面接や、履歴書などの書類を作るとき、日本語を間違って使ってしまうと、恥ずかしいだけでなく相手に不信感を与えてしまう可能性があります。入職した後をイメージし、採用担当者から「患者さんにも間違った言葉を使ってしまいそう」と思われてしまうことは十分にあり得るためです。
この記事では、間違いやすい日本語をピックアップしました。ちょっとした言い間違い・使い間違いで印象を悪くしないために、ぜひ正しい使い方を覚えておきましょう。
1 「いそいそ」は、急いでいる様子ではない?
以下の面接シーンを見てみましょう。
こちらのシーンでは、「いそいそ」を「急いでいる様子」という意味で使っています。
一見、正しく見える文章ですが、実はこれは誤用です。「急いでいる」「忙しい」の「いそ」という語感から、慌ただしい様子を意味していると誤解されがちなこの言葉。正しい意味について紹介していきましょう。
2 「いそいそ」の正しい意味
「いそいそ」とは、「うれしいことがあり、その喜びが動作にあふれている様子」という意味。「ウキウキしている」に似た言葉です。
例えば、「待ちに待った映画の公開日だからか、彼はいそいそと出かけて行った」「デートだから、いそいそと家を出た」といった表現がぴったりでしょう。
3 「急いでいる様子」を表現するなら?
冒頭の面接シーンを言い換えるなら、「せかせかと」「そそくさと」といった表現がぴったりではないでしょうか。
これまで勘違いしていた! という人は、意識的にこれらの言葉に言い換えてみると良いかもしれません。特に面接や履歴書などの場では要注意! 「“いそいそ”は間違えやすい」ということだけでも覚えておきましょう。
4 面接対策や書類の相談にはエージェントの活用を
面接や書類での日本語間違いをしないためには、第三者目線での面接対策や書類のチェックが有用です。転職エージェント「ドクターズ・ファイル エージェント」ではキャリア・アドバイザーの面接指導を受けることができます。 ぜひご活用ください。(ドクターズ・ファイル編集部)
~面接でのワンシーン~
ドクター「前職のクリニックを退職された理由を教えていただけますか?」
応募者「はい。仕事自体にはやりがいを感じていたのですが、常に人手不足で残業が多く、子どもの保育園の迎えに間に合わないことも多くありました。周りも忙しない中でいそいそと職場を後にするのも心苦しく、仕事と子育てのめりはりをつけて働ける環境を探したいと思うようになりました」
ドクター「なるほど。ありがとうございました。(…この人、日本語知らないかも…)」