切にしている考え方です。患者さん一人ひとりを家族のように思い、納得して安心して治療を受けていただけるようにしたいと考えています。そのため、触れ方や対応の仕方には特に気を配っています。例えば、器具の音が頭の近くでガチャガチャ鳴らないようにしたり、患者さんの体に触れる際もできるだけ優しく行ったりと、細かなところで不安を与えないよう意識しています。患者さんにリラックスして通っていただけている様子を見ると、こうした心がけが少しでも伝わっているのかなと思います。日々の診療の中で、丁寧さと優しさを大切にしながら向き合うことが、私の基本姿勢です。
これからのクリニックづくりについて、どんな思いをお持ちでしょうか?
自分自身の学びをもう一度深めたいと考えています。日々の診療に追われる中で、十分に学びを深められなかった分野もあります。特に矯正治療など、これから力を入れていきたい領域の知識や技術を伸ばしていけたらと考えています。できることが増えれば患者さんへの選択肢も広がり、歯科医院としての力にもなると感じています。最近はお子さんの患者さんも増えており、女性の歯科医師ということで受診しやすいと感じて来てくださる方もいるようです。こうしたニーズに応えるためにも、この場所でできることを少しずつ広げていきたいと考えています。患者さんの数も開院当初より増えてきたため、今後はスタッフを増やしていけたらと考えています。院内をさらににぎやかにして、患者さんにもスタッフにも居心地の良い環境をつくっていけたらと思っています。
最後に、読者にメッセージをお願いします。

歯のトラブルは、どんなことでも早く見つけたほうが治療も軽く済みますし、負担も少なくて済みます。少しでも気になることがあれば、どこの歯科医院でも構いませんので、早めに相談していただけたらと思います。虫歯がないと「行かなくてもいい」と思われる方も多いのですが、定期的な歯科検診やクリーニングはとても大切です。歯石を取ったり、お口の状態をチェックしたりすることで、トラブルを未然に防ぐことが見込めますし、健康な状態を長く保つことにもつながります。治療のためだけに歯科へ行くのではなく、日々のメンテナンスの場として気軽に使っていただけるとうれしいです。お困り事があるときはもちろん、そうでないときも安心して立ち寄っていただける歯科医院でありたいと思っています。
自由診療費用の目安
自由診療とはオフィスホワイトニング/3万円~、ホームホワイトニング/2万7500円~

