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平野歯科クリニック

平野歯科クリニック

平野 夕子 副院長

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JR京成本線大佐倉駅から徒歩20分、住宅地の中にある「平野歯科クリニック」は、1996年に開院。すっかり地域に溶け込んでいる風情だが、10年前に改装した院内は明るく居心地がいい。同院の副院長を務める平野夕子先生は、夫の平野啓行院長と夫婦二人三脚で地域の人々の歯の健康を守ってきた。東京歯科大学非常勤講師を務める院長は、先端の歯科医療を主に担当。夕子副院長は、地域のホームドクターをめざし、予防を重視して歯を失わないための診療を心がけている。優しくきめ細やかな診療に定評のある夕子先生に、クリニックの診療や歯科医療にかける思いを聞いた。
(取材日2016年8月26日)

開業20年で、少しずつ歯のケアをする人が増えてきた

―どんな患者さんが多いのですか?

0歳から100歳近くの方まで、まんべんなく来られます。昔は小学校が終わる頃から1〜2時間ほど子どもの診療が続くことがあったのですが、最近は少子化のせいか、そうした時間は少なくなりました。午前中はやはり高齢者の方が多いです。あと、これは開業して初めてわかったのですが、患者さんの中には歯が痛いだけではなかなか受診してくれない方もいます。聞くと、例えば右側の歯が痛くても、取り敢えず左の歯で食べるそうで、その左側も痛くなったり、欠けたりで噛めなくなって、ようやく覚悟して受診されるそうなんです。もちろん、少しでもしみたり、見た目に1点でも黒い所が見つかったらすぐに駆けつける方もいらっしゃいます。訴えとしては虫歯だけでなく、歯周病で歯がぐらついて噛めなくなった人、作った入れ歯が合わなくなった人、あとは口の中のケアをしてほしいという人も多いです。

―予防のために通ってくる人も多いのでしょうか?

20年前に開業した頃と比べると、かなり増えていますね。開業当初は、「歯が痛いから来た」という患者さんがほとんどで、歯の治療が終わってから、「さらに歯石を取りましょう、歯の掃除をしましょう」と提案をすると「もう痛くないからいいよ」と断られる患者さんもいて、ケアの観点が全くない方もいらっしゃいました。それでこの土地に是非とも予防歯科を根付かせたいと思い、歯科衛生士さんから患者さんに指導をし続けてもらいました。すると、定期検診をする度に少しずつ口の中のケアを行う人が増えてきたように感じます。今では、治療の終了が口腔ケアのスタートであるという当院のスタイルが定着しております。

―この地域の特徴はありますか?

ここには新興のニュータウンがあるのですが、そこに住むビジネスマンは、朝早くの電車に乗って都内の企業に通い、働いて帰ってくるのが夜の11時ぐらいになるそうです。歯が悪くなってもクリニックに来れるのは週末のみ。歯のケアというよりも歯科医院へ来るのがやっとという感じです。平日、疲れ切って夜11時に帰宅しご飯を食べて、そこでしっかり歯を磨くということがなかなかできないのですね。それが続いて、口の中が崩壊した状態で定年を迎える方が多いのです。そうならないように、毎回今からしっかり歯を磨きましょう、というお話をするのですが、忙しい方にはなかなか難しいようです。



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