本町駅から徒歩3分。中央大通に面したビルの6階にある「八木歯科医院」を訪ねた。開業は1962年。半世紀にわたり、船場の人々の歯の健康を見守ってきたクリニックというだけあって、当時から3代にわたって通う患者もいるという。院長の八木俊平先生は、優しい笑顔と気さくな人柄が印象的。2台の診療チェアが置かれた、こぢんまりとした診察室は居心地が良くアットホームで、まるで隠れたサロンのよう。父から引き継いだ歯科医院を、生涯現役にこだわって続けていくという八木俊平先生に、自身が考える歯科治療について、信頼され続ける歯科医院としてのあり方について、じっくりと聞いた。

（取材日2018年8月28日）