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山腰 英紀 院長の独自取材記事

港北肛門クリニック

(横浜市都筑区/センター北駅)

最終更新日:2023/05/15

山腰英紀院長 港北肛門クリニック main

ブルーライン「センター北」駅1番出口から徒歩10分。区役所通りを経て県道13号の看板を目印に曲がると、右手に「港北肛門クリニック」のブルーの建物と広々した駐車場が現れる。同院は、山腰英紀院長が2003年に開業した。痔などの肛門疾患や、大腸がん・ポリープの内視鏡検査、便秘や下痢など、さまざな悩みを抱えた患者が、性別・年代を問わず受診する。院内設備は、診察室や各検査に使用する施設、入院設備まで、患者のプライバシーへの配慮や利便性について山腰院長がこだわり抜いたものばかりだ。「明るい病院にしたい」「患者さんに笑顔で上を向いてほしい」と語る山腰院長。穏やかな笑顔の中にも、医療や患者に対する強い思いが感じられた。

(取材日2023年4月14日)

清潔感やプライバシー、快適さにこだわった設備

この場所に開業したのは、なぜですか。

山腰英紀院長 港北肛門クリニック1

横浜市立大学の医局に所属していましたが、神奈川出身ではなく、特にこの土地に縁はありません。でも、ちょうど開業を計画したときに街の開発が始まったところで、運良くいい地主さんにも恵まれ、広いスペースが確保できました。大腸・肛門外科で開業する場合は痔で受診する患者が多く、あらゆる痔に対して診断から治療を完結させようと思っていたので、エックス線や内視鏡などの検査設備や手術室に加え、入院設備は必須でした。日帰りで可能な手術もあるけれど、入院が必要な患者さんにも対応できないとしっかりした治療はできないというこだわりです。入院病床は19床あります。その他にも、理想とするクリニックの設備を思うとそれなりの広さが必要でした。

具体的に、どのような設備にこだわりましたか?

院内を全面バリアフリーにするのはもちろん、大腸・肛門外科という診療内容の性質から、診察や処置を行う設備には、清潔感やプライバシーへの配慮にこだわりました。便秘の患者さんへの処置などで浣腸を行う際に、待合室や診察室などに臭いが漏れないように、浣腸室を設けました。それから、内視鏡検査の前に洗浄液、いわゆる下剤を2時間かけて飲んで待機していただくための最大16人が入れる部屋もあり、中には専用のトイレを用意しました。その他、診察室ではベッドが周囲から見えないようにしたり、デリケートなお話を伺うにあたりカウンセリングルームを設置しています。

診察や検査をスムーズに行うことに加え、気持ちよく受診できるための心配りですね。

山腰英紀院長 港北肛門クリニック2

入院生活を快適に過ごしていただくための環境づくりにも取り組んでいます。開業当初から入院患者さんが病室で有線LANを使用できるようにしていて、現在は無線LANも完備しています。入院中に患者さん同士で交流できるデイルームも設置しています。雑談を交わして気晴らししたり、同じ病気の悩みを相談したり、先に入院されている方から経過を聞いたり、情報交換や不安の解消になればと思ったんです。そのほか、患部を清潔に保つためにも毎日、快適に入浴していただく環境を整えるなど、アメニティーにもこだわりました。

幅広い知識と高い専門性が必要な奥深い領域

大腸・肛門外科を専門に選んだのは、なぜですか。

山腰英紀院長 港北肛門クリニック3

もともとは外科が専門でした。横浜市立大学の大腸がんを専門とする教室に所属し、診療や研究に没頭し、直腸がんの研究で博士号も取得しました。転機は、肛門の診療を専門にしているOBの先輩のもとに出入りするようになったことです。それまでにも直腸と近い部位の肛門を診た経験はあり、1、2年勉強すれば一人前になれると軽く考えていました。ところが、肛門の疾患は多岐にわたり、高い専門性が求められ、奥深く、興味が募りました。例えば、手術治療は、一般外科だけでなく、消化器外科、血管外科、形成外科の知識や技術も必要で、疾患を治すだけでなく、肛門機能を改善し、形のいい肛門にすることが重要です。所沢肛門病院の勤務医として、肛門・大腸疾患の診療、大腸内視鏡検査およびポリープ切除を経験し、5年ほどたってやっと自信が持てました。さらに、初診から手術、術後の経過までトータルで診察したいという気持ちが強まり、開業に至りました。

大腸や肛門の疾患というと、やはり中高年男性の患者が多いですか。

そんなことはありません。当院では、痔や直腸脱など肛門周辺の疾患から、大腸のがんやポリープの検査、下痢や便秘などが主症状のさまざまな大腸の疾患まで、多岐にわたり診療を行っており、患者さんも老若男女、幅広い層が受診します。患者さんの男女比は半々で、親御さんが小学生のお子さんの便秘を心配して連れて来ることもあります。便秘一つ取っても、大人と子どもでは違いますし、患者さんによって原因や治療薬も違ってきます。だから、じっくりお話を伺って丁寧に診察することが大切です。

診療にあたり、心がけていることを教えてください。

山腰英紀院長 港北肛門クリニック4

まず第一に、患者さんが何に悩み、どんな目的で受診したのか、思いを探ることですね。診察する側の客観的な判断と、患者さんのおっしゃっていることが合致していることが大切なので、そこを探っていきます。患者さんのお悩みや訴えていることの原因を、必要な検査や診察によって客観的に突き止め、診断し、適切な治療を行う。この一連の流れが大事です。また、できるだけ早くお悩みを解決して差し上げたいので、基本的にスピーディーにスムーズに診察から検査、治療を進めていく方針です。大腸内視鏡検査は基本予約制ですが、「気になるなら今日検査しましょうか」と、診察の流れで内視鏡検査も行いポリープ切除まですることもあります。ただし、患者さんの中には「ゆっくり治したい」という方もおられるので、そのときは決して無理強いせずじっくり検査や治療を進めます。

大腸・肛門の診療を通じて全身を健康にしたい

力を入れて取り組んでいることはありますか。

山腰英紀院長 港北肛門クリニック5

大腸・肛門外科が専門ですが、大腸と肛門を治療するだけでなく、体全体の健康を維持するところまで踏み込んだ医療を提供したいと考えています。例えば生活習慣病などを実際に治療するわけではないけれど、大腸や肛門の状態を通じてアドバイスはできると思うんです。ですから、下痢や便秘を訴える患者さんに、食生活や、どのような仕事をしているか、無理せずに休養や睡眠を取っているかなど、さまざまな質問を投げかけます。患者さんによっては、余計なお世話だとか、薬だけ出してくれればいいと思われるかもしれません。でも、本来、薬を飲まずに済む状態になることが理想なので、必要な投薬はするけれど、まずは食習慣や生活習慣を見つめ直していただきたいということをお伝えしています。

モチベーションの源を教えてください。

患者さんに良くなってもらって、上を向いて笑顔になっていただきたいという思いで診療しているので、患者さんの笑顔や言葉がパワーになります。患者さんに信頼していただけること、感謝していただけることは、何よりうれしいものです。そして、多くの患者さんを診させていただき、経験を積むことで、僕自身、医師として成長できました。独り立ちできる自信を持って開業して20年、患者さんのおかげで自分自身がどんどん成長し、自信が確信になりました。60歳を過ぎてもなお、日々、学んでいます。

最後に、今後の展望と、読者の皆さんへのメッセージをお願いします。

山腰英紀院長 港北肛門クリニック6

大腸・肛門外科では、体のデリケートな部分や人には言いづらいお悩みが対象になるため、受診しづらいかもしれませんが、真摯に何でも相談に乗りますので、気軽にいらしてください。大腸がん・ポリープや炎症性腸疾患などの大腸疾患は増加傾向にあります。特に大腸がんは若年化の傾向がみられ、自覚症状が出てからでは進行していることも多く、早期発見・早期治療のためにも、定期的な大腸検査をお勧めします。先進の機器検査やポリープ切除を行い、大きなポリープや大腸がんは信頼のできる医療機関にご紹介いたします。 大腸炎、便秘症、過敏性腸症候群などの薬物治療、食事・生活指導、カウンセリングにも積極的に取り組んでいます。 開業から20年、地域に定着し、皆さんの信頼を得て診療を続けさせていただいています。これからも、ますます地域に貢献していきたいですね。

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