京阪本線土居駅から南へ歩いて5分。大通りから少し入った静かな住宅地の一画にたたずむ「田中歯科」は、この地で20年近く続く町のクリニックだ。現在、院長である父親から託されてクリニックの全般を仕切っているのは、副院長である田中豊彦先生。少年時代からなじみのあるホームグラウンドへ戻って約3年、地域に根差したかかりつけ医としての役割をしっかり継承しつつも、予防を中心とした患者の意識の向上や新たな層の拡大に並々ならぬ情熱を注いでいる。そんな田中副院長に、地域の人々に対する思いやクリニックの存在意義、新たな取り組みなどについてじっくり聞いてみた。

（取材日2019年1月16日）