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前田 晃利 院長の独自取材記事

前田歯科

(さいたま市中央区/与野駅)

最終更新日:2026/01/15

前田晃利院長 前田歯科 main

1997年の開業から30年近くたったとは思えないほど、明るく清潔感あふれる院内。開業当初から足を運ぶ常連もいるなど「前田歯科」は世代を越えて慕われてきた。温かな関西弁が印象的な前田晃利院長は、とにかく相手に寄り添い、自分の家族のように患者と接してきたそう。治療は必要だが治療しすぎてしまうとデメリットが大きくなる、との考えから「削らない・抜かない」治療の大切さと、予防歯科の必要性を訴える。歯科医師が患者のためにと思ったことが、決して一番の方法ではないなど、長く続けてきたからこそわかることも多いという。何が正解かは人それぞれ違う。だからこそ「聞いて話して、相手の気持ちを想像し、自分ができることをしたいです」と意気込む。そんな前田院長に、これまでの軌跡や、診察にかける想いなどについて尋ねた。

(取材日2025年12月10日)

長きにわたり、地域に慕われ続けてきた歯科医院

開業から30年ほどたちましたが、現在までいかがでしたか?

前田晃利院長 前田歯科1

開業当初に比べると、今ではメンテナンス目的で通院される患者さんが増えてきました。これは、予防への意識が高まってきたおかげかもしれません。当院では、検診の時期をお知らせするために、はがきを郵送しています。その案内を見て予約してくださる方がもっと増えたら、うれしいですね。私自身も年齢を重ねていますが、開業当時から通ってくださっている患者さんは、今ではかなり高齢になっています。それでも変わらず足を運んでくださること、本当にありがたい限りです。お子さんからご年配の方まで、「先生、またお願いします」と言っていただけるような、そんなクリニックであり続けたいと思っています。

今まで築いてこられたキャリアについて伺います。

開業前は、地元の関西や関東で複数のクリニックに勤務し、経験を積んできました。師事していた先生の「一通り、自分で治療できるのが当たり前」という考えのもと、徹底的にさまざまな技術を学びました。何かの分野に特化してそれを専門に、というよりも、地域の患者さんのさまざまなお悩みに応えられるよう、一般歯科から小児歯科、歯周病治療、根管治療、入れ歯、予防歯科、顎関節症、親知らずやインプラントなどの外科治療、さらに審美歯科まで、幅広い分野を学び、オールラウンダーな歯科医師をめざして努力を重ね今に至ります。

どのような患者さんがいらっしゃいますか?

前田晃利院長 前田歯科2

メンテナンスの方が一番多いです。また、虫歯や歯周病の治療、入れ歯のご相談が目立ちます。入れ歯を長年使っていたことで、形や口内環境が変化してしまい、調整が必要となった方も増えました。実は「手先を動かす細かな作業」が得意だったため、それを生かしたいと思ったことが歯科医師になった理由の一つです。そのため、入れ歯や詰め物、ブリッジなど補綴に関する技術には注力してきました。患者さんの口内環境は日々変化していきます。状態を見極め、ベストな補綴物に調整し、違和感なく噛めるように治療を行っていくことが、歯科医師の力量だと思っています。補綴物が合っていないとバランスが悪くなってしまい、口内環境がガラリと変わってしまう原因となります。それだけに、慎重に調整を重ね、その人に合ったものに仕上げる必要があります。

噛み合わせと密接な、全身の健康をトータルサポート

噛み合わせは口内環境だけでなく、健康にも大きな影響があるのですね。

前田晃利院長 前田歯科3

歯並びと噛み合わせは本当に重要で、バランスが数ミリ違うだけで、口内を飛び越え、全身の不調にまで影響を及ぼすことがあります。「何かおかしいな」と思っていても、その違和感の原因が噛み合わせだとは気がつかない人が多いので、さらにやっかいなんです。当院では最初の段階で、歯の欠損や高さといった噛み合わせを含めた診察を行うようにしています。噛み合わせが悪いまま治療に入ってしまうと、歯がダメージを受けやすくなり、予後が悪くなる可能性が高くなります。歯がグラグラ動きやすくなる、歯茎が腫れるなど歯周病の原因となったり、顎の関節がダメージを受けて口を開けると痛みが出てしまったり、将来的には顎関節症を引き起こすこともあるんです。そして、どんどん悪化してしまうと、頭痛や耳鳴り、めまいといった内科的な症状につながり、肩凝りや腰痛など体へ症状が広がってしまう怖さがあります。

レーザー治療には、どのようなメリットがあるのでしょうか?

私の場合は、口内の襞と呼ばれる小帯を切除する際や、歯茎など軟組織の治療によく使います。歯肉の切除、親知らず抜歯後の止血、神経や口内炎の治療など幅広い症例で使用できます。メスよりも扱いが簡単なので、治療箇所に対して精密にアプローチすることができ、ゆえに出血量が少なく、早くきれいな仕上がりをめざせます。歯科医師、患者さんともにメリットが大きく、痛みの負担も少ないので、非常に有用だと思っています。ほとんどの治療が保険適用となるので、当院では一般的な手段です。

診察で大切にしていることや、患者さんへの想いを聞かせてください。

前田晃利院長 前田歯科4

患者さんの気持ちを何より優先するようにしています。年代や生活環境によって、考え方や求める治療法は違って当然なので、まずはじっくりと話を伺います。こちらが良いと思った選択肢を決して押しつけず、お互い話をしながら、その時点で最善と思われる着地点に向かっていけるように努めています。相手の個性を尊重し、受け止める。話が上手な方ばかりでないので、その場合は気持ちを想像し、歯科医師としてできることを全力で行うように心がけます。お子さんの場合は年齢にもよりますが、親御さんの方針にできるだけ寄り添いながら治療を進めていきます。お子さんに「歯医者さんで無理に治療された」といったイメージを植えつけてしまっては、将来的にも良い結果を生みません。納得してもらうことが大切だと思っています。

痛みに配慮し、予防意識を高めるための取り組みを

負担の少ない治療をめざし、麻酔にもかなり気を配っていると聞きました。

前田晃利院長 前田歯科5

必要最低限の処置にとどめ、できるだけ「削らない・抜かない」治療を行っています。これは開業当初から変わらず大切にしてきた姿勢です。当院では、患者さんの負担を少しでも減らすため、麻酔の使い方にも最大限の配慮をしています。麻酔は痛みを和らげるためのものですから、「麻酔の注射が痛いから我慢しなければ……」ということがないよう、まず、歯茎の感覚を鈍らせるために表面麻酔を使用し、その後の麻酔注射による刺激をできる限り軽減します。また、麻酔液の温度や注入スピードによっても痛みの感じ方は変わるため、空気圧や温度に気を配りながら慎重に注入しています。理想は、そもそも治療を必要としない口内環境を維持すること。いったん削ったり抜いたりした歯は、元に戻すことができません。そうならないためにも、定期的な検診と予防ケアが「治療いらずの口内」を守るための重要なポイントになります。

最近のお子さんの口内環境は、以前と比べていかがでしょうか?

親御さんの意識の高まりもあって、昔と比べて虫歯の子はかなり減ってきたと思います。ただ、お子さんの口内環境は家庭環境に左右されるケースが多く、良くも悪くも親御さん次第で変化します。どうか小さな頃から、おやつの食べ方や正しいケアの方法を教え、ご自身が歯磨きをする姿を見せてあげてほしいです。私は現在、中学校の学校医をしていますが、歯周病が増えていると感じています。「そんなに若いうちから?」と驚かれる方もいるかもしれませんね。その原因はブラッシングにあると感じています。小学生まではご家庭でのケアが行き届いているのでしょうが、中学生にもなると難しい年頃になり、手が離れるご家庭も多くなります。勉強や部活などで忙しくなってきて、小学生の時と同じようにはできなくなってくるのかなとも思います。なかなか難しい問題ですが、定期的な検診と声かけは、引き続きご家庭でお願いしたいです。

最後に、メッセージをお願いします。

前田晃利院長 前田歯科6

今まで取り組んできたことを、これからも地道に継続していけたらと思っています。ちょっとしたことでも、気になることや違和感を覚えたら、早めの受診をお願いします。ただ、ご本人と親御さんに「治す意識」がないと、治療は難しいと思います。歯科医師である私たちは、あくまで患者さんのお手伝いをさせてもらっている立場です。ホームケアの仕方から目的意識を持って、日々取り組んでいただけたらと強く願っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療(1本)/30万円、ホワイトニング/1万5000円程度

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