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佐伯 永 院長の独自取材記事

佐伯歯科クリニック

(幸手市/幸手駅)

最終更新日:2020/04/01

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幸手駅から徒歩6分。大通り沿いにある「佐伯歯科クリニック」。院長の佐伯永(さえき・ひさし)先生は、小学生の頃に書いた「将来の夢」の作文から歯科医師をめざした努力家だ。1995年に地元の幸手市でクリニックを開業し、患者層の変化に伴いクリニックの治療の幅を広げている。水にこだわり、全ユニットに除菌水システムを導入。治療前のうがいやクリーニングでも除菌水が使用されている。「自分がされて嫌だと思う治療はしない」との思いから、歯はできるだけ削らない方針だ。長年の治療実績を持つ佐伯先生に、大学時代のエピソードや患者とのふれあいについて、また診療室にパーティションを設置しない理由についても話を聞いた。
(取材日2019年12月5日)

小学校の作文から、歯科医師の道へ

先生はなぜ歯科医師をめざしたのですか?

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小学4年生の時、将来の夢について作文を書くことになったんです。帰宅後に母に相談したところ「歯医者がいいんじゃない」と言われ、将来の夢をただ漠然と「歯医者」と書きました。その頃は歯医者がとても少ない時代で、夏休みになると歯医者は子どもたちであふれ、親が夜中に診察の順番取りに行くほどだったんですよ。そういう背景もあって母は歯科医師を勧めたのだと思います。そのうち、親戚中に私が歯科医師をめざしていると広まっていきました。高校は父の勧めもあり歯学部のある大学の付属高校へ。付属高校にいながら当時は今と違い歯学部の人気はそこそこあり全国で5人の推薦枠しかなく推薦は取れませんでしたが、外部受験でなんとか、無事合格し、親戚の期待にも応えることができました。

大学時代のエピソードを教えてください。

大学に入学して、自分は歯科医師に向いていないんじゃないかと思うばかりの毎日でした。当時の大学は2年生までが一般教養、3年生から歯学部の勉強が始まります。その途端に実習が始まるんですが、その実習が大変で、どうしようもないくらいに苦手意識があったことを覚えています。歯科技工の宿題が出たりもするのですが、器用な友人たちは簡単に終らせてしまいます。私は彼らより数倍時間がかかりとても苦労した思い出があります。歯科医師として社会に出るのだという意識で、本当に自分なりに努力はしたつもりではいます。開業しか頭にない将来像ですから当然と言えば当然のことですが。

現在、クリニックにはどのような方が通われているのでしょうか?

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この辺りは私の地元でもあるのですが、患者さんは近隣の方が多いですね。インターネットの情報を見て遠方から来られる方もいらっしゃいます。しばらく前からですが、遠くは宇都宮から通われている方もいらっしゃります。開業当初は患者さんも少なく、昼間は暇で夕方から夜にかけて忙しいという時期もありました。開業当初からの患者さんはその後も長く通ってくださる方が多く、ご高齢になられた方も少なくありません。患者さんがお年を召されていくのに合わせ、クリニックの治療内容も変化し、今は入れ歯の需要が増えてきました。

患者の不安をなくすため、パーティションなしの診療室

入れ歯治療が得意だと伺いました。

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勤務医時代から、入れ歯の症例には数多く対応してきました。入れ歯の修理にも携わってきたので、それが今の診療にも生かされているのだと思います。患者さんのニーズもありますので、入れ歯については日々勉強していますし、自信もあります。しかし、実際の教科書は患者さんだったということを自然に学びました。だからこそ患者さんに「しっかり噛めていますよ」と言っていただけた時のあの笑顔を見られたときに最高のやりがいを感じますね。当院では針金を使わない入れ歯も取り扱っていますので、入れ歯を作ろうと思っておられる方はぜひご相談ください。

予防歯科について教えてください。

歯を削ると虫歯になります。削った時点で歯に無数のひびが入るんです。それを繰り返すと、抜かざるを得ない状態になってしまいます。歯槽膿漏などの病気を除くと、削られていない歯は最後まで残るんです。削らないためには虫歯にならないよう予防することが大切です。歯科医院の数が足りなかった私の幼少期と異なり、現代の子どもには虫歯が少ないと感じます。現代は市販の歯磨き粉にも良い成分が使われていますし、親御さんの予防意識も高いのでしょう。歯を削らないで残せるように、クリニックでのクリーニングも利用してほしいですね。歯科衛生士が、専門の器具や研磨ペーストを用いて丁寧に処置します。

院内の設備やこだわりについて教えてください。

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診療室のユニット間にはパーティションがありません。例えば子どもの患者さんが泣いてしまった場合、パーティションで見えないと周りの患者さんも何が起こっているのか不安ですよね。そういう不安をなくすために、あえてつけていないんです。治療機器については、歯根の治療時など細かい部分を確認する際には、マイクロスコープを使います。最大20倍程度まで患部を拡大して診ることができるので、残った汚れも見逃さないようにしていますよ。患部の撮影は歯科用のCTスキャンで行います。3次元での解析ができるため、より精密に診断をしていけます。

水にもこだわりがあるそうですね。

治療には除菌された水を使用しています。すべてのユニットにこの水が通っていますので、器具の水垢も防げます。別でうがい用の除菌水もあり、治療前には患者さんに口をゆすいでもらってから治療を始めます。もう一つのこだわりなのですが、シリンジという水や空気が出る部分の先端は数年前から患者さんごとに使い捨てのものを使用しています。歯を削る道具を患者さんごとに滅菌するのは当然ですが、これらの器具は患者さんごとに交換している医院は少ないのが現状です。そんな中でなぜ交換しているのかというと、透明なものを使っているとよくわかるのですが、エアーを切ったときにシリンジの中にまで1度口に含まれた水が逆流し、多くの患者さんの口の中に繰り返し入ることで器具本体に唾液や血液が付着してくるからです。当院では患者さんに安心して安全な治療を提供できるよう交換を徹底しています。

「歯」は患者にとってかけがえのない大切な1本

こちらで働くスタッフについて教えてください。

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歯科医師は私1人、歯科衛生士は6人、それと事務スタッフがいます。器具の消毒や歯のクリーニングは歯科衛生士が担当します。もちろんすべて除菌水を使って行われます。待合室にも貼ってある院内新聞は、スタッフ同士で編集長を決めながら作っているんですよ。歯の健康やクリニックの診療案内をはじめ、イラストやスタッフ紹介も載ったアットホームな新聞です。ホームページには、絵の得意な患者さんが描いてくれたスタッフの似顔絵が載っていますし、バックナンバーも掲載していますので、ぜひご覧ください。

患者との縁を大切にしていらっしゃるんですね。

皆さんは歯科医院を選ぶ際にどのように選びますか? 私が開業したばかりの頃、若い患者さんや小さい子どもを連れたご家族も多く来院されました。それからずっと通ってくださる患者さんもいますが、途中で他院に移られた患者さんもいます。他院を転々とした後数年後に戻ってこられた患者さんにお会いすると、「当クリニックの治療を気に入ってくれた」と、勝手な解釈ですが、うれしくなりますね。久々に来院されて険しい顔で治療を受けていた患者さんに、昔その方から伺った話をすると「よく覚えているわね」とにっこり笑ってくださいます。思い出話をして患者さんの顔がほころぶ時、長く歯科医師をやってきたことに喜びを感じるんです。

最後に読者へメッセージをお願いします。

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歯科医師にとっては毎日見ている「歯」ですが、患者さんにとっては大切な1本です。私は自分がされて嫌だと思う治療はしないよう、心がけています。歯もできるだけ削らない方針です。歯並びでお悩みの方もご相談ください。大人になっても矯正は可能ですし、当クリニックでは「抜かない矯正」で歯を抜かずに治療します。来院された患者さんには、歯科医師と患者さんの相性もあると思いますが、気軽に来られる「町の歯医者さん」でありたいと思っています。来院してくださった患者さんには、さっぱりして気持ち良く帰ってほしいですね。義歯やコンポジットレジン治療など、さまざまな選択肢をご用意しています。コンポジットレジンを使った治療では、見た目の自然さを保てるだけでなく歯の負担も減らせます。お気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

バネのない入れ歯(ノンクラスプデンチャー)/13万円~、床矯正/3万円~
セラミックインレー/3万5000円(税別)

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