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小菅 哲 副院長、小菅 理絵 先生の独自取材記事

藤井・こすが歯科

(名古屋市千種区/茶屋ヶ坂駅)

最終更新日:2021/10/12

小菅哲副院長、小菅理絵先生 藤井・こすが歯科 main

名古屋市千種区の住宅街の一角にある「藤井・こすが歯科」。1957年に「藤井歯科医院」として開業し、約60年の長きにわたって地域密着型の歯科医院として近隣住民から親しまれている。2015年4月に現在の医院名に改名し、建物も含めて体制を大幅リニューアル。インタビューに答えてくれたのは、新体制から勤務している副院長の小菅哲先生と小菅理絵先生。ゆくゆくは理絵先生の父である藤井尚雄院長から同院を引き継ぐ予定だという2人に、歯科医師を志した理由からこれまでの経緯、リニューアルの際にこだわったこと、診療方針、今後の展望などについて語ってもらった。

(取材日2017年7月13日)

先代のアットホームな診療を引き継いでいく

歯科医師を志した理由とこれまでの経緯を教えてください。

小菅哲副院長、小菅理絵先生 藤井・こすが歯科1

【小菅副院長】私が歯科医師をめざしたきっかけは、高校生のときに大きな交通事故に遭ったことです。全身をケガして、歯も折れてしまいました。それでも、歯科医師の伯父がきれいに歯を治してくれて、「いい仕事だな」と思ったんです。もともと親戚に医療関係者が多かったこともあり、愛知学院大学歯学部への進学を決めました。卒業後は顎関節の専門施設などで勤務した後に、2015年から当院で働いています。
【理絵先生】私の祖父と父が歯科医師で、小さい頃から仕事をしている姿を見て育ちました。いつも患者さんから感謝されて、患者さんを笑顔にしている様子を見ていたので、私も同じようになりたいなと思ったんです。当院は祖父が1957年に開業。現院長である父から、いずれは私たち夫婦が引き継いでいく予定です。私たちが働き始めた2015年に「藤井・こすが歯科」と改名し、建物も大幅リニューアルしました。

リニューアルの際にこだわったことは?

【理絵先生】小さなお子さまからご高齢の方まで幅広い年齢層の患者さんに通っていただけるように、開放感と温かみのある空間づくりをめざしました。2階にはファミリールームを造り、診察台とお子さまが遊べるスペースを設けています。お母さんには安心して治療を受けていただいて、お子さまには楽しく遊んでもらい、歯科の怖いイメージをなくせるといいなと。当院は歯磨き指導にも力を入れていますので、歯磨き指導用の洗面台でいつもお子さまには歯磨きをしてもらっています。
【小菅副院長】また、2階にはカウンセリングルームもつくりました。患者さんにはしっかりと説明した上で、治療方針を納得いただいてから治療を進めていきたいと思っています。そのための部屋として活用していく予定です。

どのような患者が多いですか?

小菅哲副院長、小菅理絵先生 藤井・こすが歯科2

【小菅副院長】小さなお子さまからご高齢の方まで幅広く来院されています。院長が診ている患者さまは昔からのご高齢の方が多く、リニューアル後は若い世代の患者さまが少しずつ増えてきているように思います。最近の来院患者さまは歯に対する意識が高く、予防のための検診、またお子さまは女性の矯正歯科医に歯並び相談でみえる方が多いです。虫歯、歯周病はもちろん知覚過敏、入れ歯、審美、セラミック治療、親知らずの抜歯相談、外傷、顎関節などさまざまな理由で来院されます。皆さんクチコミやホームページを見て来られるようです。アットホームな診療を行ってきた院長に倣って、私たちも地域に密着して患者さんに寄り添った診療を引き継いでいきたいと思っています。

4人の歯科医師がそろい、患者のために幅広い治療を

先生方の得意な分野は何ですか?

小菅哲副院長、小菅理絵先生 藤井・こすが歯科3

【小菅副院長】過去に顎関節の専門施設で約6年勤務し、全国各地から集まる患者さんの症例をたくさん診てきました。この経験からも、顎関節に関しては詳しいと思っています。当院に勤務し始めた頃、「痛みがあって口が開かず、他の病院に通っても治らなかった」という患者さんがいました。しっかりと検査をすると、顎の関節円板がずれていることが原因だとわかったんです。治療したら口が開くようになり、とても喜ばれました。この患者さんには今でも定期検診で通っていただいています。顎がガクガクするなどお悩みの方には、気軽に相談していただけるとうれしいです。

理絵先生はいかがでしょう?

【理絵先生】私は院長である父が小学校の校医をやっていることもあり、小児歯科と矯正に力を入れています。小児の患者さんには、歯磨き指導もしっかりと行います。小学校の高学年になると、保護者の手が離れることで歯肉炎になってしまうことも多いんです。そのため、高学年のお子さまにも歯磨き指導を行っています。当院の歯磨き指導についてクチコミを聞いて、来院される方もいらっしゃいます。
【小菅副院長】やはり、基本は日常生活での歯磨きなんです。私たちが治療したとしても、きちんと歯磨きができないと意味がないですよね。また、理絵先生は子育て中の母親ということもあり、子どもの扱いはさすがだなと思っています。歯科医師と母親、両方の立場でアドバイスしているので、患者さんからも信頼されていると思いますよ。

その他の治療についても教えてください。

小菅哲副院長、小菅理絵先生 藤井・こすが歯科4

【理絵先生】 私の妹が矯正専門の歯科医師なので、月1、2回ですが一緒に治療を進めています。当院には、院長である父と副院長の夫、矯正専門の妹、私と4人の歯科医師が在籍していますので、治療の相談や情報の共有がしやすいのが特徴です。患者さんのさまざまなニーズに応えられるように、幅広い治療をめざしていきたいと思っています。また、妊娠中の患者さんも積極的に受け入れています。妊娠中は女性ホルモンの影響で歯肉炎になることも多く、安定期に入ったらしっかりとメンテナンスすることが大切です。もちろん、生まれてくる赤ちゃんのためにもメンテナンスは重要で、お母さんのお口の中がきれいではないと赤ちゃんにも菌がうつってしまう可能性があります。妊娠中に一度は歯のメンテナンスをすることをお勧めします。

地域密着型で安心できる診療所をめざして

診療する上で大切にしていることは何ですか?

小菅哲副院長、小菅理絵先生 藤井・こすが歯科5

【小菅副院長】一番大切にしているのは、患者さんに安心して治療を受けていただくことです。どうしても、「歯医者は痛い、怖い」といったイメージがあると思いますので、スタッフには患者さんが元気になれるように、笑顔で接するように伝えています。また、患者さんにしっかりと説明した上で治療を進めることも大事にしています。「少し痛いけど頑張ってね」とか「今日は麻酔する」など、きちんと伝えるようにしています。
【理絵先生】小さいお子さまに関しても同じで、少しでも歯科医院が好きになってもらえるように努めています。そのためにも、小さい頃から歯磨き指導だけでも通っていただくのは非常に大事なんです。遊び感覚で歯磨き指導のために来院していただいていると、診療台の上で口を開けることに慣れ、治療が必要になっても怖がらずに診療台に寝転がれるようになります。もちろん、歯磨き指導は予防にもつながりますよね。

今後の展開について教えてください。

【小菅副院長】当院の魅力は、先代から続くアットホームさです。患者さんと歯科医師の隔てがなく、長く築かれている信頼関係の中で治療を進めています。私たちもこのアットホームさを継承し、地域密着型で患者さんが安心できる診療所をめざしていきたいですね。また、新しい機器や治療法もできる限り導入していきたいと考えています。

最後に、読者の方にメッセージをお願いします。

小菅哲副院長、小菅理絵先生 藤井・こすが歯科6

【理絵先生】丁寧な説明、心のこもった治療ができるよう心がけています。毎日忙しい日々をお過ごしの方も多いと思いますが、3~6ヵ月に1度は歯のメンテナンスをされることをお勧めします。当院にはお子さまと一緒に安心して受診していただけるファミリールームも設置しています。小さなお子さま連れの方にもリラックスして治療を受けていただけるように努めていますので、お力になれるとうれしいです。
【小菅副院長】また、最近は予防への意識も高まってきています。歯がガタガタになってからでは治療も非常に難しく、患者さんへの負担も大きいです。そして、結局は予後も悪くなってしまいます。そうならないためにも、できるだけ早い段階で通っていただくことが大切。何でも気軽に相談していただければと思います。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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