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工藤 悠介 院長の独自取材記事

リフレ矯正歯科クリニック

(札幌市南区/澄川駅)

最終更新日:2025/06/05

工藤悠介院長 リフレ矯正歯科クリニック main

札幌市営地下鉄南北線・澄川駅より徒歩2分という好立地にある「リフレ矯正歯科クリニック」。院長である工藤悠介先生が、前身のクリニックの名前を引き継ぐ形で2024年に開業した。北海道大学で歯科矯正学を専門に学んだ工藤院長。歯並びに対してさまざまな悩みを持つ患者に専門的な歯列矯正を届けたいと一人ひとりに丁寧に向き合い、オーダーメイドの方法を提案している。大学在籍中に博士号を取得後、13年間にわたって歯科全般を診療してきたため、これまで多くの症例にも携わってきた。それらの経験から、患者のさまざまな症状や要望に対しても臨機応変に対応でき、矯正に対しても多角的なアプローチを得意としている。院内にはさまざまな装置も導入し、デジタルとアナログを効率的に使い分けながら診療に臨む工藤院長に話を聞いた。

(取材日2025年4月21日)

矯正はオーダーメイド。専門家として臨機応変に対応

2024年に矯正専門のクリニックを開業されましたが、院長のご経歴を教えてください。

工藤悠介院長 リフレ矯正歯科クリニック1

歯科医師をめざしたのは、同じく歯科医師であった父の背中を見て育ったことが大きいですね。高校生の頃には歯学部に進むことをはっきりと決めていました。大学時代は、将来はオールジャンルの幅広い診療を手がけるものだと思っていたのですが、大学病院で勤務するうちに徐々に専門性の高さの大切さを感じるようになりました。そこで大学の矯正専門講座に7年間在籍したのですが、それが転機でしたね。矯正歯科は知識も技術も求められる分野ですが、やっているうちに自分に合っていると感じ、スキルの一つとして身につけていくべきだと強く思うようになりました。その後、地域の診療所での勤務も経験しましたが、そちらでは患者層が幅広かったので一般診療なども行っていました。13年ほど勤務していましたが、一般診療をしていた経験は矯正で行う上でも役に立っています。

クリニック開業にあたっては、どのような思いがあったのでしょうか。

まずは専門性がきちんと担保されているクリニックにしようと思いました。今では多くのクリニックでマウスピース型装置を用いた矯正を行うなど、矯正のハードルは低くなっています。ただ、口の中というのは人によって違うため、矯正の方法はオーダーメイドでなければならないのです。一人ひとりに合った治療方法の提案や、治療途中の微妙な調整、歯の移動が終了した後のフォローなどは、矯正治療を専門に学んだ歯科医師でないと満足いく対応が難しいのではないかと考えています。矯正治療を受けようと決心した患者さんは、「こうなりたい」という強い思いがあるはずです。それをできるだけかなえられるようにするためには、治療計画を立てる上で細かい判断が必要になりますので、臨機応変に対応できるクリニックにしようと思いました。

こちらではもともと別の歯科医師の先生が開業されていたそうですね。

工藤悠介院長 リフレ矯正歯科クリニック2

はい、ただ以前も矯正専門のクリニックでした。私が矯正専門のクリニック開業を考え始めた時に、前院長から「引き継ぐ先を探している」という打診があったので、お受けすることにしました。札幌市内中心部には矯正歯科もありますが、当院の周辺にはあまり多くないため、そういったことも決め手でした。開業にあたっては院内の内装などリニューアルして、温かみのある雰囲気でまとめました。「歯医者が苦手」とおっしゃる方はいますので、できるだけ入って来やすいような空間にしてもらいましたね。

患者の思いと医学的見地をすり合わせて理想の歯並びに

矯正治療において、院長が大切にしていることはどんなことですか?

工藤悠介院長 リフレ矯正歯科クリニック3

まずは患者さんが困っていること、矯正治療を受けることによって改善したいことが何なのか、ということをしっかりと聞くということですね。そういう意味もあってカウンセリングは特に丁寧に行っています。矯正治療は見た目の問題も関係してきますので、患者さんの主観的な部分が非常に大きいのです。一口に「良い歯並び」といっても、患者さんが思い描くものと医学的な観点におけるものとでは、違うということもあり得ます。それを治療開始前にあらかじめ擦り合わせて、共有しておくことが大切だと考えています。そして、矯正治療に使う装置の特性やかかる費用についても、メリットやデメリットを包み隠さずご説明しています。当院は矯正専門のクリニックですので、治療方法についてもいくつもの選択肢をご用意しています。患者さんの思いとお口の環境などを照らし合わせながら、より良い方法をご提案できるように努めています。

こちらでは主にどういった歯列矯正が受けられるのでしょうか?

一番多いのはワイヤーによる矯正です。表側からするものと裏側からするものがあります。表側からだと目立ちやすいと思われがちですが、ワイヤーの色もバラエティーがあり、わりと気にならないとおっしゃる患者さんも多いです。裏側からだと目立たず矯正治療ができますが、一方で他の装置と比較してしゃべりづらいというデメリットがあります。またマウスピース型装置を用いた矯正も人気ですが、自分で脱着できるためさぼってしまうと望む結果が得られないこともあり得ます。いずれも患者さんの希望を聞いた上で、どの装置や方法が合っているか相談の上で決めるようにしています。患者さんによってはワイヤー矯正で開始し、終盤にマウスピース型装置を用いた矯正に移行する方もいます。そのような柔軟な対応も行っています。

矯正の装置を院長自身が作ることもあるそうですね。

工藤悠介院長 リフレ矯正歯科クリニック4

もともと私自身が装置を作ることが好きということもあり、院内にスキャナーと3Dプリンターを設置しています。先ほどお話ししたようなワイヤー装置からマウスピース型装置を用いた矯正へ移行する患者さんの場合などに、院内で作ることがあります。院内のスキャナーで歯型を採り、パソコンにデータを取り込んで矯正のシミュレーションに合わせて、3Dプリンターでいくつもの模型を作っていきます。私が学生時代にはこういった装置もなかったので独学で身につけましたが、今はデジタルの良さを生かしながら患者さんにとってより良い方法が提供できるような工夫をしています。

幅広い一般歯科の経験が、矯正治療にも生きている

一般歯科の経験は、矯正治療を行う中でどのように役立っていますか?

工藤悠介院長 リフレ矯正歯科クリニック5

矯正治療中は装置が歯についた状態のため、虫歯のリスクが上がります。できるだけリスクを軽減できるように管理ができるというのは一つの強みですね。矯正治療で定期的に通いながら、歯の定期検診も受けているようなイメージでしょうか。歯磨き指導などもしていますので、自然と患者さんの意識も高まり、矯正治療が済んでからも歯の健康を気にして生活をするようになってもらえたらうれしいですね。また、一般歯科の経験があるため、他院にご紹介する際にも適切なオーダーが出せるという面はあります。そして矯正治療には病院での外科的な手術、例えば顎の骨の位置を変えるような大がかりなものもありますが、その場合にも術前術後の矯正治療などは当院でも対応できます。通院しやすい環境で術前術後の治療を受けていただくことができます。

院長が考える「矯正治療の役割」とは何でしょうか?

一つは審美的な問題ですね。歯並びや口元の出方など見た目の困り事に対応することで、患者さん自身の気持ちが上を向くお手伝いができるということです。そして歯並びのせいで歯磨きがしづらい、口がぽかんと開いてしまう、物が噛みづらいなど、日常生活の機能的なクオリティー向上にも関わってきます。矯正治療は見た目と機能のバランスがとても重要。例えば見た目を重視するがあまり、かえって噛み合わせが悪くなった、となれば本末転倒です。私たち歯科医師の仕事は、患者さんの希望と医学的な観点をうまく擦り合わせながら落としどころを見つけ、矯正治療後の患者さんの生活が良いものになることをめざすということだと思っています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

工藤悠介院長 リフレ矯正歯科クリニック6

矯正治療というのは、一人ひとりに合わせたオーダーメイドです。装置や方法を選択するところから、治療途中での臨機応変な対応、また治療後のフォローなど、歯科医師の専門性が必要となる場面がいくつもあります。当院では矯正治療はもちろん、治療後の歯の健康管理などについてもしっかりとアドバイスを行っていますので、歯並びに悩みがある方や、お子さんの矯正治療についてご興味がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

表側矯正/61万6000円~、裏側矯正/93万5000円~、マウスピース型装置を用いた矯正/61万6000円~

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