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内田 光哉 院長の独自取材記事

友愛歯科内田

(岡山市南区/備前西市駅)

最終更新日:2026/01/22

内田光哉院長 友愛歯科内田 main

岡山市南区に位置する「友愛歯科内田」は、「You & I」 の精神を掲げ、患者との信頼関係を何より重視する地域密着型の歯科医院だ。痛みや腫れなど急なトラブルに応える一次医療を中心に、無理な治療を勧めることなく、一人ひとりの生活背景や希望に寄り添った診療を大切にしている。電話やSNSなどで気軽に相談・予約できる体制を整備。待ち時間を抑えたスムーズな診療スタイルも特徴だ。院内では3匹の猫が自然体で過ごし、患者の緊張を和らげてくれる。人との対話を重視する温かな雰囲気から、治療だけでなく人生相談が持ちかけられることもあるという内田光哉院長は、地域の頼れる存在。同院の診療姿勢や大切にしている思いについて、内田院長に詳しく話を聞いた。

(取材日2025年11月18日)

患者と歯科医師である前にあなたと私の関係性を大切に

開院に至るまでの経緯を教えてください。

内田光哉院長 友愛歯科内田1

「友愛歯科内田」は1988年に姉が開院した歯科医院で、私は1989年7月に院長を引き継ぎました。私は大学進学で北海道に行き、東京の歯科医院で学びを深めていました。ところが姉が結婚を機に東京に転居することとなり、代わりに私が地元・岡山に戻り、これまでの経験を地域に還元することとなりました。院長に就任してからは同じ敷地内で建て替えを行い、歯科医院の上に住みながら診療を続けています。生まれ育った地域で医療を届けることは特別な責任感がありますし、開院当初から、患者さんとの距離の近さや温かい雰囲気を大切にしてきたのは、この土地でともに暮らしてきたからこそ自然に生まれた姿勢だと思います。

当時の岡山に戻ってきた際、どのような印象を持ちましたか。

東京での経験と比べると、岡山では歯科に関する情報が届きにくく、予防よりも痛みが出てから受診するという傾向が強くありました。若い方でも歯周病が進んでいたり、治療の優先度が高いケースが多かったのが印象的です。当時はインターネットも今ほど普及しておらず、地域によって歯科知識に差が出やすい時代でした。だからこそ、まずは痛みや腫れなど、困っていることに寄り添う第一次医療を徹底することが私の基本姿勢になりました。そこから少しずつ歯科の必要性や予防の大切さをお伝えしながら、地域の方々と一緒に口の健康を育てていく。この流れが「友愛歯科内田」の診療の原型になっていきました。

院名「友愛歯科内田」にはどのような意味が込められているのですか。

内田光哉院長 友愛歯科内田2

院名の「友愛」は「あなたと私」を意味する「You & I」に由来しています。歯だけを治す、治されるというだけの関係ではなく、一人の人として向き合い、信頼を育む場所でありたいという願いが込められています。実際、治療の話だけでなく人生相談や進路の相談を受けることも珍しくありません。それだけ患者さんが心を開いてくださるのはうれしいですね。最近ではクチコミサイトの評価を見て来院される方も増えましたが、根底にあるのはあなたと私という人間同士の関係性です。この名前が、「友愛歯科内田」の姿勢をそのまま表していると感じています。

痛みに寄り添い、自己選択を尊重する診療スタイル

診療で最も大切にしている姿勢は何ですか。

内田光哉院長 友愛歯科内田3

当院が重視しているのは第一次医療としての役割です。痛みや腫れなど緊急性のある状態で来院される方が多いため、まずはその不安を取り除くことを優先して考えています。歯科治療に苦手意識を持つ方も多いので、「まず痛いところを治しましょう。その後はご自身がどうしたいか決めてください」というスタンスで、無理に治療を勧めることはしません。継続して通う方は状態が良くなることが見込めますが、そのペースは人それぞれ。こちらが無理強いをしても長くは続かないのです。大切なのは、患者さんが自分の意志で選び、自分のペースで進んでいけることです。私は、その選択を尊重しながら伴走する存在でありたいと考えています。

予防や定期通院を促す際の工夫はありますか。

痛みや腫れなどで来院した患者さんには、クリーニングやチェックを少しずつ提案し、「次回もやってみよう」と思える形にしています。その後、定期的に通っていただけるかどうかを確認し、どうしたいのか、どうなりたいのかを丁寧に聞きます。歯医者に苦手意識を持つ方も多く、あれもこれも駄目と言われると心が折れることがあります。中には痛みだけ取れれば十分という方もいるため、無理に引き留めることはしません。けれども、そういった場合には半年後くらいに別の場所に不具合が出て受診されるケースも多いのです。一方で、定期的に通うことを選んだ方には口内環境の維持が期待できています。無理強いせず、選択肢を提示し、本人が納得して進める環境をつくることが大切です。こうした積み重ねによって、患者さんご自身の歯科意識が自然に高まり、予防に向かう方が増えていくのだと思います。

人とのつながりを大切にされているとのことですが、具体的にはどんな場面がありますか。

内田光哉院長 友愛歯科内田4

患者さんとは医療者と患者というより、人間同士の距離感に近い関係を築いています。連絡も電話だけでなくSNSやメールでも受けつけています。また地域の人からは果物や魚などのお裾分けをいただくこともありますね。そういう温かいやりとりが、地域の歯科医院らしさだと思うんです。また、院内で3匹の猫を「営業本部長猫」として迎えていて、来院した方を癒やしてくれる存在になっています。人として信頼していただくこと。その上で治療に進むのが当院らしさだと感じています。

予約や対応で工夫していることはありますか。

地域でいつでも相談できる歯医者でありたいという思いから、電話やSNSなどで気軽に相談・予約できるようにしています。また、待ち時間を最小限に抑えています。診療枠は30分単位で調整し、待ち時間は5〜10分以内で案内できるよう工夫しています。急なトラブルにも柔軟に対応できる体制を維持することで、患者の負担を軽くし、安心して通院できる環境をつくっています。以前は朝7時から診療し、痛みが強くて早朝から待っている患者さんに応じてきました。また日曜診療も、多忙な方や急な痛みに対応できるように続けてきた取り組みですので、後継者が決まった際には再開したいと思っています。

地域の人生に寄り添い、未来へつなぐ

歯科医師を志したきっかけについて教えてください。

内田光哉院長 友愛歯科内田5

私の家族は父が獣医で、親戚にも医療職が多く、自然と医療の道に進むという意識がありました。特に前院長である姉からは大きな影響を受けています。実際に転機になったのは、高校生の時に歯学部に入った姉の姿を見たことです。白衣を着て分厚い本を片手に勉強する姿が格好良く見え、自分も歯医者になりたいと本気で思うようになりました。当時はやんちゃな学生で勉強もあまりしていなかったので成績が足りず苦労もしましたが、歯科医になりたいという目標が明確になってからは勉強に熱中し合格することができました。

今後、地域にどんな歯科医院を残したいと考えていますか。

「いつでも相談しやすく、安心して通える歯科医院」であり続けたいと思っています。人と人の関係を丁寧に育てていく姿勢を大切にしてきましたが、その価値は医療技術がいくら進歩しても変わらないものだと思っています。現在は倉敷など遠方から来てくださる方が増えているのもありがたいことです。また歯科だけでなく、人生相談で若い子どもたちを連れてくる患者さんも頻繁にいらっしゃいます。それは、やんちゃだった学生時代の自分の経験が役に立つこともあります。昔の私のような悩みを抱えている子も、私の過去の話をすると素直に聞いてくれるんです。不登校で悩んでいた若者が大人になって立派なスーツ姿で現れた時はうれしかったですね。治療だけではなく、その人の人生に寄り添う存在でありたいと思っています。

今後の展望を教えてください。

内田光哉院長 友愛歯科内田6

将来的には当院を継いでくれる後継者を迎えたいと考えています。院長が変われば歯科医院の雰囲気も変わりますから、引き継いでくれた方の良いと思うことを信じてもらえたいと思ってきます。ただ唯一望むのは、人の時間と気持ちを大切にできる人です。患者さんのために泥臭くても誠実に向き合えることが何より大事です。早朝診療や日曜診療にも対応してくれると、地域の人も助かるだろうと思います。誰が引き継いでも、あなたと私という友愛の精神がこの地域に根づき続けることを願っています。

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