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こうの整形外科クリニック (松山市/土橋駅)

河野 真介 院長の独自取材記事

2015年に松山市和泉北に開院した「こうの整形外科クリニック」。明るい雰囲気の院内に、診療室、広いリハビリテーションスペースなどが設けられ、超音波検査機器やMRI、物理療法の治療機器なども各種そろえられている。大学病院や地域の基幹病院で研鑽を積んだ河野真介院長が、看護師や理学療法士とともに診療を行っている。「地域の皆さんのお役ちたい」という思いで、急性疾患の治療から慢性疾患の保存療法、リハビリテーションまで幅広く対応。河野院長に、整形外科医師として患者の健康をサポートするために注力していることや、得意とする治療について話を聞いた。料理好きだというプライベートについても気さくに話してくれた。

先進の検査機器を導入し、早期診断をめざす

クリニックを開院された際の思いをお聞かせください。

大学卒業後の5年間、高知医科大学整形外科で臨床と研究の日々を送り、その後、高知県内の5つの病院に勤務。その中で急性期の外傷から、腰部脊柱管狭窄症や変形性膝関節症などの慢性疾患の診療まで幅広い診療経験を積みました。愛媛県に戻り、勤務した済生会松山病院では約7年間勤務しました。そんな日々の中、手術後のリハビリテーションの重要性や、保存療法を必要とする患者さんが多いことを実感したのです。そういった患者さんたちに寄り添った治療を行いたい、そして地域の皆さんが元気に活動できるようサポートしていきたいと考え、このクリニックを開院したのです。

検査機器の導入に、先生のこだわりを感じます。

的確に診断し、患者さんの病態に合った治療を行うには、精度の高い検査が重要になります。ですから開院にあたっては精度の高い検査機器を整えることにこだわりました。エックス線撮影装置やオープン型MRIに加え、超音波検査機器や全身用エックス線骨密度測定装置も導入し、症状や状態に応じて各種検査機器を用いた検査を行っています。超音波検査ではエックス線ではわからない靱帯、筋肉など、いわゆる軟部組織といわれる組織も診察室で見ることが可能です。整形外科領域の診療では動きが重要ですから、静止画像ではなくリアルタイムでの動きを見られる点もメリットです。さらに、単なる検査の道具ではなく、治療にもつなげられる道具として今後の整形外科の領域で重要度が上がっていくのではと考えています。

どのような症状で来院される方が多いですか?

骨折や捻挫、靱帯損傷といった外傷や、疲労骨折などのスポーツ障害、腰部脊柱管狭窄症や変形性関節症をはじめとする慢性疾患など、とても幅広いです。肩凝りや首・腰の痛みでお悩みの方や、手足がしびれる、関節痛などの症状を訴えて来られる方もいますし、年齢層も小さなお子さん、小中学生から高齢者まで、幅広く通ってくださっています。また、ほかの病院で手術を受けた後にリハビリテーションに通って来られている方もいます。

「痛み」の原因を素早く見つけることから治療は始まる

診療方針について教えてください。

整形外科にはさまざまな痛みを訴えて診療を受けに来られる方が多いので、できるだけ早く痛みを和らげることをめざしています。そのために痛みの原因をできるだけ早く的確に発見し、早期治療ができるように努めています。痛みやつらさの程度というのはご本人しかわからないわけですが、患者さんの身になって考えるようにしています。その方の家族のような気持ちで誠意を持って診療をするよう心がけています。患者さんの疾患や状態に合った治療をするのはもちろんのこと、元気に生活をしたり、長くスポーツを楽しめたりといった、これから先のライフスタイルを考慮した治療や予防をご提案しています。

痛みに対する治療にはどういったものがあるのでしょうか。

いろいろなアプローチがあります。リハビリテーションで痛みの緩和を図ったり、薬による治療を行ったり。痛みの原因となるトリガーポイントへの注射や、神経ブロック注射、エコーガイド下の筋膜リリース等も行っています。

リハビリテーションについてのお考えを教えてください。

リハビリテーションスペースを広くとり、さまざまな症状に対応する物理療法が行えるよう、温熱療法や干渉波治療機器などの機器を設置しています。また、理学療法士がしっかりサポートする筋力訓練や関節可動訓練、体操などの運動療法にも力を入れています。理学療法士は、手術後などの機能回復を目的とした運動療法だけでなく、痛みの軽減を目的としたトレーニングもご提案しています。

骨粗しょう症の治療にも注力されていますね。

はい、そうです。骨粗しょう症は骨密度が低下し、骨がもろくなる疾患です。特に女性は50歳を越える頃から骨密度が低下してきます。「70代の2人に1人は骨粗しょう症」と言われるほどに多いです。骨粗しょう症で骨がもろくなった状態だと、骨折を起こしやすくなります。これが問題で、骨粗しょう症による骨折を起こした人とそうでない人とでは健康寿命が随分違ってきます。寝たきりの大きな要因の一つに、骨粗しょう症による骨折があります。ですから僕は、その方の人生が大きく違ってくると考えながら治療に取り組んでいます。内容としては、その方の状態に合わせた運動、食事、薬による治療を行います。骨粗しょう症は自覚症状がありませんので、不安がある方は一度検査を受けてみられてはいかがでしょうか。

小学5年で描いた理想像は「地域の人の役に立つ医師」

そもそも先生はなぜ医師になろうと思われたのですか?

僕が医師になりたいとはっきり思ったのは小学5年生の時です。きっかけは、近所のかかりつけのクリニックの先生でした。風邪をひくといつも診てもらっていたその先生が優しかったのと、近所の人たちから頼りにされている姿に憧れまして、地域の人の役に立つ仕事で、かつやりがいがありそうだということをその先生の姿を通して感じたわけです。小学5年生の時に決めてから後、ほかの職業に就きたいと思ったことは一度もありませんでした。医師になることだけをめざして勉強に取り組めたことは幸せだったと思います。

プライベートで楽しみにされていることは何ですか?

外食をするのが息抜きだったのですが、コロナ禍で外食には行っていないので、その分、家で料理を作る時間を楽しんでいます。もともと料理は趣味の一つで、大学生の頃に自炊をしていて、ある料理研究家の料理本を見て餃子を作ったのが始まりです。和洋中なんでもできますよ。ピザは生地から作りますし、うどんやパスタの麺も打てますし、メキシコ料理のトルティーヤや、ベーグルなどのパンを焼いたりもします。休日はそうやって料理をしたり、部屋で本を読んだりして過ごしています。

今後の展望と、読者へのメッセージをお願いします。

時代の変化や医療の進歩に乗り遅れないように、勉強をして新しい知識を入れることを続けていきます。整形外科の領域は幅広いですし、勉強が終わることはないと思っています。地域の皆さんの身体に関するお困りごとの力になれるような医師をめざしています。患者さんの立場になって考え、誠意を持って診療することを心がけ、敷居の高くないクリニックでありたいと思います。「こんなことで受診していいんでしょうか?」と気にされる方がおられますが、「どうなんだろう?」と不安に思うようなことがあれば、いつでも気軽にご相談いただければと思います。

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