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呂正仁 院長の独自取材記事

呂歯科診療所

(川崎市宮前区/宮前平駅)

最終更新日:2021/10/12

呂正仁院長 呂歯科診療所 main

ブラッシングからインプラント治療まで、お口の健康をトータルにサポートする呂歯科診療所を訪れた。宮前平駅のスグ目の前という好立地で、本物の石やガラスなどの素材感にこだわったという診療所の内装は、素材のもつ質感がシックでセンスのよい雰囲気を醸し出し、落ち着いて診察が受けられそうだ。歯科用CTやデジタルパノラマ等の最先端の医療機器や日本に数台しかない診察台など、ひとつひとつにこだわりをみせている。もちろん一番こだわっているのは治療内容だろう。院長の呂先生は治療に対する思いを語ってくれた。

(取材日2009年5月15日)

尊敬と感動の2つがあるからこそ、仕事に情熱を燃やすことができるのです。

歯科医師を志したきっかけを教えてください。

呂正仁院長 呂歯科診療所1

川崎市幸区で生まれ育ちました。姉ふたりと兄の4人兄弟の末っ子で、相当ヤンチャだったと思いますよ。末っ子だからでしょうか、負けず嫌いな性分は今でも変わりませんね。高校生の頃はアパレル関連の仕事に就きたかったのですが、父は子どもたちに国家資格のある仕事や手に職をつけるように強く言っていました。パイロットや弁護士なども考えましたが、父と同じ歯科医師の道を選びました。兄も同じように歯科医師です。しかも、「呂歯科診療所」という同じ名前で都内で開業しています。まぁ。名前に関しては、私が兄の診療所をわざと真似したんです。だって、面白いでしょう?

先生が得意とされている治療はありますか?

どの治療も得意で、オールラウンドにやっています。インプラントも虫歯の治療も僕にとっては、同じように力を注いでいるのですが、患者さんにとっては、治療が大掛かりで期間も費用も要するインプラントの方が喜んでいただいていて、ときには涙して喜んでいただくこともあります。患者さんの喜ぶ姿を見るのはとても嬉しいことなのですが、歯科医師の立場からすれば、インプラントも虫歯も変わりなく治療に当たっていますので、ちょっぴり複雑な気持ちになります。虫歯治療ももっと喜んでもらえると嬉しいんですけどね。

患者さんの期待に何としても応えたいから、慎重に確実に治療を行っています。

インプラント治療で心がけていることをお聞かせください。

呂正仁院長 呂歯科診療所2

すべての処置で安全で安心な治療を心がけています。特に専門とするインプラント・歯周外科など、手術を要する処置が多くあるため設備・衛生面には気を使っています。2年前に19年過ごした愛着のある宮前平駅裏側の医院から現在の場所に移転をしたのも、歯科用CTの導入と術前シュミレーションソフトの更なる活用と、より設備の整ったオペ室を作り、安全なインプラント手術を行える環境を高めたく考えて決めました。また昨年からは主にインプラント埋入手術時に、専門のドクターとともに静脈内鎮静法(セデーション)を取り入れています。これは手術に対する恐怖心をお持ちの方や、痛みや音・治療時間が気になる方、高血圧症や狭心症などの方など、精神的な緊張をやわらげることで血圧や心拍数を安定させる療法です。術前から術後までモニターをセットさせて頂き、患者様の全身の状態をモニタリングしながら手術しますので安心して楽に手術を受けられるとご好評いただいています。術前に歯科用CTで目に見えない内部の様子を把握することや、シュミレーションソフトを使ってどのような手術をするのかを手術前に患者様と一緒に確認をすることで、不安を解消しさらに安心して手術を受けていただけるようになりました。

―治療後の患者さんの喜びの声が先生のモチベーションになっているのだとか?

呂正仁院長 呂歯科診療所3

以前勉強会の仲間達に「手術を慎重にやりすぎて時間がかかる時があるね」と言われた事があります。確かにステップごとに確認作業をしながら確実に進めていくのが私のやり方なので驚いてしまった患者様もいらっしゃいます、すみません(笑)。インプラント・外科手術は、私達長年の経験を持った術者側からすれば日々の治療の中の一つかもしれません。でも患者様にとっては人生で何度も無い大きな経験だと思うんですよね。インプラントを入れて「まるで昔の自分の歯のように噛める!食事ができる!!」「人前で口をあけることが嫌じゃなくなった!」と涙ながらに喜んで頂けることがあります。患者様のライフスタイルまでもを変化させる事のできるこの大きな治療方法に、失敗や手抜きはしたくない、期待に答え続けたいと思うといつもの事ながらお一人お一人に慎重になってしまいます。

後進を育成することが、本当の意味での地域貢献になると思っています。

どのような時に歯科医師としてのやりがいを感じますか?

呂正仁院長 呂歯科診療所4

いつも仕事に対してやりがいを感じています。仕事というのは、その仕事に尊敬の念を持って取り組むことができ、感動を与えられるものであると思っています。尊敬と感動の2つがなければ、仕事ってちっとも面白くないと思うんです。僕は、尊敬できる仕事に就いたからこそ、仕事に熱中でき、休みの日でも夜遅くでも仕事ができてしまう。そして患者さんによって感動をもたらしてもらっているといつも感じています。患者さんの喜ぶ姿が僕を支えてくれて、僕を成長させてくれているんだと実感していますね。

休日はどのように過ごしていますか?

呂正仁院長 呂歯科診療所5

以前はゴルフに熱中していて、休みとなれば必ずゴルフクラブを握っていました。持ち前の負けず嫌いが災いし、納得いくまで練習をしなきゃ気が済まなくなり、これでは本業に差し支えるので、現在はゴルフは休業中です。ゴルフをしない分、今は勉強会や講習会などに参加して、少しでもスキルアップできるように日々勉強に熱中しています。とは言うものの、家族を放っておくわけにはいきませんので、先日は久しぶりに娘たちと一緒にスキーに行ってきました。実は、大学時代は山形県のスキー場近くのペンションに週末だけ住み込みでバイトをしていたほどスキーにはまっていて、準指導員の資格を持っています。シーズン中は、金曜の授業を終えてから現地へ向かい、月曜の授業に間に合うように帰ってくるというスケジュールでした。住み込みでしたらか、宿代もかからずスキーが楽しめました。

今後の展望をお聞かせください。

インプラント手術を始めてもう10年以上経ちました。お蔭様で多くの経験をさせて頂きましたが、その中でも失敗が少ないと高い評価を頂き、今年度からインプラント関係の勉強会で講師を務めることになりました。私自身もいくつかの勉強会に所属しており、休診日や診療外の時間を使って様々な講習会に参加して日々進化する歯科医療・技術を学び続けています。また、この4月から今までの区・市・県の仕事に加え、日本歯科医師会の広報委員会での仕事も加わりました。現在私の院には7人の歯科医師が専門分野を活かしながら皆で学び教えあい、日々切磋琢磨しながら勤務しています。院内の勉強会や講習会の情報も教えあって、素直に学ぶことを望んでいるスタッフ達です。私自身もまだまだ学ぶ身でありますが、このスタッフ達を見ているとときに懐かしく羨ましく思う時があります。今自分の診ている患者様達を10年後20年後に誰がケアできるのか?本当の意味での地域社会に貢献するためにも、次世代の人材を育てていくことも今後の課題でしょうね。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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