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永田 喜久 院長の独自取材記事

ながた歯科クリニック

(朝霞市/朝霞台駅)

最終更新日:2020/04/01

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開業28年目。親子4世代で通う家族も多いという地域密着型の「ながた歯科クリニック」。院長の永田喜久先生は、患者の10年、20年先を見据えた治療を行う、朗らかで親しみやすい歯科医師だ。一般歯科のほか、小児歯科、歯科口腔外科、義歯など幅広い症状に対応し、中でも口腔外科と入れ歯の作製・調整には力を入れている。診療で心がけていることは「治療の流れや通院回数をわかりやすく正確に説明する」こと。また「虫歯には必ず原因がある」として、治療後の生活習慣や食生活、ブラッシングについても熱心にアドバイスを行う。「これからは歯に何も問題がない時に歯科医院に行きましょう」と語る永田院長に、得意とする予防に関する取り組みや口腔外科や入れ歯の作製、治療に込めた思いを聞いた。
(取材日2019年6月4日)

開業28年を迎えた「超地域密着型」の歯科医院

今年で28年目を迎えられました。こちらにはどのような患者さんがいらっしゃいますか?

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60歳以上を中心に、0歳から90代まで幅広い年齢層の方がいらっしゃいます。この辺りは古い町なので親子3世代、4世代で通っている方も多く、勤務医だった時代から35年間診ている患者さんもいます。だから、当院はいうならば「超地域密着型」の歯科医院。定期検診を兼ねて世間話をしに来る方も多いので、あの患者さんの家にはこんな問題があるといった家族の事情にも詳しいですよ。症状では、僕自身が「何もない時に来て。そうすれば痛い思いをしなくていいし、予防になるし、僕も楽だから」と話しているせいか、定期検診がほとんどですね。また、ここ7~8年は当院のウェブサイトを見て、「歯のクリーニングがしたい」「歯が痛い」「親知らずが痛い」「口臭ケアをしたい」と受診する30代~40代前半の方も増えてきました。

こちらで受けられる治療について教えてください。

一般歯科から小児歯科、歯周病治療、口腔外科、義歯、口臭治療まで幅広く対応しています。力を入れている口腔外科では、親知らずの抜歯や、前歯にできた隙間をくっつけるための「舌小帯切除」の手術、このほかがんや骨折など、大学病院で学んだ経験を生かしさまざまな症例に対応しています。実際に患者さんの訴えで多いものは、やはり親知らずの抜歯ですね。実は親知らずがある方で、きちんと生えている人はとても少なく、横向きや斜めに生えているケースがほとんどです。中でも斜めのものは虫歯になりやすい。親知らずだけの虫歯で済まず、一生使う隣り合った歯にまで虫歯ができてしまうと治療が大変です。そのため、斜めに生えている親知らずは、虫歯になる前に抜く選択をする方も多いですね。

入れ歯の作製・調整で通われている患者さんも多いそうですね。

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高齢の患者さんが多いので、入れ歯の作製・調整にはとても力を入れています。お口の中の状態は一人ひとり異なり、条件の良い方もいれば悪い方もいらっしゃいます。条件が悪い方だと保険治療の範囲では難しいケースもあります。とはいえ自費治療となるとまとまった金額になってしまうので、まずは保険でできる範囲をしっかりと説明しています。僕がよく例えるのは「入れ歯は義足と一緒」ということ。「100メートルをゆっくり歩くための入れ歯もあれば、全力で走るための入れ歯もある。それが保険と自費の違いだよ」と。こうお話しした上で保険治療を望まれた場合は、保険の範囲内で痛みがなくしっかりと噛める入れ歯を提供するように努めています。

「治療の流れ」「通院回数」をはっきり伝える

先生が治療で心がけていることはどのようなことでしょうか?

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まず、治療前に口腔内カメラで現状を確認していただき、「こういう状態だから、このような流れの治療になりますよ」と、イラストや動画、模型を使ってわかりやすく説明をするようにしています。また、治療にかかる期間や回数も必ずお伝えします。あとは「何で虫歯になったか?」の説明ですね。虫歯には必ず原因があるので、食生活や歯ブラシの仕方についてお話をします。最近、テレビでも話題ですが、実は歯ブラシ1本だと歯を完全に磨くことはできません。あとは歯間ブラシやデンタルフロスを使うのですが、それでも100%完璧に磨くことは不可能です。こうしたことをお話しして、歯ブラシの仕方が不十分な方には、電動歯ブラシを使うこともお勧めしています。

私たちが歯を健康に保つには、どのようなことを意識すると良いのでしょうか?

朝昼晩、決まった時間にしっかりと噛んで食べることです。虫歯の多い人は「体質的に虫歯になりやすい人」と「歯槽膿漏になりやすい人」の2タイプに分かれると考えられます。特に20~30代で虫歯の多い人は、虫歯になりやすい体質でなおかつ間食が多い。例えば、寝る前に缶コーヒーや炭酸飲料を飲みながらテレビを観て、そのまま寝てしまう。そんな状態では生活習慣を改めない限り、治療をしてもまた虫歯になってしまいます。患者さんは「治療した歯はもう虫歯にならない」と思いがちですが、一度虫歯になった歯はほかの歯よりも再発しやすい。治療をした歯は、ほかの歯よりもしっかりと磨き、生活習慣を見直すことも考えていただきたいですね。

ところで先生は、お口の中を見たり家族構成を聞いただけで、その人の食生活がわかるそうですね。

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どこに虫歯があるかを見るだけでわかります。だいたい若くして前歯に虫歯ができている子は、寝る前に甘い物を食べていることが多いですね。また、お子さんが0~1歳でおじいちゃんおばあちゃんと暮らしているご家庭は、孫がかわいくてついつい甘い物をあげてしまいがちなので、虫歯になりやすい。そのため、歯科検診の時は必ず家族構成を聞くようにしています。ちなみに、天然の歯1本の価値は800万円ともいわれています。人の体は、頭から足の先まですべてが財産。歯も一度失うと、いくらかけても天然歯と同じ物を作ることはできません。人の体は食べ物でできていますから、歯は特に大切にしてほしいですね。

10年、20年先を見据えた治療を心がける

先生が歯科医師を志したきっかけについてお聞かせください。

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父が歯科医師だったのでその影響です。生まれ育った実家は1階が歯科医院、2階が自宅だったので、幼い頃から歯科が身近にありました。普通の人は驚くかもしれませんが、僕の子どもの時の遊び道具は入れ歯だったんです(笑)。そうした環境もあり、18歳ぐらいの時は父に反発をして「歯医者には絶対ならない」と思っていました。そして、建築関係の大学に進んだのですが、あまり大学に行かずマージャンばかりしていた。そんなある日、父から「お前、将来何になるんだ? 1年時間をあげるから、歯科医師になったらどうだ?」と言われ、22歳で予備校に通って歯科大学に入りました。今思えば少し遠回りをしたのですが、その時に社会人を経験したことがとても役に立っています。歯科医師はサービス業ですから、患者さんの望みや求めていることに気づくことが、技術や知識と同じくらい大切なのです。

休日はどのようにお過ごしですか?

昔はオートバイが好きでよく遠出をしたものですが、患者さんから「60になったら危ないから乗るな。ケガしたらどうするの?」と言われ、64歳になった今はもう乗らなくなりました。最近は渓流釣りですね。近場だと群馬や栃木に良い場所があるので、自分で毛針を作って、フライフィッシングでヤマメを釣って楽しんでいます。自然の中で過ごす時間は、気持ちが良くて良いものですよ。ただ最近は忙しくて、あまり行けていないですね。

最後に今後の展望と、読者へのメッセージをお願いします。

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今、来てくれている患者さんの歯が入れ歯にならないよう、大切に守っていきたいです。すでに入れ歯を使用している方には、できるだけ良い状態で使っていただき、食べたい物を自由に食べられるようアフターケアに力を入れたい。そのためにも、患者さんにはこれっていいのかなという要望を私に気軽に伝えてほしいですね。地域に根差した歯科医院として、これからも10年、20年先を見据えた治療で一人ひとりの歯を良い状態で保ちたいと考えています。読者の方々には「歯に何も問題がない時に歯科医院に行きましょう」とお伝えしたいですね。歯科医院は、相性の良い先生と出会うことができれば、治療がとてもうまくいきますが、相性が悪いとなかなかうまくいかないものだと思います。何も問題がない時に、2~3院を回ってお口の中を診てもらい、相性の良い先生が見つかったらそこをかかりつけにして、定期的に診てもらうことをお勧めします。

自由診療費用の目安

自由診療とは

入れ歯作製/15万円~、ノンクラスプデンチャー/15万円~

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