宮崎 利彦 院長の独自取材記事
宮崎歯科医院
(吉川市/吉川駅)
最終更新日:2025/08/13

武蔵野線吉川駅から車で約15分、またはタローズバス吉川線の「鍋小路」バス停下車、のどかな田園地帯と住宅地の広がるエリアにある「宮崎歯科医院」は開業から25年以上、地域の人たちに親しまれている歯科医院だ。院内は天井が高く明るい雰囲気。玄関や待合スペース、診察室は広く開放感があり、診察前の緊張感を和らげてくれる。宮崎利彦院長は、一般歯科から矯正、インプラントなど幅広い歯科診療に対応しながら、痛みの少ない治療にも配慮している。そんな宮崎院長に診療にかける思いから趣味までさまざまな話を聞いた。
(取材日2018年8月2日)
この地で続く宮崎家14代目として地元に貢献したい
開業して25年以上がたちますね。

宮崎家はこの地で古くから生活していますので、私も生まれ育ったこの地で微力ながら歯科医師としてお役に立ててうれしく思っています。来院される患者さんは多くが地元か近隣エリアの方々ですが、中には埼玉県の中央部からわざわざ来ていただいている方もおられます。私は、ずっと継続して麻酔科での研修を続けており、以前は母校・神奈川歯科大学で、今は日本大学松戸歯学部で研修しています。歯科麻酔は私の専門の一つですので、歯科治療に恐怖心のある患者さんで痛みに配慮しながらの治療をご希望の方がいらっしゃっています。患者さんは、開業当初よりも現在のほうが歯に対して関心の高い方が格段に増えてきている印象があります。
歯科医師をめざされたのはどうしてですか?
高校時代に周囲にいた友人が医療系に進学する人が多くて、その影響で自分もなんとなく良さそうだなと思って進んだのですが、結果は大正解と言えますね。どんな仕事でも仕事というものは人の役に立つ尊いものですが、歯科診療のように、直接「ありがとう」と感謝される職業というのは世の中に数少ないと思います。ダイレクトに人に感謝されるような働きをさせていただけるわけですから幸せですよね。誰しも人から感謝されるとうれしくなるものだと思います。それが仕事なわけですから。これほど素晴らしいことはありません。この職業を選んで良かった、と思いますね。
理想の歯科医師像はありますか?

まずは歯科医師としてトータルの技術をずっと上げ続けたいです。私のモットーは一流の町医者です。そして「名医ならずとも良医たれ」という言葉が大好きです。私には尊敬する師が2人いて、1人は完全なる理論派。もう1人はとても感覚を大切にする先生でした。今私は理論的に裏打ちの持てるエビデンスのある治療方針を根底に、その患者さんの生活まで考えて最も適していると思われる治療方法を選択しています。そして人として、子の親として恥ずかしくない歯科医師でありたいと常に思っています。
うそやごまかしのない治療を
外部の勉強会などにも積極的に参加されていますね。

医療系の仕事に従事する者にとって、患者さんの体を診させていただくからには、最新の知識や技術を身につけることは義務だと考えています。歯科医療の世界は進歩は早く、たぶん5年勉強をしなければまさに浦島太郎状態になることでしょう。私が参加しているスタディーグループでは、尊敬する先生方がたくさんいらっしゃるのでその方たちから指導を受けています。その先生方とまったく同じことができるわけではありませんが、そのエッセンスを日々の診療に生かしたいと考えていますし、そうした場に身を置くことで自分自身もより一層成長できると確信しています。
スタッフ教育も熱心に取り組まれています。
院内の勉強会は月に1回行っています。みんなが持ち回りでテーマを決めて勉強しているわけですが、15年は続いているでしょう。継続は力です。しかし、歯科の特別な知識を勉強会だけでスタッフみんなが共有できるわけではありません。日々の診療の中で、スタッフみんなに細かく説明するようにしています。例えば新しい技術を導入した時には、なぜこの技術が以前のものより優れているのか、このような方法にはどのような意味があるのか、と理論づけて説明するようにしています。そうすることでより深く理解することができますし、同じ知識・行動でもそこにある意味を知っておくことでスタッフのモチベーションも上がります。またそうして詳しく知っておくことで、うそやごまかしが利かない環境がつくり出せます。全員で正直で丁寧な診療をすれば、互いに嫌なストレスを抱えることもありませんし、患者さんも診療に満足していただけると思うのです。
日々の診療におけるポリシーはありますか?

うそやごまかしのない治療をするとともに、患者さんにとって「ありがた迷惑」な治療をしないということですね。またすべての治療において満足できるレベルを維持したいと思っています。お口の健康にはバランスが大切です。どこか一部分でも弱い部分があればそこから崩れて全体の健康が失われてしまいます。歯周病の管理やメンテナンスが悪ければ、いくら虫歯を治療しても、インプラントを入れても、長持ちしません。歯科の治療というものは根の治療、矯正、義歯、かぶせ物、外科などといった幅広い知識と技術の集合体なのです。さらに常に新しい治療法も日々考案されていますので、アンテナを広げて情報を取捨選択しています。歯周内科、見た目を重視した部分入れ歯など、一般的でなくとも効果の期待できる治療法も取り入れています。
一番大切なのは予防
歯科治療で一番大切なことはなんでしょうか?

高名な先生方もよく言われていますが「必要以上に触らないこと」ですね。歯というのは削ったら元には戻りませんし、永久修復と言えるものは多くありません。さらにすべての治療法が完璧であるとはいえません。ですから治療は必要最小限にとどめなくてはならないと考えます。例えば初期虫歯なら私はそのまま様子を見ます。当院の歯科衛生士はとても優秀ですので、そんな虫歯を見つけるとすぐ私に報告してくれますが、進行していなければそのままなんの処置もしません。ずっと様子を見続ける必要はありますが、一生進行しないなら治療の必要はないというのが私の考えです。ただし大きく壊れてしまったときには、的確な大がかりな治療も必要になります。この場合は中途半端なことをするのではなく、時間がかかっても高度な治療も含めてきちんと直さなければ歯を失うことになります。一番大切なことは良い状態を長続きさせることです。
患者自身ができるお勧めのケア方法を教えてください。
食べたら磨く、それに尽きます。そこでお勧めしたいのがメンテナンスでの定期的な通院です。継続的にメンテナンスに通っている方の口腔内は大きく壊れることはありません。私は歯科医院でのメンテナンスを学校の定期テストのようなものだと考えています。もちろん何かテストをするわけではありませんよ。テストがなければなかなか勉強しませんよね。でもテストのような日頃の頑張りを他人が評価する機会があれば、人は頑張れると思うんです。メンテナンスの予約の日が近づくと誰しも少し熱心に磨いてくださると思います。それがだんだんと癖のようになって磨く時間が長くなったり、丁寧に磨くことが身につくのではないでしょうか。当院では患者さんのお口の中の様子に小さくても良くなったところがあれば積極的にお声がけするようにしています。そんな小さな体験が患者さんご自身のメンテナンス熱を少しでも上げることができればうれしいですね。
最後に読者へのメッセージをお願いします。

今、治療中の部分のことで疑問があったら、ほかの歯科医師の意見を聞くことはとても良いことだと思います。しかし、不安が強いからといってドクターショッピングのようにあちこち頻繁に通院先を変えられるのはお勧めできません。余計に混乱してしまう可能性もあります。当院では患者さんに医療的にがっかりさせることは決してしないよう、スタッフ全員で努力しています。なんでもお気軽にご相談ください。私たちと一緒にお口の健康を守っていきましょう。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント/37万円~、床矯正/15万円~