全国のドクター9,295人の想いを取材
クリニック・病院 158,642件の情報を掲載(2024年4月20日現在)

  1. TOP
  2. 愛知県
  3. 東海市
  4. 太田川駅
  5. 医療法人明正会 とうめい歯科
  6. 歯周病予防やケアの重要性と歯が欠損した場合の処置について

歯周病予防やケアの重要性と
歯が欠損した場合の処置について

とうめい歯科

(東海市/太田川駅)

最終更新日:2021/10/12

とうめい歯科 歯周病予防やケアの重要性と 歯が欠損した場合の処置について とうめい歯科 歯周病予防やケアの重要性と 歯が欠損した場合の処置について
  • 保険診療
  • 自由診療

誰でも聞いたことのある歯周病。細菌が血液に入り全身を巡ることによる動脈硬化や心臓疾患などとの関連性も指摘されるようになり、注意すべき病気との認識が少しずつ広がっている。しかし、その基本的な対策は意外なことに「毎日の歯磨き」と、とても簡単なこと。加えて定期的に歯科医院を受診しチェックしてもらうことで予防や進行の抑制が可能になるのだという。「歯周病は細菌が原因となるだけでなく、良くない歯並びや噛み合わせがその原因となることがあるのです」と「とうめい歯科」の柳正洋院長。そのため同院では歯を失った場合の治療でも噛み合わせを重視しているのだそう。歯周病の原因や進行、歯を失った場合の治療法、また治療後に重要となるメンテナンスについて院長に詳しく聞いた。

(取材日2018年5月15日)

歯周病予防には歯磨きと正しい歯並び、噛み合わせが重要。繰り返さないためにセルフケアや定期検診を習慣に

Q歯周病の症状と原因について教えてください。
A
とうめい歯科 歯科口腔外科での経験を生かし診療する柳正洋院長

▲歯科口腔外科での経験を生かし診療する柳正洋院長

歯周病は多くの場合20代から細菌に感染し、非常に多くの人がかかっているといわれています。初期の頃は自覚症状がなく、次第に歯肉が腫れて歯茎が痛むようになり、放置しておくと口臭や、歯茎が下がって歯がしみるなどの症状が出てきます。歯を支える歯槽骨が破壊され始めて、歯が揺れてくると気づく方が多いのですが、正直そこまでいくと手の施しようがなく、大抵抜くことになってしまいます。早期発見のためには普段から歯科医院を受診することが大事ですね。また、噛み合わせや歯並びが良くない場合も、食べ物を噛み切るときに、歯と歯の間に食べ物が入り込みやすいため、細菌に栄養を与えて繁殖させることにつながります。

Q歯周病にならないためにはどうすればよいでしょうか?
A
とうめい歯科 適切なブラッシング指導や歯磨きの大切さを説明

▲適切なブラッシング指導や歯磨きの大切さを説明

患者さんにはとにかく歯磨きが大事とお伝えしており、当院ではその方に合った正しいブラッシング方法をアドバイスしています。定期的に歯石を除去すれば、あとは歯磨きで対応できると言ってもいいでしょう。歯科医院の器具よりも歯ブラシのほうが歯の表面を大きく、広い範囲を磨けますので効率が良いのです。歯磨きのポイントは、歯と歯の間を意識すること。朝昼晩、食後に磨くのがいいですね。当院でのケアはまずスケーリングで歯石を取り除き、次にルートプレーニングといって歯の表面を滑沢に仕上げます。歯がつるつるだと歯石がつきにくくなるのですよ。歯磨きでは表側だけでなく裏側もつるつるになったかどうか、舌で触れて確認しましょう。

Q歯周病が進行して歯が欠損した場合はどうなりますか?
A
とうめい歯科 マイクロスコープも導入し、より精密な治療が可能に

▲マイクロスコープも導入し、より精密な治療が可能に

治療方法は保険内と自費のものと複数あり、それぞれにメリット、デメリットがありますのですべてご説明し、患者さんに選択していただきます。歯の本数に余裕のある方であれば、まずブリッジをお勧めします。その次に、入れ歯をお試しいただき、最終的な手段として手術となるインプラント治療になります。ただ歯周病になりやすい人にインプラントはあまりお勧めしていません。インプラントを入れた後に歯周病になると治りにくいということがあるからです。また、治療をしたとしても、やはり天然の歯のように噛むことはできませんから、毎日の歯磨きで自分の歯を守ることが一番良いことなのです。

Qブリッジや入れ歯、インプラント治療で大事にされていることは?
A
とうめい歯科 左右対称で噛む力を回復させることを大事にしている

▲左右対称で噛む力を回復させることを大事にしている

すべてにおいて、噛む機能を回復させることを大事にしています。それも左右等しい力で噛めるように、それが歯を長く持たせることになるからです。どの治療法を選んでいただいてもご満足いただけるように、患者さんの本当のニーズを聞き出し、治療をしています。こちらから、こうしたらいいですよという押しつけはしないようにしていますね。自分の中では、患者さんの気持ちに寄り添うことを心がけています。当院には歯科技工士が常在していますので、技工物を作るときに、患者さんの口内を直接見ることができ、色や形の調整がスムーズです。入れ歯の修理も迅速ですね。

Q治療後の患者に伝えたいことはありますか?
A
とうめい歯科 柳院長のやさしい笑顔に安心感をもつ患者が多い

▲柳院長のやさしい笑顔に安心感をもつ患者が多い

きちんと歯磨きをしてほしい、そして定期検診に来てほしいということです。特にインプラントを入れた患者さんには、お願いだから掃除にいらしてください、と伝えたいですね。人工物であるインプラントは、十数年で何か問題が起きてもおかしくありません。自分の歯であれば免疫機能が働きますが、インプラントの場合は細菌に感染すると治りにくく、抜くこともありえます。高額な治療をしてそうなるのは悲しいですね。当院のメンテナンスでは、状態が良い人は歯科衛生士が担当し、奥まで掃除する必要がある人は私が担当しますので、「先生、痛いよ」と怒られることも(笑)。そうならないよう定期検診を習慣にしていただければと思います。

ドクターからのメッセージ

柳 正洋院長

歯周病は繰り返す人も多く、進行を抑えるためにもやはり歯磨きが重要です。硬い物を噛むことでも、歯と歯茎の間からばい菌が押し出されて自浄作用が働きます。食べ物が歯と歯の間にはさまるフードインパクションのほか、咬合性外傷といって、食いしばりや歯ぎしりによって歯や周りの組織が傷つき抵抗力が弱まると歯周病菌に感染しやすくなりますので、歯科医院での噛み合わせのチェックも大事なことです。私は治療後、患者さんに「幸せになった?」と聞いているんですよ。歯はいつでも治してあげるから、幸せにいろいろ楽しんでね、という気持ちです。当院にはよく笑い声が響いています。どなたにも笑顔で帰っていただきたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/1本25万円~(税別)※本数・種類によって変動あり

Access