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メディカルパーク今池 (名古屋市千種区/今池駅)

氏原 正樹 副院長の独自取材記事

今池駅より徒歩約1分のビル2階にある「医療法人順秀会 メディカルパーク今池」は、名古屋市内に7つのクリニックを開設する医療法人施設の一つだ。格調高い数々の絵画に彩られた院内は、落ち着いた雰囲気で、リラックスして診療が受けられそうだ。優しい笑顔が印象的な氏原正樹副院長は、消化器や消化器内視鏡のエキスパート。「内視鏡検査は私にとって毎日のように行っている『日常』の出来事ですが、患者さんにとっては不安がいっぱいの『非日常』です」と語るように、常に患者目線での診療を心がけてきた。そんな氏原副院長に同法人の診療方針や特徴、診療時の心がけなどについて話を聞いた。

グループ内連携により総合病院のような医療の提供を

医療法人グループの中の1院だそうですね。特徴を教えてください。

当院は名古屋市内に7院を展開する医療法人順秀会の系列クリニックです。私が総合内科や消化器内科などを専門とするほか、当グループには循環器内科や内分泌内科、泌尿器科、婦人科などを専門とする医師が在籍しています。系列クリニックの連携により、総合病院のように診療できるのが特徴です。当院があるエリアは系列クリニックの中央に位置し、MRIやCTなどの先進的な機器も充実しているため、当院で検査をして、患者さんのご自宅の近くにあるクリニックで結果をお渡しすることも可能です。普段は通い慣れているクリニックを受診し、専門医師の診断が必要な際に、専門性の高い医療が受けられれば患者さんにとってメリットだと思います。複数の検査や受診が必要なときも、予約がスムーズにできれば、きっと喜んでいただけるでしょう。また医療情報の共有により、オンラインで画像を見ながら同僚医師と相談するなど、精度の高い医療の提供に努めています。

診療方針や、注力している治療についても聞かせてください。

当法人の理念である「己のためではなく、他人のために生きること、それが医の本業である」を継承し、地域住民の皆さまに信頼されるクリニックをめざしています。診察や治療はもちろん、法人全体で特に注力しているのは健診です。専門の医師が多数在籍する強みを生かし、病気を予防していけたら。また、安静時心電図検査に加えて、運動負荷心電図検査ができるのも当院の強みです。この検査の目的は、狭心症をはじめ心臓病について調べること。法定健診の検査項目を網羅し、定期的な健康状態の把握にも役立つ内容をご提供しています。

先生の専門分野を教えてください。

総合内科や消化器内科のほか内視鏡、肝臓を専門としています。また、内視鏡は胃や大腸だけでなく、小腸の経験も数多く積みました。小腸は大腸よりも内視鏡を奥まで入れる必要があるので、患者さんの負担も大きく、医師には高い技術が要求されます。そのため、患者さんのつらい時間を極力短縮するため、安全性を念頭に置き、早く適切な検査を心がけてきました。内視鏡を専門とする先生方から評価がいただけたら光栄ですし、何より患者さんに喜んでいただけるよう努めたいですね。負担の軽い内視鏡検査が提供できると自負しておりますので、不安をお持ちの方も気軽にご相談いただければと思います。

「心通う医療」で、患者に安心感を

先生のご経歴について教えてください。

信州大学医学部を卒業後、名古屋第一赤十字病院で研鑽を積みました。同院を選んだのは大規模病院で若いうちに多くの症例をこなし、経験を積みたいと思ったからです。ここで消化器内科の基礎を学びました。その後、豊橋医療センターの消化器内科に勤務。同僚医師が産休に入り、1人体制でしたので外来中に救急車で運ばれてきた方を診て、また外来に戻るという毎日でした。大変でしたが、この経験が今も生きていると思います。次に名古屋大学医学部附属病院で、小腸・大腸など下部消化管を専門とする研究室に在籍し、研究と診療を行いました。この時、主に炎症性腸疾患に取り組んでいたことで、大腸内視鏡だけでなく、小腸内視鏡検査の経験を積むことができたのです。前職となる安城市の八千代病院では一般的な消化器内科の診療のほか、内視鏡検査の技術を磨きました。そしてご縁があり2020年より当院で勤務しています。

医師を志したきっかけや、消化器内科を専門とした理由は何でしょうか?

私は浜松市出身で、伯父が一般外科の医師として開業していました。小さな頃から遊びに行ったり診療してもらったりと、伯父のクリニックへ行く機会が多かったのです。けがや病気の時は不安でいっぱいでしたが、伯父はいつも優しく迎えてくれて、その笑顔を見るだけで「来て良かったな」と思いました。他の患者さんからも感謝されていて、素晴らしい仕事だと感じたのが医師を志した理由です。消化器を専門としたのは、ほぼすべての臓器を診ることができるからですね。憧れていた伯父の影響もあり、当初は外科医を希望していましたが、初診から「手術をお願いしたい」という患者さんはあまりおりませんので、診療当初から患者さんに寄り添える内科を選びました。また、医師になった頃、胃や大腸の早期がんの治療が内視鏡で対応できるようになったことも影響しています。患者さんの訴えを聞き、慢性疾患を診て、がんの治療にも対応できるのが消化器内科の魅力です。

診療時において、どんなことを心がけていますか?

心が通う医療、つまり治療をするだけでなく、「来て良かった」「安心した」と患者さんが感じられる医療です。患者さんは、「何かの病気かしら?」と不安を抱えて来院されます。そんなとき、人は話を聞いてもらいたいものですし、優しい医師であれば、より大きな安心感を抱いてもらえると思うのです。そのためにも、まずはあいさつを重視しています。形式的ではなく、患者さんと目線を合わせた笑顔のあいさつです。内視鏡検査のつらさには精神面も大きく影響しますので、事前のあいさつによってリラックスしていただく。そして、検査中は心構えができるように、「ここはつらいかもしれません」など丁寧な説明を心がけています。その結果、「今までで一番楽だった」「次回もお願いしたい」と言っていただけたら、何よりのご褒美ですね。

患者の要望を把握し、寄り添う医療に努める

医師人生に影響を与えたエピソードはありますか?

医師になりたての頃、2つ年上の先輩から消化器内科の指導を受けていた時ですね。担当する患者さんの中に、身寄りがなく寝たきりで、末期がんの方がいました。その方がまだ元気だった頃、先輩に「先生、俺は桜が見たいんだ」と言っていたそうです。ですが、春になった頃には、酸素吸入している状態で息も絶え絶えでした。スタッフの中には「もう見えないのでは」という者も多い中、先輩は「そんなことは関係ない。桜が見たいと言っていたのだから俺が連れていく。氏原、手伝え」と……。その後、2人で桜の見える場所までせっせとベッドを移動しました。この時の出来事が、「こんな医師になりたい」と私を消化器内科へ導いてくれたターニングポイントです。

患者に寄り添うための工夫を教えてください。

患者さんのご要望を考慮した上で対応することです。例えば、具体的な検査を希望して来院される方がいますが、その検査は医学的には必要がないこともあります。反対に医師側が良かれと思った行為が、患者さんのイメージと異なることも。このように医学的に正しいことでも、患者さんには価値が感じられないケースは多々あります。つまり、医師と患者さんとで見える景色が異なることが多いのです。この距離を埋めるため、まずは患者さんのお話をしっかり聞くようにしています。そして、ご要望を踏まえた上で、できる限り丁寧にわかりやすく説明し、治療の目的や意図をご理解いただけるよう努めています。決して押しつけではなく、ご納得いただいてから治療を進めていきたいですね。

読者にメッセージをお願いします。

当院ではいろいろな病気に対する検査ができますし、当グループにはさまざまな分野の専門医師が在籍しています。例えば、健康診断でコレステロールと大腸、心電図と血糖値がひっかかったなど、複数項目にチェックが入ることは珍しくありません。そのような際も、あちこちの医療機関をまたぐ必要がありませんので、患者さんの負担を軽減できるでしょう。また、内視鏡検査では私が培ってきた技術を余すことなく発揮し、精神的・肉体的な負担を軽くしたいと思っています。内視鏡検査は、胃がんや大腸がんなどの発見に有用な検査ですので、「怖い」「つらそう」というイメージをお持ちの方も、お気軽に相談ください。

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