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神保 芳之 院長の独自取材記事

神保矯正歯科

(川崎市高津区/溝の口駅)

最終更新日:2026/02/06

神保芳之院長 神保矯正歯科 main

東急大井町線・東急田園都市線の溝の口駅とJR南武線の武蔵溝ノ口駅が隣接する駅前には大型店舗が立ち並び、人通りが絶えないにぎやかな雰囲気だ。ここから3分ほど歩いた場所に「神保矯正歯科」がある。初めて院内に足を踏み入れた人は、さりげなく置かれた木のおもちゃやセンスの良いインテリアから、居心地の良さを感じることだろう。しかし、その直感は内観だけによるものではない。神保芳之院長の患者への温かな思いやりや歯科医師としての真っすぐな姿勢などが、院内の至るところににじみ出ているからだ。取材では、子どもの患者への思いや診療時に心がけていることなどについてたっぷりと聞いた。

(取材日2008年7月7日/更新日2025年9月19日)

専門性を追求したいと考え、矯正歯科の道へ

歯科医師を志した理由を教えてください。

神保芳之院長 神保矯正歯科1

父が産婦人科、兄が内科の医師だったことから、医師という仕事を身近なものに感じていました。でも、一口に医師と言ってもいろいろな診療科目がありますよね。それに、歯科医師による歯科もあります。歯科は「歯学部」と独立の学部として存在していて、専門性を追求できそうだと感じたことがきっかけで、歯科の道を志しました。

矯正歯科を選択されたのはどうしてでしょうか?

大学の講義の中で、「果たしてこれがどうなるの?」と思ってしまうぐらい、歯列が乱れていたり噛み合わせがずれていたりする症例の写真を見ました。矯正治療を行うと、そのような状態であっても良い歯並びになることがめざせます。歯を動かすための方法があるとはもちろん知ってはいるものの、一方でとても不思議ですごいことだと感じました。それが矯正歯科に興味を持ち始めたきっかけですね。また、専門的な治療を必要とする歯科の中でも、さらに専門性を磨けるのではと思ったことから、矯正歯科の道を選びました。

開業に至ったきっかけについてお聞かせください。

神保芳之院長 神保矯正歯科2

大学卒業後は病院に勤務していましたが、大きな病院ではどうしても自分と患者さんの間にワンクッションある感じがしていたのです。そうして、もっと患者さんと身近に接して、自分の考えのもとに診療を進めていきたいという気持ちが自然と芽生えていきました。自分の考えのもとでというのは、技術面というよりも全体の雰囲気や患者さんとのコミュニケーションの取り方といった面ですね。院長となった現在、自分の診療スタンスで患者さんの治療に専念することができ、とても充実した気持ちでいます。

会話を大切に、患者と二人三脚で治療を進める

歯の矯正は大変だというイメージをお持ちの方へ、伝えたいことはありますか?

神保芳之院長 神保矯正歯科3

虫歯の治療に比べると、矯正治療の場合は緊急性の高いものはまずありません。そして、治療もじっくり時間をかけて進めていくものなので、始めるきっかけがつかみにくく、大変そうなイメージが先行してしまいがちです。なので、矯正治療においては、本人のやる気が一番肝心なのです。やる気を持って取り組んでもらうためには、患者さんに矯正治療というものを理解していただかなければならず、特に最初のカウンセリングの段階で、一つ一つ疑問や不安を解消してあげることが大切です。例えば、「強い力を加えたら、早く歯が動くような気がするのだけど……」とおっしゃる患者さんには、「弱い力を持続的に加えることが大切なのです。ポイントを押さえてコントロールしながら動かすので、どうしても時間が必要なのです」などとわかりやすく説明し、患者さんの矯正治療に対する気持ちを高めていけるようにしています。

印象に残っている患者さんはいらっしゃいますか?

時間をかけて取り組む治療なので、すべての患者さんとさまざまな思い出がありますが、勤務医時代に診療を担当した、ある女性の患者さんのことがとても印象に残っています。鼻先と顎の先端を結んだ線をイーラインというのですが、横顔を見た時にイーラインから唇が出ていると、常に口を開けている状態になりやすく、顔立ちにも影響が出やすいのです。その方も長年、口元のコンプレックスに苦しんでおられ、化粧をするのも気が乗らないとお話しされていました。そこで、矯正治療に加え、唇の筋肉を動かす練習を繰り返ししましたね。患者さんの治療をするたびに勉強になることがあると感じますし、治療が終わると私も充実感や喜びが得られます。患者さんの価値観は一人ひとり異なり、矯正治療をすることで得られる喜びもさまざま。だからこそ、その方の気持ちを尊重した、押しつけにならないやり方が大切なのだと気づかされます。

お子さんの治療で先生が心がけているのはどのようなことですか?

神保芳之院長 神保矯正歯科4

矯正治療は患者さんと歯科医師との二人三脚で進めていくものですが、お子さんの治療の場合は、二人三脚にとどまらず、親御さんとのコミュニケーションが大切になってきます。親御さんは自分のことではないからこそ、余計に心配だと思うのです。「なんだかよくわからないけど矯正治療をしている」では、お子さんも続けるのはつらいだろうし、親御さんはますます不安になるでしょう。ですので、お子さんの気持ちを前向きにしてあげるのはもちろんですが、親御さんにも、どういうことをするのかをしっかりご説明することを心がけています。

お忙しいことと思いますが、どのようにリフレッシュされていますか?

趣味は、あえて言うならドライブですね。道に詳しい友人に誘われて、たまに遠くまで足を延ばして、リフレッシュしています。また健康のために体を動かすことも意識しており、体のメンテナンスも兼ねて鍼を使った施術を受けています。

治療を通じて子どもの成長を見守れることが楽しみ

子どもの患者さんと接することを楽しみにされているそうですね。

神保芳之院長 神保矯正歯科5

矯正治療は1年以上かかる場合も少なくありません。大人の1年はあっという間ですが、子どもにとっては、遊びや勉強、他にも学ぶことがいっぱい詰まった、内容盛りだくさんの1年なんですよね。そして、1年で大きく成長します。その成長ぶりを見守っていけることは、僕にとってもうれしいことですし、また、その大切な成長期に関わる者として、診療の時間を「楽しみに」とまではいきませんが、穏やかなものにしていきたいと思っています。「自分がどう治療をしたいか」ではなく、会話を通じてお子さんの気持ちをできるだけ理解するよう努め、こちらがその気持ちに合わせてあげながら治療を進めていくようにしています。なので、お子さんの治療の場合は特に会話を大切にしています。

具体的に、会話の際はどのようなことを意識されるのでしょうか。

お子さんの気持ちを理解するために、ゆっくり話を聞いてあげることを意識しています。例えば、4月の新学期がスタートする時期に、クラス替えがありますよね。「お友達と同じクラスになれた?」なんて聞いて、「違うクラスになっちゃったんだよー」と、しょんぼりとした返事が返ってきたとしたら、「じゃあ、今日はこのぐらいにしておこうね」と、できるだけお子さんの負担にならない治療をすると思います。逆にお子さんにとってうれしいことがあった日は、僕が何も質問しなくても、にこにこしながらたくさん話をしてくれるでしょう。そのような場合は「今日はもう少し頑張ってみようか」と提案すると思います。

矯正治療を始めようか迷っている方へアドバイスはありますか?

常々、矯正治療をやりたいと思いながら、きっかけがなくなかなか始められずにおられる方は多いと思います。就職や結婚の時期に合わせてなど、始めるタイミングも人それぞれです。「若い時にやっておけば良かった」と考えている方もいるでしょうが、矯正治療に年齢制限はありません。「よし、やろう!」とモチベーションが高まった時が、始める時期なのだと思いますよ。

今後の展望をお聞かせください。

神保芳之院長 神保矯正歯科6

当院では、副院長を務める妻も矯正治療を担当しています。患者さんのご要望をできる限り受け入れながら、その方が快適だと感じる治療をしていきたいという思いは共通です。毎日の積み重ねの中で、原則論を外さず、無理をせずやっていきたいと思っています。そして矯正治療を通じて、少しでも多くの患者さんが充実した毎日を過ごすためのお手伝いができればと考えています。

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