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記事公開日:2024/01/09

最終更新日:

【歯科衛生士向け】知人・友人の紹介での転職!知っておきたいポイント

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「私が働いている歯科医院で、歯科衛生士の募集しているんだけど一緒に働かない?」
知人や友人に、一緒に働こうと誘われた経験はありませんか? このように在籍しているスタッフが条件と合いそうな知人・友人に声をかけて入職につなげる採用方法を「リファラル採用」といいます。

誘われた側からすると、リファラル採用は、入職前に職場の「生の情報」を聞くことができるのでミスマッチが起きにくく、初めての職場であっても知っている人がいる状態で入職できるので安心です。しかし、紹介だからこそ気をつけるべき点もあります。入職後に「こんなはずでは……」と後悔しないためにも、歯科衛生士が知人・友人からの紹介での入職を検討する際のポイントを解説します。

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1 歯科衛生士が知人・友人の紹介で転職するメリット

まずは、知人や友人を通じて同じ職場に転職することのメリットを解説します。紹介してもらうとどんな良い点があるのか見ていきましょう。

知人・友人の紹介で転職するメリット

●入職後のミスマッチが生じにくい

求人やホームページなど歯科医院が発信している情報をどんなに入念に調べたつもりでも、実際の現場に入ってみると「思っていた働き方と違う……」とミスマッチを感じてしまうことは、残念ながら転職での「あるある」です。
その点、知人や友人からの紹介であれば、職場の雰囲気、院長や今いるスタッフの人柄、先輩歯科衛生士がどんな人か、実際の忙しさや職場環境などの「リアルな情報」を、応募前にその人から教えてもらえることも。「自分に合っている職場かどうか」をより判断しやすくなるので、入職後のミスマッチを減らせる可能性があります。

●紹介者の後押しが選考をスムーズに

いざ応募となったとき、紹介者からあなたのことを説明してもらえるのもメリット。あなたの人物像や経験、実績などを、紹介者が院長や採用担当者に伝えることで、採用への後押しが期待できます。
ただし、知人や友人の推薦が実際の選考にどの程度影響を与えるかは、採用側の方針によってさまざまです。一般応募よりも優遇されるケースもあれば、完全に一般応募と同じ扱いで選考が行われるケースも。いずれにしても「紹介だから、採用されるだろう」と油断せず、通常の転職活動と同じ心構えで臨むことをお勧めします。

●職場になじめるように紹介者のサポートが期待できる

一般的に転職したての頃は、知らない人ばかりで緊張したり、多少なりとも居心地の悪さを感じたりするもの。その点、紹介を受けて採用された場合、入職初日から知り合いがいることは心の支えになってくれます。
初対面の同僚と話すきっかけをつくってもらったり、休憩時間を一緒に過ごしたりすれば、孤立感を抱くことが少なくなり、職場にもなじみやすくなるでしょう。困ったときの良き相談相手がいることで働きやすさを実感できるかもしれません。

2 歯科衛生士が知人・友人の紹介で転職するデメリット

ここからは、知人や友人の紹介で転職する場合のマイナス影響を解説します。ポイントは自分の判断・対応が紹介者の評価にも影響してしまう場合があるということ。紹介の話をもらったときは、メリットだけでなく自分や紹介者への影響も冷静に考えた上で、応じるかどうか判断しましょう。

知人・友人の紹介で転職するデメリット

●内定辞退がしづらい

内定を受けた後は、求職者が「承諾する」か「辞退する」を選択しますが、紹介者がいる選考の場合、採用側としては「内定を出せば必ず入職してくれる」と考えがちです。そんな中で辞退すると、紹介者に迷惑がかかってしまう可能性も。このように紹介してくれた知人・友人に影響が及ぶことがハードルとなり、内定の辞退がしにくい傾向があります。

ほかの職場の選考も同時に進んでいる場合は、応募時点で紹介者と採用担当者に伝えておくのがお勧め。ほかに複数の職場が転職先の候補となっている前提で選考してもらうと良いでしょう。

●退職がしづらい

内定辞退と同様、退職を申し出る心理的なハードルは、一般応募で入職した場合よりも高くなりやすいです。特に早期退職の場合、推薦してくれた知人・友人の顔に泥を塗ってしまうことになるので、その人との関係に悪影響を及ぼす可能性も……。
もちろん早期退職を決断する事情はさまざまなので一概にNGとはいえませんが、一般応募で入職した職場を退職する場合とは勝手が違ってくることは覚えておきましょう。

応募前や選考段階で長く働けそうな職場か、慎重に見極めるのがベターです。

●紹介者の職場での評価が影響しやすい

紹介してくれた知人・友人の職場での仕事ぶりや評価が、良くも悪くもあなたの印象にも影響を及ぼす場合があります。例えば、紹介者が専門的な知識を持った歯科衛生士として活躍していたとすると、その人の印象が影響し、あなたも同じように専門性を期待されるケースも。 このような期待が自分の理想とする仕事のスタンスや働き方に合っていないとしたら、ミスマッチではないでしょうか。また、過剰な期待が重荷やプレッシャーになる可能性もあるでしょう。

そのため、「私を紹介してくれた〇〇さんは●●の専門性を生かした働き方をしているとお聞きしていますが、私は幅広い知識と経験を生かして働きたいと思っています」といった自分が理想とする働き方を、面接の際に採用担当者にしっかり伝えて理解してもらうことが大切。
どんな働き方を希望しているか伝えるのは紹介の有無にかかわらず面接の基本ですが、「自分はこういうタイプです」と知ってもらうことを、より意識すると良いでしょう。

また、紹介してくれた知人・友人が職場でどのような立場・働き方をしているのか、あらかじめ本人に聞いておくと◎。自分とはタイプが異なるのであれば、自分がどんな働き方をしたいかを紹介者にも伝えて、その働き方が実現できそうな職場か教えてもらうのをお勧めします。

3 紹介による歯科衛生士の転職で事前に確認すべきこと

ここまで、歯科衛生士が知人や友人からの紹介で転職することへのメリット・デメリットを紹介しました。それらを踏まえて、誘いを受けた転職で失敗しないために事前に確認しておきたいことを解説します。

紹介での転職を後悔しないための事前確認ポイント

●自分と職場の相性を十分に確認する

知人・友人が楽しく快適に働けていて、充実感や満足感を得ている職場だとしても、それがそのまま自分にも当てはまるとは限りません。その歯科医院のポリシーや、院長の人柄、働いているスタッフの雰囲気など、「自分にマッチする職場」の要素は多岐にわたります。教えてもらった情報以外に、自分でもその歯科医院のホームページなどを積極的に確認するなど検討材料はたくさん用意するようにしましょう。

●選考前に労働条件を確認する

知人・友人からの紹介ということで、労働条件を提示してもらう前に、面接や見学などの選考がどんどん進んでしまうというケースもあります。そうなってしまうと、後から提示された条件が希望と大きく乖離していた場合、交渉するのも選考を辞退するのも難しくなってしまうかもしれません。
一般募集も並行して行っている歯科医院であればその求人情報を参考にできますが、もともと求人を出していない場合は、紹介を持ちかけられた段階で労働条件の確認をお勧めします。

また、労働条件では福利厚生が制度としてあっても実際に利用できず形骸化しているケースもあります。そのため、実情についても紹介者に確認してみると良いでしょう。

◇    ◇    ◇

ここまで、歯科衛生士が知人・友人からの紹介で転職するメリット・デメリット、誘われたときに確認しておきたいことなどについて解説しました。紹介者から職場について詳しい情報を得られやすいなどメリットがある反面、紹介者との関係性に縛られやすいことがデメリットになり得ることも覚えておきましょう。
今回解説したことを踏まえて、紹介を持ちかけられた際は慎重に検討するようにしてください。

また、知り合いの伝手とは別に、職場との出会いの機会を増やしてみてはいかがでしょうか。
当サイト「ドクターズ・ファイル ジョブズ」では、院長が自院の理念や患者・治療への思いなどを語ってくれたり、先輩スタッフが職場や自身の働き方を紹介してくれたりするインタビュー記事付きの求人が豊富です。知り合いから紹介してもらうのと同じくらい、職場への理解を深めやすいです。
さらに、エリアや駅、雇用形態からはもちろん、「駅近(徒歩5分以内)・駅ナカ」「ブランクOK」「子育てママ在籍中」「残業なし」などのこだわり条件でも絞り込めたり、キーワードを入力して検索したりすることができます。ぜひ活用してみてください。

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こちらの記事の執筆者
加藤 良大

ライター

歴10年フリーライター。転職、人事労務、医療、不動産、金融など、専門記事の執筆を得意としている。執筆本数は21,000本以上、取引社数は400社以上。各分野の専門家から「正確な情報に基づいたわかりやすい記事」と好評。編集・校正・ライターのディレクション業務も数多く担当している。

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