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有坂 佳祐 副院長の独自取材記事

有坂歯科・インプラントオフィス

(宇都宮市/宇都宮駅)

最終更新日:2025/04/07

有坂佳祐副院長 有坂歯科・インプラントオフィス main

栃木県宇都宮市の「有坂歯科・インプラントオフィス」。院長の有坂隆一先生の父がこの地で開業し、現在は院長の息子の有坂佳祐先生も副院長としてクリニックを支え、地域に根差した診療を提供している。クリニック名にも入っているように、インプラント治療は1989年にスタートし、特に注力する分野である。高いレベルの治療を施したいと、インプラント治療の先進国であるスウェーデンで技術を磨いたという隆一院長がけん引し、数多くの症例を手がけている。難症例にも対応するため、遠方から訪れる患者も多いという。また、常勤の保育士による託児ルームも完備するなど、地域におけるかかりつけ歯科として、患者が治療を受けやすい環境づくりにも取り組んでいる。父の後を引き継ぐべく、日々研鑽を重ねる佳祐副院長に診療方針などを聞いた。

(取材日2025年3月4日)

宇都宮の地で長年、地域住民の歯の健康を守り続ける

こちらは非常に長い歴史を持つ歯科医院だとお聞きしました。

有坂佳祐副院長 有坂歯科・インプラントオフィス1

現在は父が院長を務めていますが、自宅に隣接したこの場所で最初に歯科医院を開業したのは、祖父です。私は東京の大学を卒業後、神奈川県の歯科医院に勤務した後、6年ほど前から、当院で診療するようになりました。現在は副院長として週4日当院に勤務し、それ以外の日は非常勤の勤務医として他院でも臨床経験を積んでいます。当院はクリニック名に「インプラントオフィス」とうたっておりますが、虫歯や歯周病、根管治療、予防歯科などの一般歯科の治療にも幅広く対応しております。長年この地で診療していますので、患者さんにも家族3代にわたって通ってくださっているような方もいて、本当にありがたいと思っています。

ご専門として掲げているインプラント治療は、1989年からと、だいぶ早い時期に始められたのですね。

はい。当時の日本ではまだ一般的ではなく、父からは、栃木県内でインプラント治療を始めたのも早かったと聞いています。これまで数多くの患者さんの治療を行い、難症例にも対応しています。インプラント治療は外科手術を伴うので、恐怖心などから迷われている方もいるかもしれません。当院では、インプラント治療について動画配信サービスやSNSでわかりやすく解説した情報の発信もしています。ご来院前にそういったものをご覧になっていただけると、不安が多少解消されるのではと思います。また、インプラントにしたくても歯科医院選びに悩んでいる方は多いようです。当院は駐車場も完備していますので、宇都宮市内だけでなく、隣の市や茨城県など遠方からお越しになる方もいます。ぜひ、ご相談ください。

院内は広く、ユニット数も多いですね。託児の施設も完備していると聞きました。

有坂佳祐副院長 有坂歯科・インプラントオフィス2

現在、12台のユニットがあります。最初からこの数ではなく、僕が幼い頃は4台だったと記憶しています。患者さんが増えるに伴って追加していき、昨年の改装でまた少し増やして現在の規模になりました。父と僕以外に非常勤の歯科医師が3人いて、それぞれが治療に使うのと、歯科衛生士がクリーニングやホワイトニングを行ったりしますのでね。託児のサービスに関しては、チャイルドルームというスペースに専任の保育士が2人おります。託児サービスご利用いただくことで、自分のことを後回しにしがちな親御さんたちにも安心して治療を受けていただければと思っています。

30年以上の実績のインプラント治療で、患者を笑顔に

インプラント治療の特徴について、改めて教えてください。

有坂佳祐副院長 有坂歯科・インプラントオフィス3

人間は年齢とともに歯周病などで歯を失うことが増えてきます。もしくは、なんらかの事情で割れてしまったりすることもあります。歯を1本失ったときの治療法として、従来は入れ歯かブリッジにする選択肢しかありませんでした。でも、入れ歯は食事のたびに取り外して掃除をしなければならない煩わしさがあるし、ブリッジは両サイドの健康な歯を削らなければいけないというデメリットがあります。それらの方法に比べて、他の歯への侵襲性が少ないことがインプラント治療で、そこが一番のメリットだと思います。自費診療になるので、費用が高いのがデメリットともいえますが、定期的な検診をきちんと受けていただければ、30年、40年と治療後の状態を保つこともめざせるので、治療する価値は大きいと考えています。

インプラント治療をすると決めた場合、どのような流れで治療が進むのですか?

まず、エックス線とCT、口腔内写真も撮らせていただき、お口の状態を確認します。あと、これは他院ではあまりやっていないと思いますが、唾液検査もしています。唾液の検査では歯周病や虫歯のリスクがわかります。さらに、口腔内を拝見して、実際に歯周病などの所見がないかも診察。それらの資料をもとに治療計画を立てて、事前に治療が必要な部分があれば治療をしてから、失った歯の歯根があった位置に人工的な金属の土台を埋め込み、その上に人工の歯を固定させる工程に進んでいきます。

インプラント治療はどのような方に向いている治療法ですか?

有坂佳祐副院長 有坂歯科・インプラントオフィス4

事故などで前歯がなくなってしまった方、食事でお困りの方にお勧めしています。また、歯がないと、口元がなんとなくクシャっとして老けた印象の顔になることも考えられます。インプラント治療ではそのようなお悩みにも対応できると思います。特に、女性の場合は見た目を気にされることも多いと思うので、有用な選択肢の一つではないでしょうか。そして、最初に来た時は暗い顔をしていた方が、思いっきり笑えるようになったらうれしいですし、そうなれるよう尽力していきます。

「治療しない」状態をめざして、予防歯科にも注力

先生は矯正歯科も得意分野ということですね。

有坂佳祐副院長 有坂歯科・インプラントオフィス5

小児の矯正と大人の矯正の両方に対応していますが、件数としては小児のほうが多いです。小児の歯並びには、普段の姿勢や生活習慣が大きく影響し、うつぶせでゲームをしたり、スマートフォンやタブレットを見続けて姿勢が悪くなったりすることで、顎の成長が阻害されることもあります。ですから、ただ歯並びのことだけではなく、それらの改善を図ることも必要です。あとは、小さいうちはどうしても口呼吸になりやすく、それも歯並びに影響します。舌を置く位置の調整や唇の筋力トレーニングなど、口呼吸を改善するためのトレーニングも行い、装置で補える部分は装置も使って矯正していきます。大人の矯正に関しては、通常のワイヤー矯正に加え、重症例でない場合はマウスピース型装置を用いた矯正を行うこともあります。

診療を行う上で、心がけていることを教えてください。

一番は、そもそも治療をしないで済む状態を保つことだと思っています。治療技術がどれだけ高くても、あくまでもオプションの一つにすぎないので、定期的な検診でチェックをして、できるだけ「治療しない」状態をめざしています。もちろん治療が必要であれば、こちらができる100%のことをご提供したいので、そのために日々勉強も続けています。患者さんに予防歯科の意識を高めていただくことも大切です。お口の中の写真をこまめに撮って、「歯茎がこういう色になっているので、歯周病の兆候があります」とか「ここまで変わりましたよ」など、視覚的に認識してもらうことを意識しています。唾液検査をして、「今虫歯リスクがこれぐらいあります」と数値で示すこともあります。それにより、患者さんが興味を持って一生懸命取り組んでくれると、こちらも励みになります。

近い将来、クリニック継承のご予定があるそうですが、今後どんなクリニックにしていきたいとお考えですか?

有坂佳祐副院長 有坂歯科・インプラントオフィス6

今すぐではありませんが、4~5年先をめどに父から継承する予定になっています。患者さんに高いレベルの医療をご提供し続けるのはもちろんのこと、スタッフ全員がハッピーな気持ちで仕事ができる環境づくりができたらいいなと思っています。当院には、20~50代まで幅広い年代のスタッフがおり、僕の考えがすべて正しいとは思わないので、みんなの意見も聞きながら、採用できるところはしていければと。実際に「ちょっと考えてみて」と宿題を出して、意見をもらうこともあります。働きやすさなどを含め、いろんな面からスタッフのモチベーションを維持することは大切で、それが患者さんの満足度にもつながるのではないかと考えています。


自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/45万7000円~、唾液検査/2200円、ホワイトニング/オフィスホワイトニング:1万円〜、成人のワイヤー矯正/60万円~、成人のマウスピース型装置を用いた矯正/88万円~、小児矯正/19万8000円~ ※症例により異なりますので詳しくはクリニックへお問い合わせください

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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