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蘇原 明 院長の独自取材記事

花崎歯科

(加須市/花崎駅)

最終更新日:2021/10/12

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この地で20年以上にわたり多くの患者に信頼され続けている「花崎歯科」。広い敷地の約半分が駐車場になっており鮮やかな青い看板が目印になっている。院内も広くゆったりとしており、まるでちょっとしたステージのようなキッズスペースのある待合室は広々として開放感がある。落ち着きのある雰囲気でまとめられた診察室は温かな雰囲気で、患者に何一つ隠し事はしたくないという蘇原明(そはら・あきら)院長の思いからか、見通しの良いスペースになっている。口腔の健康を見守ることで患者の健康寿命に寄与し、患者とともに二人三脚で健やかな人生を歩みたいと語る蘇原院長にさまざまな話を聞いた。

(取材日2019年12月5日)

地域に住む人が一生通い続けられるように

開業から20年以上たつそうですが、その間に変化はありましたか?

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開業当時は周辺エリアが都心のベッドタウンとして開発が進む頃でもあり、お子さんがたくさん来院してくれていました。今よりももっと老若男女問わず虫歯の患者さんも多く、いつも処置に忙しかった印象がありますが、今は少子高齢化の波もありご高齢の患者さんが多く、治療や処置というよりもメンテナンスの患者さんが増えてきました。中には「私が死ぬまでお口の中のことはお願いね」とおっしゃってくださる方もいて、地域医療を使命とする私としては、歯科医師冥利に尽きる思いでいます。お子さんも定期検診に通ってくれる子が随分と増えて、虫歯がいっぱいの子どもはほとんど見かけなくなりましたね。

歯科衛生士をはじめとするスタッフも勉強熱心な方がそろっているとか。

歯科衛生士3人のほか、まじめで勉強熱心なスタッフに支えられて、患者さんのお口の健康を維持できるように、みんなで工夫しながら頑張っています。勉強会などに積極的に通って新しい知識や技術を習得して、日々の業務に生かしてくれているのでうれしく思っています。院内での勉強会は月に1回程度、診察時間内に患者さんの予約を受けない時間を確保して行っています。きちんと明確に業務として勉強会を行うことで、各スタッフにも自覚が芽生えますし、積極的に発言もしてくれるようになりました。

患者と一緒に健康を守る、という意識をお持ちだそうですね。

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私は医療というものは基本的に自転車の両輪のようなものだと考えています。患者さんは前輪で、私たち医療者は後輪です。もし後輪が何らかの理由でダメになってしまっても、進む方向のかじ取りをしている先頭がしっかりしていれば前に進むことができますが、前輪が動かなくなってしまったらすぐにつぶれてしまい事故につながってしまうことも。治療においては、あくまでも主役は患者さんで、私たちはサポート役です。患者さんが主導的な役割で、治療の内容を理解して協力をしてやっていかなければなかなか良くはなっていきづらいです。例えば歯周病の予防では、定期的にクリニックで徹底的にお口の中をクリーニングするとしても、患者さんが日々のケアで何もしなかったら、どんどん悪化していくことでしょう。健康を維持するためには、前輪と後輪、患者さんと私たちが連携を取って前に進んでいかないとならないのです。

お口の中の健康への意識を変えることも歯科医師の仕事

患者の予防への意識を高めることにも注力されています。

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患者さんと私たち、どちらかが熱心にアクションを起こしても、片方が無関心なら、健康を維持することは難しいと思います。そして過去をやり直すことはできませんから、今からできることをきちんとやる、ということが大切です。具体的に言うとすでに失った歯を取り戻すことはできませんが、残っている歯の健康を維持する努力はできるのです。当院では初診で来院された患者さんに、今後どんなお口の中の状態を望まれているかお聞きしています。例えば現在20本の歯がある方で将来的に18本くらい残したいと希望される方がいらっしゃったとします。当院では今20本の歯があるなら、その20本をずっと維持しましょう、とお話ししています。そのための自転車の両輪なのです。今からお口の中の健康維持を考えるなら、多少なりとも患者さんの意識を変えていただく必要がありますが、その意識を変えることが今の私たちに課せられた最大の仕事だと考えています。

マイクロスコープやモニターなどの機器を使って丁寧に説明されるそうですね。

百聞は一見に如かず、と言いますが本当にその通りで、現状がこうなのでこのような治療が必要です、というようなことを実際のお口の中の写真や画像を見ながら説明すると、患者さんにご自身のことをよく理解していただけます。お口の中はご自分ではよく見ることができませんので、これまで多くの治療は歯科医師任せのような部分がありました。しかしご自身で納得がいかないまま治療が進んでしまうとどうしても不安や不満が残ってしまい、「歯科医院で歯を削られた」「抜かれた」という負の感情が患者さんの心に残ってしまうのです。ですからしっかりと画像などを使って丁寧にご説明して、理解し、納得の上で治療を受けていただけるように努めています。

一生にわたってお口の中の健康を維持するために大切なことは何ですか?

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患者さんお一人お一人が自分のお口の中の健康に興味を持っていただくことと、子どもの頃からの予防歯科教育ですね。私は学校歯科医として毎年多くのお子さんのお口の中を診させてもらっていますが、20年前とは異なり、今のお子さんのお口の中はとてもきれいですよ。大人も子どもも虫歯やひどい歯周病になる前にメンテナンスに来ていただければ、本来のメンテナンスは気持ちの良いものなのですから、歯科医院とはお口の中がきれいになって気持ちの良いところという印象になります。また定期的に来ていただければ、トラブルを小さいうちに処置できますし、削ったりせず経過観察できることもありますので、良いことづくめです。

自分の体に興味と関心をもち主体的に取り組んでほしい

歯磨きの指導にも取り組んでおられますね。

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日々のケアはとても重要です。お口の中の健康を守るには「きちんと磨く」ことが大切。「磨くこと」と「磨けていること」は違いますし、適切な力加減で磨く、ということも意識していただきたいところです。顔をたわしでごしごしこするとひどいことになりそうなのは、想像がつくと思います。同じように歯も力任せに磨けばいいというものではありません。最近はお口の中の細菌をいかに減らすか、ということも注目しています。お口の中は治療直後が一番良い状態です。その菌が少なく一番良い状態をどうやったらより長くキープできるか、ということに患者さんと一緒に取り組みたいのです。

勉強会や研修会に積極的に参加されていますね。

勉強会や講習会に行くと、全国からたくさんの歯科医師の先生方が来られますので、とても刺激になります。皆さん勉強熱心で頑張っておられますので、その姿を拝見して、自分ももっと頑張らないと、と気持ちを引き締めることもあります。新しい技術や治療法について意見を交わしたり、テレビやインターネットで話題となっている治療法の是非や真偽について議論したりするのも楽しく有益です。歯科医師になりたての頃は技術的にも未熟で訓練訓練の毎日でしたが、それができるようになるとまた新しい壁が現れ、日々勉強なんです。そんな中である先生からは、先へ先へと進むばかりではなく足元の技術や知識をしっかりと固めることの重要性も教えていただきました。しっかりとした技術をきちんとあるべき場所で発揮できるよう日々精進しています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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ご自身の健康寿命を延ばすためにも、ぜひご自分の体に興味と関心を持ってください。歯科も医科も、医療者側だけでは何も直すことはできません。風邪をひいて診察を受け薬をもらっても、自分で薬を飲んで療養しないと良くはなりませんよね。他力本願ではなく、健康を維持することに主体的に取り組んでいただければと思います。歩きたくない人を無理やり歩かせることはできません。少しでもご自分に関心を持っていただき、一緒に歩いてきましょう。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/上下埋入込み35万円~
※詳細はクリニックにお問い合わせください。

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