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毎日の歯磨きだけでは不十分?
歯科医院で行う予防歯科診療とは

市川歯科

(四日市市/山城駅)

最終更新日:2025/06/12

市川歯科 毎日の歯磨きだけでは不十分? 歯科医院で行う予防歯科診療とは 市川歯科 毎日の歯磨きだけでは不十分? 歯科医院で行う予防歯科診療とは
  • 自由診療

歯科医院が担う役割には、虫歯や歯周病などすでに進行してしまった病巣の治療を行うだけでなく、それらを未然に防ぐための「予防歯科」という領域がある。昨今、その重要性を知りつつも定期的な通院がネックとなり、計画どおり通えていない人も少なくないのではなかろうか。三重県四日市市にある「市川歯科」は、市川俊典院長を中心に予防歯科に力を入れているクリニックだ。1歳から90代まで幅広い世代が予防歯科に通う同院では、患者一人ひとりの年齢や口の状態に合わせた指導やメンテンスを提供している。今回は、予防歯科の重要性や、長く通いたくなるようなクリニックならではの工夫について、市川院長に詳しく話を聞かせてもらった。

(取材日2025年5月15日)

メリットが多い歯科医院でのメンテナンス。自分の歯を長持ちさせるため定期的に受診しよう

Q予防歯科とはどういったものでしょうか?
A
市川歯科 健康な歯を保つためには、定期的なメンテナンスが重要

▲健康な歯を保つためには、定期的なメンテナンスが重要

虫歯や歯周病といった状態になってから治療をするのではなく、未然に防ぐため、症状がある場合には軽症の段階で止めるため取り組むのが予防歯科です。欧米ではこの考えが浸透していましたが、日本では不調が出てきてから治療をするもの、という考えが主流でした。近年、予防歯科という言葉が広まり、その重要性が認識されつつあります。毎日の歯磨きをしっかり行っている人であっても、磨き方の癖によって磨き残しがあったり、磨く力が強すぎて歯肉を痛めたりといったこともあります。この小さなずれを放置すると、不具合につながっていきます。本人も気づいていないずれの有無を確認し、修正する役割もあるのです。

Qなぜ予防が重要なのですか?
A
市川歯科 予防歯科について説明する市川院長

▲予防歯科について説明する市川院長

虫歯や歯周病が進行すれば治療も大変になりますし、不調と長く付き合っていくリスクが高まります。最悪の場合、歯を失うことも。そうなる前に予防をしたり、早期に病巣を見つけてリカバリーしたりして、お口の悩みが軽減されるようめざしていきます。失った歯を取り戻すための方法にインプラント治療がありますが、費用が高額。一方、費用を抑えようと入れ歯にすれば噛む力が弱くなり、硬い物が食べづらくなります。どちらにせよ不自由を強いられます。また、お口の健康は全身にも影響します。歯周病は糖尿病をはじめ、脳や心臓の病気との関連も指摘されています。健康な状態を保つための予防歯科治療により将来的な医療費削減も期待できます。

Q予防歯科の対象となるのは、どういった人でしょうか?
A
市川歯科 乳児から高齢者まで、幅広い世代が予防歯科の対象

▲乳児から高齢者まで、幅広い世代が予防歯科の対象

乳歯が生えてきた乳児から、高齢の方まで皆さんが対象になります。当院では、1歳半健診を終えた赤ちゃんから90代まで、幅広い世代が通院されています。お子さんの場合、混合歯列期といって、乳歯と永久歯が混在してでこぼこしている時期が特に虫歯になりやすいため、歯磨き指導を行うことで虫歯の予防に努めます。若い世代に対しては、歯茎に炎症が起こらないよう沈着した歯石を除去することで、将来的な歯周病のリスク低減をめざします。高齢の方の場合は、軽度歯周病にかかっている方の割合が高くなりますので、歯周病を悪化させずに食い止めることが重要で、入れ歯やインプラント治療が必要な状態に持っていかないことをめざしていきます。

Qこちらのクリニックでの予防歯科にはどんな特徴がありますか?
A
市川歯科 患者一人ひとりの年齢や口の状態に合わせた指導を行う

▲患者一人ひとりの年齢や口の状態に合わせた指導を行う

指導内容を書きとめておいて、次回の診察時にそれができているかどうか確認をするようにしています。できていないところについては繰り返しお伝えして、改善につながるようにしていますが、患者さんとしては「頑張ってケアしているのに、毎回注意ばかりされる」という気持ちになりますよね。ですので、きちんとできている点も必ず伝えるようにしています。例えば、「右側は上手に磨けているけど、左側は磨き残しがあるので両方バランス良く磨くよう意識してみてください」というようにお話ししています。

Q歯を守るために気をつけたい生活習慣はありますか?
A
市川歯科 優しく的確にアドバイスをしてくれる

▲優しく的確にアドバイスをしてくれる

一番大切なのは、歯磨きです。1日何回磨くべきというのは、その人の食生活によるところが大きいですが、毎食後が理想です。中でも、寝る前はしっかり磨いてもらいたいですね。磨き方も一律にこうしたほうが良いというのはなくて、その人の年齢やお口の大きさ、磨き方によって改善すべき点が変わってくるので、歯科医院できちんと診てもらってアドバイスを受けるのが適切だと思います。健康なお口を保つためには食生活も大切です。ダラダラ食べをしたり、常に甘い飲み物を飲んだり、飴を舐めたりなどの状態はお口の中が酸性に傾き、歯にとって良くない状態です。食事は決まった時間に取り、お茶など、糖分を含まない飲料を飲むと良いでしょう。

ドクターからのメッセージ

市川 俊典院長

細かい変化に早い段階で対応できることが予防歯科のメリット。皆さんに取り組んでもらいたいですが、30~50代は育児や仕事で忙しく、歯科医院から足が遠のきがちです。症状がないと「来月で良いか」となり、それが今度は「再来月でいいか」となり、いつしか忘れてしまいます。この時期に十分なメンテナンスを受けなかった結果、高齢になってから歯を失い、後悔する方たちを今までたくさん見てきました。予防歯科は、一度の治療で大きな成果を感じられるものではないと思います。しかし、10年後20年後を考えたとき、今と同じように食事ができるかどうかで、生活の質は大きく変わってきます。一緒に頑張りましょう。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/45万1000円

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