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遠藤 利彦 院長の独自取材記事

えんどう整形外科

(横浜市都筑区/センター南駅)

最終更新日:2025/06/09

遠藤利彦院長 えんどう整形外科 main

ブルーラインのセンター南駅から徒歩2分、活気ある駅前エリアの一画にある「えんどう整形外科」。2003年に遠藤利彦院長が開業し、親子3世代が通うかかりつけ医として地域に根づくクリニックだ。突発的な外傷から慢性的な腰痛まで、整形外科に関するさまざまな診療に対応。その中でも「手」の症状を専門に扱っており、腱鞘炎や手根管症候群などの疾患を生活に支障がない状態まで回復させることをめざしている。医師としての責任を持ち、真剣に診療を行う一方、休みの日はプラモデルづくりなどを楽しむチャーミングな一面も遠藤院長の魅力だ。「地域の方が必要とする治療を誠実にこなしていきたい」と穏やかに語る遠藤院長に、2007年の初取材時から変化したことや変わらず大切にされている想いについて話を聞いた。

(取材日2025年5月13日)

どんな時代でも患者のニーズに応える治療を提供したい

クリニックの特徴や診療方針を教えてください。

遠藤利彦院長 えんどう整形外科1

当院は特別な治療や先進の設備を提供するようなクリニックではなく、地域密着型の一般的な整形外科です。しかし20年以上地域医療を支える整形外科としての責任を持ち、患者さまが求める治療をきちんと行えるよう、常に精進しています。開業当初から長くお付き合いしてくださっている患者さまも多いので、皆さんの信頼を裏切らないような診療をこれからもずっと提供していきたいですね。治療内容も、その時代や患者さまのニーズに沿ったものを提供できるよう、柔軟性を大切にしています。それをかなえるため、問診に時間をかけたり、デジタル化を積極的に取り入れて業務やデータ管理の効率化を図ったりして、患者さまに必要な医療を届けられるよう心がけています。

開業して20年以上たちますが、患者層や主訴に変化はありますか?

地域に住む方々の変化に伴って、当院に来院される患者さまの年齢層も変わりましたね。開業当初は若いご家族が多い街だったので、幼稚園生や小学生のお子さまのいる女性がメインでした。ここ10年は老人ホーム施設が増えたこともあり、ご高齢の患者さまが多くなっています。そのため今は、乳幼児からご高齢の方まで幅広く来院されている印象です。開業当初は幼かった患者さまがご結婚され、ご自身のお子さまを連れて来院されるなど、親子3世代で利用し続けてくださるご家庭もいらっしゃいます。小さなお子さまは公園で転んで骨折をするなどのケガ、成人の方では腰痛、腱鞘炎などが主な来院理由です。ご高齢の方は腰痛や膝関節痛、骨粗しょう症などがメインですね。当院は予約制でないため、突発的なケガや疾患にも柔軟に対応しています。

整形外科専門の医師として働く中で、どのような時にやりがいを感じますか?

遠藤利彦院長 えんどう整形外科2

大きなケガをしてしまった患者さまが、日常生活に戻れるほど回復された姿を見られたらやりがいを感じますね。ケガをしてしまった部位を治すことができて、「ありがとうございました」と言われたらうれしいと思います。診療室には私が作ったプラモデルを飾っているのですが、手にケガをした時などに取り組んでみるのもお勧めですよ。また、整形外科は内科よりも治療がうまくいかない場合がわかりやすいと思っています。医者のスキルや経験が、患者さまにも伝わりやすいという面もあるでしょう。なので、患者さまにとっても私にとっても満足度の高い治療を行いたいと思っていますし、常に妥協のない診療をめざしています。

生活に欠かせない「手」をできるだけ早く使える状態へ

整形外科の中でも、手の疾患やケガを専門的に診療しているとお伺いしました。

遠藤利彦院長 えんどう整形外科3

開業前から長く、手の疾患やケガを専門に診療や勉強をしています。地域でも手の専門だと認識されているため、手の腱鞘炎や骨折、脱臼などで受診される方が多いです。また妊娠中や授乳中、更年期の女性はホルモンバランスの乱れにより手の腱の滑りが悪くなりやすく、腱鞘炎や手根管症候群などで悩まれて来院される方もいらっしゃいます。出産や授乳を卒業すると症状が落ち着く方がほとんどですが、痛みが強かったり生活に支障が出たりする場合は、我慢せずに受診してください。他の整形外科で「妊娠中だから何もできない」と治療を断られてしまった場合でも、当院でできる治療を患者さまと一緒に考えていきますので、お一人で悩まずに相談してくださいね。

手の疾患やケガを診療する際に、大切にしていることを教えてください。

第一に、症状に対してできるだけ正しい診断を行おうと努めることです。診断がつかないと適切な治療を提供できないと思いますからね。診断では、患者さまが自覚している症状や困っていることをじっくりヒアリングし、エックス線検査や触診で実際の症状を把握します。特に触診は長年の経験がものをいうので、痛む部位がどのような状態になっているのか、私自身の手指で確認するのを重視しています。患者さまも私のことを手の専門だと認識されていると思うので、その信頼を裏切らないように診断は慎重に行います。診断後は、手をできるだけ早く使える状態に戻してあげたいという思いをモットーに、さまざまな治療法を組み合わせながら治療を進めていきます。手は使って初めて手といえますから、1日でも早く日常生活に戻っていただけるところまで回復を図るのが、最重要事項だと考えています。

骨粗しょう症の診療にも力を入れているとお聞きしました。

遠藤利彦院長 えんどう整形外科4

骨粗しょう症は年を重ねることで骨の量が減って脆くなり、骨折しやすくなる疾患です。当院でもご高齢の患者さまが増えたため、骨粗しょう症の早期発見・早期治療に力を入れています。骨粗しょう症の有無は骨の骨密度を測ることで診断でき、主に薬を使った治療を行います。歩く機会を増やしたり太陽の光を浴びたりなど、骨粗しょう症にならないための予防法もお話ししています。高齢になれば誰でも発症する可能性のある疾患ですので、年を重ねたら定期的に骨密度の検査を受けるのが望ましいです。

ケガをしたら自己判断せずに整形外科を受診してほしい

整形外科を受診したほうが良い症状やタイミングを教えてください。

遠藤利彦院長 えんどう整形外科5

基本的に、痛みがあって不安を感じたら整形外科を受診してほしいです。特に突き指や捻挫などのケガは、自己判断せずに医師の診断を受けてください。例えばちょっと指をぶつけて腫れてしまったけれど、放っておいたら治ると思って放置してしまう。数週間たっても腫れが引かないので医療機関を受診したら、実は骨折していたというケースも少なくありません。早期受診をしないでいるとケガが悪化してしまい、本来なら見込めたはずのところまでの回復が見込めなくなってしまうこともあり得ます。気になる症状があったらためらわずに、整形外科を受診しましょう。

お休みの日に楽しまれている趣味やリフレッシュ方法はありますか?

自宅で飼っている犬や猫と戯れることですね。現在は犬2匹と猫6匹を飼っていて、家の中はいつもとてもにぎやかです。保護猫を引き受けたり、庭先に住み着いた猫をそのまま家に迎え入れたりしているうちに大所帯になっていました。以前取材を受けた時には犬を2匹飼っていただけだったので、結構グレードアップしていますね(笑)。昔から好きだったプラモデル作りもさらにこだわりが出てきて、自宅に塗装スペースまで用意してしまいました。あとは最近、ハマっているアーティストがいるんです。土日にライブがあれば現場に行き、ペンライトを振りながら楽しんでいます。去年は博多や大阪など、かなり遠征しましたね。実は診療中も、ライブ用のネクタイをつけていることがあるんですよ。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

遠藤利彦院長 えんどう整形外科6

当院は整形外科の中でも手を専門にしていますが、腰痛や骨粗しょう症など整形外科に関わる疾患に幅広く対応しています。リハビリテーション設備も充実していますので、慢性的な痛みに悩まれているご高齢の方や交通事故でケガをして運動器官の回復が必要な方もぜひご来院ください。交通事故後のリハビリテーション先はさまざまな選択肢がありますが、まずは整形外科で医師の診断を受け、ケガの回復のために適したリハビリテーションを受けることが大切です。当院はこの地域の方々が整形外科治療を受ける入り口として、ちょっとした症状でも積極的に受け入れています。気になる痛みがあったり、運動器官の動きが悪く生活に支障を感じたりする場合は、気軽にご相談ください。

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