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廣 信幸 院長の独自取材記事

ひろ歯科医院

(四日市市/近鉄四日市駅)

最終更新日:2021/10/12

廣信幸院長 ひろ歯科医院 main

一見すると歯科医院には見えない、住宅のような外観が印象的な「ひろ歯科医院」。近鉄名古屋線の四日市駅から徒歩10分の大通りに面した場所にあり、一般歯科・小児歯科の診療やインプラント治療などを幅広く提供している歯科医院だ。院長の廣信幸先生は、患者の口腔内全体を診ながら、問題のある部分の治療を考える、いわば「木を見て、森も見る」歯科診療を心がけるベテラン歯科医師。患者にとっての最善を考えて治療法を提示し、患者が納得した上で治療に進んでいくことを大切にしている。患者に誘われ、趣味の自転車を一緒に走らせることもあるという廣院長。歯科診療を超えた信頼関係を築いているようだ。インプラント治療や歯科医師になったきっかけなど、廣院長に語ってもらった。

(取材日2019年6月11日)

口腔内全体を診て治療する歯科診療を

診療で大切にしていることを教えてください。

廣信幸院長 ひろ歯科医院1

問題のある部分だけを診て終わりにするのではなく、口腔内全体を診て、全体の噛み合わせのバランスを確かめながら、問題のある部分の治療を提供するようにしています。「木を見て、森を見ず」という言葉がありますが、細部だけに集中して治療をするのではなく、全体を診ながら問題のある部分を治療する「木を見て、森も見る」歯科診療を大切にしたいですね。ですから、患者さんの口腔内を診る時にはいつも、噛み合わせや咬合の乱れについて注視しています。1本だけきれいに歯が入っても、噛み合わせが整っていないと、そこから新しい問題が発生することも多いです。咬合を含めてトータル的に診る治療は、手間も時間もかかりますが、最終的には患者さんに満足していただける結果が得られるのではないかと思っています。

患者さんとの関係性作りについて教えてください。

友人に「ホームページには歯のことよりも、自転車のことばかりが紹介されている」とよく言われるのですが、私はあえて、自分の趣味である自転車や車、おいしいお店などの話題をたくさん書くようにしています。「歯医者は怖い、治療は痛い」と思っている方は多くいます。治療をする歯科医師がどのような人物かを知っていただき、少しでも歯科医院へのハードルを下げたいという思いがあります。来院する前に当院のホームページを見てくださる患者さんは多いようで、患者さんから自転車やパンの話をしてくれることがあります。そして「最初は緊張したけれど、普通に話ができた」と喜んでくださる方も多いです。話に花が咲きすぎて、歯を治療しに来ているのか、話をするために来ているのかわからない患者さんもいますが、患者さんとの会話を通してコミュニケーションを深めることにもつながっていると思います。

日頃、ご自身の健康のために心がけていることは?

廣信幸院長 ひろ歯科医院2

健康のために役立っているかはわかりませんが、私の趣味が自転車で、毎日7kmの距離を自転車で通勤しています。大学時代に自転車にはまりました。当院のホームページにも、自転車のことを書いています。趣味の合う患者さんとは一緒に自転車を走らせることもあるんですよ。先日は片道35kmの場所へ、自転車仲間とかき氷を食べに行きました。また、車に自転車を乗せて京都へ移動し、京都市内で自転車を組み立てて走ることなどもあります。連休は、東京まで新幹線で行き、東京都内を150kmくらい自転車で走ってきました。

歯科全般の診療とインプラント治療を提供

先生のご経歴や同院の診療内容など、ご紹介ください。

廣信幸院長 ひろ歯科医院3

大学時代、日本に導入されたばかりのインプラント治療に興味を持ち、大学卒業後は、インプラント治療に詳しい先生の歯科医院に2年間勤務しました。名古屋市内にあるそのクリニックでは、インプラントの基本を教えていただきました。そして1986年に、私の出身地である四日市市に当院を開業しました。2005年には、この場所に移転しリニューアルオープンしています。インプラントについては、開業してからも勉強会や講習会に出かけては新しい情報を吸収し続け、実際に当院でインプラント治療を始めたのは1995年のことです。私としては、より信頼できるインプラント治療が確立されるまでは、しっかり勉強を積み重ねようと思っていました。当院は歯科・小児歯科を標榜とし、虫歯や歯周病の治療からインプラント治療まで、歯科全般の診療を提供しています。

戸建て住宅のような、個性的な外観ですね。

一見すると歯科医院には見えない、住宅のような建物ですが、外観のイタリアの国旗をイメージした診療時間表や2階にはめ込んだガラス部分に、照明を入れているところが気に入っています。当院は今後も私一人で診療していくつもりですので、これくらいの広さがちょうど良いと思っています。診察室には4台の診療台がありますが、患者さんのプライバシーを守り、少しでもリラックスしていただけるように、仕切りを設けて隣が見えないようにしています。私たちスタッフの動線部分は開放されているので、スタッフはクリニック全体を見渡しながら、仕事ができるようになっています。このようなスタイルは今はとても多いですが、当時はまだ珍しかったんですよ。

歯科医師をめざしたきっかけを教えてください。

廣信幸院長 ひろ歯科医院4

父が建築業を家業にしていましたので、私は父の家業を継いで、建築家になろうと思っていました。でも、高校3年生になった時に、父から「せっかく歯学部のある大学の附属高校にいるのだから、歯学部に進んだらどうか」と言われ、それをきっかけに歯科医師を視野に入れて受験することを決めました。周りには歯学部に進学する同級生が多くいましたし、親戚に歯科医師もいましたので、抵抗はありませんでした。実際に歯科医師になってみると、やればやるほど奥が深い世界であることを痛感するとともに、大きなやりがいを感じました。私の場合、患者さんの「自分の歯で噛みたい」という気持ちに、何とか応えたい思いで、勉強を続けてきました。この道を選んで良かったと思っています。

患者に対して責任を持ち、学んだことを提供したい

主な患者層と、主訴を教えてください。

廣信幸院長 ひろ歯科医院5

30代から60代の患者さんが多いです。業者さんからは「他院と比べて、女性患者さんの比率が多い」と指摘されました。歯科診療の全般を提供していますが、患者さんの中にはインプラント治療を目的に来院される方もいます。また、知り合いに紹介されて歯科治療を受けに来られる患者さんや、遠くに引越されても電車に乗って通院してくださる患者さんもいます。当院の歯科診療を信頼し、一生懸命通ってくださる患者さんが多いことは、歯科医師としてとてもうれしいことだと感じています。定期的に歯のチェックに来られる患者さんも多く、3人の歯科衛生士が対応しています。

インプラント治療の患者さんも多いようですが、治療において大切にしていることはありますか。

インプラント治療に対しては、考え方がさまざまあります。私は、人が生まれ持った歯には、入れ歯もインプラントもかなわないと思っていますので、残せる歯は残せるように根管治療を行い、それがどうしても難しい時は、入れ歯ではなく、インプラントをお勧めするスタンスです。あくまでもインプラントは最終手段と考えています。他院でインプラントを勧められて相談に来られる方に対しても、患者さんにとって何が最良かを考え、他の治療の選択肢があればきちんと説明をして提示し、患者さんの思いを聞くようにしています。そして、患者さんに納得していただいてから治療に入ります。自分が患者の立場になった時のことを考えると、できるならば自分の歯は抜きたくありませんし、説明なしに治療が進んでいくのは納得できません。当たり前のことですが、当院では患者さんに安心して治療に入っていただけるように、治療の提示と説明を大切にしています。

今後の展望などはありますか。

廣信幸院長 ひろ歯科医院6

自分が懸命に学んできたことを、患者さんに誠実に提供していきたいです。どのような仕事でもそうですが、重要なのは人と人との関係性です。当院に来てくださる患者さんには、自分が責任を持って、一人ひとりに合ったより良い診療を心がけていきたいと思っています。基本に忠実に仕事をすることがいかに難しいことか、また基本を守る仕事の楽しさや面白さについても理解することができました。今後も勉強を続けながら、レベルを上げた歯科診療をめざしていきたいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/35万円+税

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