スタッフの働きやすさを追求し
笑顔あふれる歯科医院をめざす
タニダ歯科医院
(西宮市/西宮名塩駅)
最終更新日:2021/10/12
- 保険診療
働き方にも柔軟性が求められる時代だからこそ、働きやすい環境づくりは医療の現場であるクリニックにおいても重要な課題だ。ワークライフバランスが注目される中で、人材が定着しない・人材育成がなかなか進まないと悩みを抱えているクリニックも少なくない中、毎年スタッフが増え続け、今では総勢63人ものスタッフを抱える「タニダ歯科医院」。谷田英輔院長は「働きやすい環境を整え、スタッフが定着することで、業務に対する習熟度が高まり、結果的に質の高い医療の提供につながります」と笑顔を見せる。今回は谷田院長に働きやすい環境づくりや、スタッフへの想いなど話を聞いた。
(取材日2021年3月2日)
目次
自分自身で気づき、行動に移すことのできる“人財”を育てる
- Qこちらのクリニックはスタッフがとても多いですね。
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A
現在、外来診療・訪問診療あわせて歯科医師が13人、歯科衛生士が27人、全スタッフ63人が働いています。また、日本口腔外科学会口腔外科専門医をはじめ、さまざまな専門分野を持つ各種エキスパートが在籍しています。豊富な知識や優れた技術があるだけでは、患者さんから選ばれる歯科医院にはなれません。人材が重要で、全員のチームワークが必要です。そのためには働きやすい環境を整え、私を信用してもらい、「このクリニックで、この院長のもとで働きたい」と思ってもらうことが第一だと考えています。縁があって当院で働いてくれているスタッフは、全員同志です。
- Q働きやすい環境をつくるための具体的な取り組みとは?
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A
勤務時間はできるだけ短く、有休休暇などを取得しやすい雰囲気づくりを大切にしています。スタッフ数が多いため、副院長、チーフ衛生士、外来主任、訪問主任など各部署に責任者を置き、細かいところまで目が届くよう配慮しています。連絡は迅速かつ気軽にコミュニケーションがとれるようにスマホのアプリを使い、業務連絡だけでなく困ったことがあればすぐにアクセスしやすい体制を整えています。若手の歯科医師においては、総合的な知識や技術、そして自信を身につけてもらうため、私と各分野専門の歯科医師が同席のもと、さまざまな症例を経験してもらいます。コミュニケーションをとる上ではスタッフと同じ目線に立つことを大切にしています。
- Qホスピタリティーの向上にも常に取り組まれているそうですね。
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A
働く以上、条件や待遇をできるだけ上げたいですよね。そのためにはクリニックに多くの患者さんに来ていただく必要もあります。患者さんから選ばれるクリニックになるためには患者さんの満足度を上げなければいけませんので、当院では一人ひとりのスタッフが自分はどうすればいいかを常に考え行動しています。皆の意識が積み重なって結果になるのです。歯科医師の治療、歯科衛生士や受付の対応、それらすべてにおいて満足して、やっと患者さんから選ばれるようになるのです。マニュアルどおりのホスピタリティーではなく、自分自身で気づき、行動に移すことで真の満足につながると考えています。
- Qスタッフの皆さんはどのような方々ですか?
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A
みんな素直で明るくて自慢のスタッフですよ。一人ひとりが自分の子どもたちのような感覚で、親として見守る気持ちに似ていますね。チャレンジできるフィールドをどんどん用意して、一緒に成長していければうれしいです。そしてここでの経験を人生のステップにつなげてほしいと思っていますね。
- Q診療における強みを教えてください。
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A
「ここに来たら安心」そう思っていただける自信が当院にはあります。カウンセリングや治療前の説明を徹底し、じっくりと時間をかけてどんな些細な不安や疑問にも丁寧に寄り添うようスタッフ一同で努めています。初診にほかの歯科医師が担当した場合でも、必ず私がお顔を見てあいさつするようにしています。実はそこで、本当に患者さんが納得して満足されているかを確認しているんですよ(笑)。歯科以外の悩みや相談などざっくばらんにお話ししてもらえることも多く、地域の皆さんの心のよりどころに少しでもなれていたらうれしいですね。
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マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。