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実吉 健策 院長の独自取材記事

さねよし耳鼻咽喉科

(横浜市都筑区/センター南駅)

最終更新日:2019/11/06

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「この街に一目惚れしたんです」と穏やかな表情で語る実吉健策院長。院長を魅了した美しい港北ニュータウンの中心エリア、センター南駅から徒歩2分の場所に「さねよし耳鼻咽喉科」はある。ファミリーが多く住む街だけに、小さな子どもがたくさん訪れるそうだ。花粉症やアレルギー性鼻炎に悩む大人にとっても、院長の存在は心強い。実績と経験を築いてきた院長だが、その言葉はどこまでも謙虚だ。母校・東京慈恵会医科大学の建学の精神「病気を診ずして病人を診よ」を体現する院長を取材した。
(取材日2010年9月30日/更新日2019年10月17日)

ファミリーのための、わかりやすく通いやすい診療

まずは先生が医師をめざした理由をお聞かせください。

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小さな頃から、私はたくさんの生き物に囲まれて育ちました。動物が大好きだったんです。なので子どもの頃の夢は獣医師。手に取る本も宇宙や生物など自然科学に関するものがほとんどでしたね。そのような本を読んでいるうちに、「生命」そのものに興味を持ち始めました。生き物全般への関心とも言えますね。そして気がついたら獣医師ではなく、人間の生命を追求する医師の道を選んでいました。たまたま親戚に医師も多く、この仕事に対するイメージは、ある程度具体的に持って東京慈恵会医科大学へと進学しました。実際に医学部を卒業しても、まだ医師としては何もできない状態です。臨床の現場に立ち、教授や先輩たちの腕を自分の目で見て、そして良い部分を盗んでいく。医師という仕事は勉強も大事ですが、何よりも経験なのだと思いますね。ほとんど職人の世界に近いのかもしれません。

センター南駅から徒歩2分。とても便利な場所に開院されましたね。

私は横浜の出身ですので、開院するなら横浜市内と決めていました。いろんなエリアを検討したのですが、港北ニュータウンを実際に自分の足で歩いて、なんてきれいな街なんだろうと感動し、2001年にこの地に開院しました。このエリアは若いファミリーが多く、小さなお子さんがよくいらっしゃいます。保育園や幼稚園に通うお子さんの場合、いったん風邪が治っても、また繰り返してしまうケースが多いため、小さな患者さんと長いお付き合いになることもよくありますね。お母さん方とお話ししていると、このエリアにお住まいの方は健康に対する意識が高く、とても勉強されているなと感心します。お母さんたちのネットワークも充実しており、私に有益な情報を与えてくださる方もいます。だからこそ私も常に良い治療を行えるよう努力しています。

院内は広くてゆったりしてますね。

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ここはたくさんのお子さんが来院します。もちろん一人では無理なので、お母さん、あるいはお父さんも一緒に来られます。兄弟姉妹も連れて来院される方も多いですし、当院は土曜日も診療しており、家族みんなで来られる人も少なくありません。待合室もあっという間に大勢の人でいっぱいになるんです。そこでオンライン受付も行っています。パソコンや携帯電話から受付ができ、できるだけここで待つ時間を短くできるようにしています。もちろんご高齢の患者さんも来られますから、できるだけお待たせしないように配慮しています。治療面でも、耳・鼻・喉の中の様子をモニターに映して、患者さんにもご覧いただきながら、治療や説明を行っています。言葉だけの説明では限界がありますが、これなら状況も一目瞭然ですし、治療する意味もよくご理解いただけると思います。

相談しやすいクリニックを見つけることが大切

子どもが風邪をひいたら、耳鼻咽喉科・内科・小児科のどの科に行けばいいですか?

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それは決めてかかる必要はないと思います。なぜなら耳鼻咽喉科、内科、小児科のそれぞれの医師が、それぞれ診断・治療できる範囲を認識しています。ですから、まずは相談しやすいクリニックに行けばいいと思います。そこでお子さんの状況を詳しく話してください。どの医師も自分の手に負えないと感じたなら、どこそこのクリニック・病院がいいよと紹介してくれ、きちんと振り分けてくれるはずです。なのでお子さんが風邪をひいたときには、まずは相談しやすい医師のところへ行きましょう。当院もお母さん方が相談しやすいような雰囲気を心がけています。気軽に話してもらえれば結構なんです。診察に行ったときには、ただ医師からの質問に答えるだけでなく、気になったことは何でも話してください。それによってお子さんの症状をより具体的に把握できますから。

大人の患者さんも多いですか?

はい。特にアレルギー性鼻炎で悩んでいる方が多いですね。私は大学でアレルギー性鼻炎の研究と、アレルギー性鼻炎専門の外来での診療を経験してきました。医学は進歩してもアレルギー性鼻炎は今もなお完治が難しい病気です。まずはどういうことから症状が起きているのか、その原因を追及することから始まります。その原因が患者さんの生活と密接に絡んでいることがあります。誤解してほしくないのですが、患者さんの日頃の生活を非難しているのではありません。われわれ、日本人全体の生活スタイルや環境が大きく変わったことを指しています。かつての日本人は粗食を食べ、風通しの良い家に暮らしていましたが、現在は食生活も大きく欧米化しましたし、住まいも高断熱化しています。大気汚染も深刻な問題です。そこにアレルギーの要因が潜んでいるケースが少なくありません。

花粉症の患者数も、一気に増えましたね。

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一説では日本人の2人に1人が花粉症という時代が近づいているそうです。花粉症も解明されてないことは数多く、地域によって患者さんの数にも差があります。ちなみに港北ニュータウンは特別多いエリアではありませんが、決して少ないとも言えません。最近では花粉症の低年齢化も問題となっています。お子さんのくしゃみ、鼻水、鼻づまりが長く続く場合には、アレルギー性鼻炎の可能性もありますので、耳鼻咽喉科での相談をお勧めします。

確かな治療を当たり前に提供できるクリニックをめざす

記憶に残るエピソードはありますか?

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先ほどもお話ししましたが、医師というのは最初は本当に何もできないんです。私も研修医時代、非力な自分に対して不甲斐ない思いを抱いていました。そんな研修医2年目のある日のことです。当時私は内科で研修を受けており、その日は当直だったのですが、そこに喘息発作後に心肺停止となった患者さんが運ばれてきました。他に医師はおらず、自分しかいない状況でした。そこで気管内挿管し、蘇生措置を行いました。その後その患者さんは、1週間後には退院されたのです。とてもうれしかったですし、大きな自信も身につけることができました。自分の存在する意味がやっとわかったんです。同時に、医師としてのやりがいも強く感じるようになりました。本当にこの仕事は、このようなさまざまな経験の積み重ねなんですよ。

このクリニックでも多くの経験を重ねてこられましたね。

開院前は大学病院に勤めていましたが、大学病院の場合は、患者さんと密なコミュニケーションを取るのには限界がありました。しかしここで開院して、あらためて患者さんの目線を大事にした診療を大切にしたいと思っています。私が診るのは病気というよりも患者さんでありたいんです。これは母校の建学の精神でもあります。「病気を診ずして病人を診よ」。この言葉の意味は、医師としてのキャリアを積めば積むほど身にしみて理解できるようになりました。

丁寧な診療を続けておられますが、休日はちゃんと取られてますか?

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はい。映画を見たり、コンサートやスポーツ観戦に出かけたり、ジムで体を動かしたりとリフレッシュしています。ランニングが好きなので週1~2回走っています。都筑区にはきれいに整備された緑道がありますし、鶴見川~恩田川沿いなど走るコースには飽きないんですよ。自宅では3匹の猫を飼っているので、猫と遊ぶのも休日の日課の一つです。のんびり暮らしている猫を見ていると、自分のことを信頼してくれてるんだな、と幸せな気分になりますね。自分の夢は、患者さんから信頼される診療を続けることです。私が行っているのは、ごく標準的な診療だと思っています。特別に優れた技術を持っているわけではありません。その代わり、その標準的なラインは絶対に守ること。そして標準的な治療を、当たり前に患者さんに提供していくことです。今後も大好きな街の皆さんに信頼され、選んでもらえる医師でありたいと思っています。

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