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柳田 和彦 院長の独自取材記事

やなぎだ歯科

(大阪市住之江区/コスモスクエア駅)

最終更新日:2025/09/12

柳田和彦院長 やなぎだ歯科 main

トレードセンター前駅から徒歩で3分。南港コスモスクエア地区のランドマークとして知られる大阪府咲洲庁舎の3階に「やなぎだ歯科」がある。建物が完成した1995年から現在まで、近隣の住民やオフィスワーカーの歯の健康を守り続けている。歯科医師だった父の背中を見て育ち同じ道を志したという柳田和彦院長は、地域のかかりつけ歯科医として患者とのコミュニケーションを大切にしながら、予防歯科に力を入れた診療を続けている。また通院困難な高齢者を対象とする訪問診療や、大阪市住之江区歯科医師会会長として市民を対象とする啓発活動や、学校歯科医を務める中学校での講演なども行っている。幅広い対象に向けてより良い歯科診療の提供に努めている柳田院長に、これまでの経緯や診療の内容などについて話を聞いた。

(取材日2023年6月1日)

幅広い層の患者に対応し予防歯科に力を入れる

開院からこれまでの経緯と、患者さんの層を教えてください。

柳田和彦院長 やなぎだ歯科1

このビルができた1995年に開院しました。当時は民間の施設でしたが、後に大阪府の庁舎になり、現在に至ります。患者さんはこのビルにお勤めの方と、住之江区南港にお住まいの方とが半々ずつくらいですね。南側に古くからのポートタウン住宅団地があり、開院当初から通われている方もいらっしゃいます。中には自分だけでなくお子さんやお孫さんなど、家族ぐるみでおいでになる方も少なくありません。だから年齢層はかなり幅広いですね。歯周病予防の意識が高く、定期検診のために欠かさず来てくださる方も多いです。ただ少子高齢化の影響もあり、お子さんの患者さんは減ってきていますね。

診療の内容や方針に特徴はありますか?

当院で標榜しているのは歯科と小児歯科です。歯科の診療で一番大事だと思っているのは、根管治療です。そのままでは抜かなくてはいけなくなる歯を残すために、駄目になった神経などを取り除き、中をきれいに消毒して詰め物をする治療ですが、この治療がしっかりできていないと、詰め物をしてもしばらくしてからまた痛くなり、再治療が必要になったりします。そうならないように、十分な時間をかけて、丁寧に治療するように心がけています。

予防歯科に力を入れているとお聞きしました。

柳田和彦院長 やなぎだ歯科2

予防歯科の分野では、PMTCという、専用の機器などを使用した歯のクリーニングに力を入れています。歯科衛生士が1時間ほどかけて行うクリーニングで、まず歯周病の検査などを行ってからざっくりと歯石を除去し、歯の表面をきれいにします。歯石を取るのは痛そうだという方もいらっしゃいますが、当院では超音波スケーラーを使い、できるだけ痛みが少ないような施術を心がけています。歯面清掃の後は歯茎のマッサージを行いますが、これが気持ち良くて眠たくなってしまうと思いますよ(笑)。

コミュニケーションを重視し、丁寧な説明を心がける

治療の進め方はどのようにされていますか?

柳田和彦院長 やなぎだ歯科3

初診の方はまず問診票に記入していただき、その内容を受けて簡単な診察を行います。患者さんの悩みや不安などをお聞きしながら、全体的なチェックをして、口腔内検査やエックス線検査などを行います。検査結果と所見からどのような治療が必要なのかを説明し、治療の方向性をご提案します。患者さんの状態によって何回くらい通院が必要なのか予測できるので、通院のペースもご相談した上で、治療計画を立てます。例えば治療に4回の通院が必要なケースの場合、週1回の通院なら1ヵ月、週2回来ていただければ半月で治療が終わることになります。

患者さんと接するときに心がけていることは?

大切にしているのは、患者さんとのコミュニケーションです。中でも重要なのは、説明をきちんとすることです。現状どうなっていて、どのような治療が必要で、治療後はどうなっていくのかをしっかりとお伝えするようにしています。また治療の期間についてもどれくらいかかるかをお伝えします。いつ治療が終わるかわからないのは、患者さんにとって不安になりますからね。開業当初に比べると時間的な余裕ができてきたので、世間話なども多少はできるようになりましたが、本当はもう少しいろいろなお話をしてコミュニケーションを取っていきたいと思っています。

スタッフさんとのコミュニケーションはどのようにしていますか?

柳田和彦院長 やなぎだ歯科4

スタッフは歯科衛生士が非常勤を含めて3人と歯科技工士が1人、歯科助手が3人在籍しています。スタッフからの提案なども良いと思えばできるだけ取り入れるようにしています。患者さんにリラックスしていただくため、香りが苦手ではないという方にはアロマオイルを使用しているのですが、それもスタッフからの提案でした。また、講習会や勉強会なども、スタッフから希望があるときは当院が費用を負担して参加してもらっています。

生涯現役を目標に、より良い医療の提供に尽力したい

訪問歯科診療もされているそうですね。

柳田和彦院長 やなぎだ歯科5

現在は週に2日、昼休みを利用して行っています。その日は午前の診察を12時までにして、1時までに昼食を取って1時から訪問に行って3時までに帰ってきます。訪問診療はもう少し手を広げたいんですが、新型コロナウイルス感染症の影響もあってあまり増えていないですね。対象となる患者さんは通院が難しいお年寄りの方で、老人ホームにお住まいの方と在宅の患者さんです。最初は緊張されると思いますが、気を紛らわせるように世間話などをしながら診察します。治療の内容はほとんどの方が口腔ケアですが、たまに義歯の作製をすることもあります。

歯科医師会の会長さんもされているんですね。

住之江区歯科医師会の会長をさせてもらっています。歯科医師会としては住之江区の歯科の先生みんなが、それぞれの地域の皆さんのためにより良い歯科診療を提供していけるようにと考え、いろいろな活動をしています。最近も住之江区と歯科医師会が協賛して、歯科検診の結果が良かったお子さんとご家族の方を対象とする「良い歯のコンクール」というイベントを開催しました。そういった行政と協力し合った取り組みにも力を入れています。また、私は学校歯科医もしているんですが、検診に行くだけでなく、授業の時間を使って虫歯と歯周病の話をすることもあります。それはもう10年くらい続けているんですが、そういった活動を通じて、予防の意識を高めていけたら良いなと思います。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

柳田和彦院長 やなぎだ歯科6

生涯現役を目標に、今後も地域の皆さんのかかりつけ歯科医として尽力していきたいと思っています。同じビル内の大阪府咲洲庁舎職員の方には仕事帰りなどぜひ気軽に通っていただきたいですね。この地域の特色の一つとして、近くに港があるので船員さんが来られるんです。だから患者さんの住所が遠方だったり、外国の船員さんが「歯が痛い」と来られることもあります。翌日船が出てしまうので1日で治療してくださいとお願いされることもありますよ。最近では大阪万博関係の仕事で関東からこちらに来られているという患者さんがいらっしゃって、いよいよ万博の雰囲気も感じられるようになってきました。万博が始まったら、患者さんの層も変わってくるのかもしれないなと思うこともあります。いずれにしても、地域の方をはじめとする幅広い層の患者さんのために、より良い医療の提供をめざしていきたいと思っています。

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