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うさみクリニック (神戸市垂水区/垂水駅)

森脇 綾 院長、宇佐美 啓子 副院長の独自取材記事

「医療法人きらりと うさみクリニック」は、神戸市垂水区つつじが丘の閑静な住宅街にある。もともとは宇佐美啓子先生が「宇佐美眼科医院」として1987年に開業し、長年にわたって地域に貢献してきた。2019年からは、宇佐美先生の娘であり、日本形成外科学会形成外科専門医である森脇綾先生が副院長として診療に参画。眼科と形成外科の二本柱となったことを機に、院名を変えて再スタートした。さらに2025年8月、森脇先生が新たに院長に就任し、宇佐美先生は副院長へ。体制が変わっても、「垂水の街に暮らす人たちに元気になってもらいたい」という思いは変わらない2人に、それぞれの診療の特徴や、形成外科の診療について詳しく話を聞いた。

形成外科と眼科で、地域の幅広いニーズに応えたい

院長を交代された経緯について聞かせてください。

【森脇院長】当院は、私の母である宇佐美啓子先生が1987年に開業し、地域の方々の目の健康に携わってきました。2019年に私が加わり、形成外科・皮膚科・美容皮膚科を開設しました。昨年2025年に院長を私に交代する運びとなりましたが、宇佐美先生も今後も副院長として長く診療にあたる予定です。当院の診療方針も特に大きく方向は変えず、自然な形で続けていきたいと考えています。

森脇院長は形成外科での豊富な経験をお持ちだそうですね。

【森脇院長】私は、勤務医時代は神戸大学医学部附属病院の形成外科や、阪神間の病院・クリニックで形成外科・皮膚科の診療に携わってきました。形成外科はなじみの薄い人が多いので、なかなかピンとこないかもしれませんが、傷ややけど、できもの、あざなどの処置や、傷痕、眼瞼下垂など体表面の異常を扱うのが専門です。対象は毛髪から爪の先まで全身にわたりますから、実は診療範囲はとても広く、例えば巻き爪・しみ・わきが・多汗症なども該当します。生まれつきあるあざや変形、寝たきりの方の床ずれも形成外科で診ることができます。それこそ、赤ちゃんからご高齢の方までの幅広い世代の方が来られますし、きっと皆さんが想像するよりも幅広い診療ができるはずです。何かお困りのことがあれば形成外科を思い出して、ご相談いただければと思います。

こちらにはどのような患者さんがいらっしゃいますか?

【森脇院長】地域の方々はもちろん、淡路島や中央区、兵庫区など少し離れた地域から来院してくださる方も増えました。形成外科は目に見える部分を治療するので、患者さんの悩みが深いことも少なくありません。これからは患者さんのさまざまな期待に応えられるよう、さらに幅広い診療メニューでお迎えできたら。また、小さなお子さんのやけどや傷のご相談も可能です。痕になってからでも治療できますが、傷をきれいに治せるよう努めるのも、形成外科ならではの診療だと思います。ぜひ早めの受診をご検討ください。
【宇佐美副院長】眼科は地域の方が中心ですね。園医も務めていますので、小さなお子さんが来院されることもあります。コンタクトレンズの相談や白内障、緑内障の相談、花粉が多い季節にはアレルギー性の結膜炎の相談も増えます。

患者の言葉に耳を傾け、患者の思いにふれる

眼科と形成外科の医師がいるメリットは何ですか?

【森脇院長】すぐに相談できる点は心強いですね。今後も必要に応じて連携を図っていく考えです。
【宇佐美副院長】双方の専門知識を持った医師の診療が一ヵ所で受けられるのは、患者さんにとってメリットかと思います。また、眼科と形成外科は、治療を施す部位という点では重なる部分もあるんです。特に目の疾患を発端に、まぶたや目の回りの皮膚にトラブルがある場合には、森脇院長から詳細なアドバイスがもらえるので助かっています。

診療の中で心がけていることはありますか?

【森脇院長】患者さんの生活スタイルやお人柄に合わせて治療法を選べるよう、なるべく複数の選択肢を提示することを大切にしています。医学的に最適な方法であっても、生活に合わなければ継続できません。そのため、「一緒に選んでいく」姿勢を意識しています。また、形成外科として、傷痕や術後の経過には特に注意しています。けがやすり傷でも、その後のケアによって仕上がりが変わるので、しっかり説明するようにしています。
【宇佐美副院長】「患者さんが良くなるように」と考えることに尽きます。患者さんにはいろいろな方がいて、ライフスタイルもさまざま。考え方や求めていることも違います。ただ、治療を望む気持ちは同じですから、その気持ちにお応えして喜んでいただくのが医師の仕事だと思います。

形成外科では手術もされているそうですね。

【森脇院長】入院設備がありませんので、日帰りの手術のみですが、眼瞼下垂などまぶたの手術や、ほくろ・イボの除去、脂肪腫などのできものの切除も行っています。また、日本レーザー医学会レーザー専門医でもありますので、レーザーによる治療に対応することも多いですね。どの治療も、痛みには十分に配慮していますので、ご安心ください。また、手術は一時的とはいえ肌に傷をつくってしまいます。これは患者さんにとっては不安で怖いことですよね。そのため、術前のカウンセリングや術後の回復過程のご説明などは特に丁寧に行っています。どんな意図があり、どんな方法で、どんな手術をするのか、どんな経過をたどるのか。安心して手術を受けてもらえるよう、具体的にお話ししています。

地域の人々が、快適に暮らすためのサポートを

その他、形成外科では自由診療にも対応しているとか。

【森脇院長】形成外科ではほとんどが保険診療で行えますが、場合によっては患者さんの希望が満たせないこともあります。そんな時は、レーザーなどのメニューも組み合わせることがあります。もちろん、必要のないものを勧めることはありません。診療をしていて思うのですが、目に見える部分の傷痕は、時に心も傷つけてしまうことがあるんです。それはどんなに小さい傷であってもです。だからこそ私は、傷を癒やして心も体も元気になってほしい。その手助けができるより良い治療法があれば、積極的に取り入れていきたいです。それは、しみやほくろなどの除去においても一緒です。さまざまな方法があるので、相談していただければ、その方に合ったより良いご提案をさせていただきます。

力を入れているまぶた疾患の手術について教えてください。

【森脇院長】当院では、まぶたの開きが悪くなる眼瞼下垂に対する日帰り手術に注力しています。眼瞼下垂とは、まぶたが下がって黒目の一部を覆ってしまう疾患で、主な原因としては、加齢による皮膚のたるみやくぼみ、まぶたを持ち上げる筋肉や腱膜の緩み、さらに筋肉や神経の異常などが挙げられます。初期はまぶたの重さを感じる程度ですが、進行すると視野の狭窄に加え、眼精疲労や頭痛、肩凝りを引き起こすこともあるため、早めの受診をお勧めします。手術は形成外科専門医である私が担当し、日本眼科学会眼科専門医である宇佐美副院長が術前・術後を丁寧にサポートします。眼瞼下垂の手術は保険適用となり、局所麻酔下で約1時間と、体への負担も比較的少ない治療です。術後の経過や日常生活での注意点についても丁寧にご案内しますので、不安な点があればお気軽にご相談ください。

最後に、地域の方々にメッセージをお願いします。

【森脇院長】この地域で長く診療を続けてきた母の想いを引き継ぎ、皆さんから「困った時はここに来れば解決できる」と思っていただけるようなクリニックでありたいと考えています。当院では診療時間外でも、ケガなどで急を要するケースや術後のトラブルに対応していますので、遠慮せずにご相談ください。近年は往診先の施設も増えてきました。計画的な訪問診療にも対応していますので、床ずれのせいで退院できない、自宅でのケアが難しいとお悩みの方もぜひお声がけください。また、しみ、薄毛、スキンケアなどでお悩みの場合も、新たな機器を備えた美容皮膚科で対応しています。近隣の方から遠方の方まで、幅広い地域、年代の方々のお役に立てるよう努めてまいります。

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