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横須賀大津駅前クリニック (横須賀市/京急大津駅)

毛利 貴 院長の独自取材記事

京急大津駅の目の前にある「横須賀大津駅前クリニック」。白を基調とした院内は、ゆったりと落ち着きのある雰囲気。待合室は、患者同士の目線が合わないように椅子が配置され、診療前の緊張をほぐしてくれそうだ。毛利貴院長は医学部卒業後、大学病院や基幹病院などで研鑽を積み、2023年に前身のクリニックを引き継いで院長に就任した。診察時のモットーは、患者の目を見てゆっくりと話すこと。患者の声を丁寧に拾い上げることを大切に、気軽に来院できるクリニックをめざしている毛利院長に、同院の特徴や今後の展望について話を聞いた。

これまでの経験と技術で、地域住民の健康をサポート

はじめに、クリニックのコンセプトや患者さんの傾向についてお尋ねします。

院長継承後、4ヵ月が経過しました。この地域は穏やかな方が多く、心にゆとりをもって診療できます。平日は高齢の方の来院率が高く、生活習慣病をはじめとする慢性疾患のご相談が中心です。また、当院は内視鏡検査を実施しているので、週末は働き世代が検査を受診される傾向です。今後、医療体制の細分化がますます進行していきますが、地域密着型の治療を行う当院は、診断からある程度の治療までを完結できるクリニックをめざしたいと考えています。開業前に外科医師として勤務していた頃の医療スタイルは、病巣の発見から治療までを一貫して行うことでしたので、当院においても、培ってきた経験と技術をもって全人的な医療をこの地域の皆さまに提供し、お役に立てたらいいなと思っております。

経験を重ねる中で、毛利院長がめざす医師像に変化はあったのでしょうか。

勤務医として時間を過ごしていく中で、次第に自分の役割、ポジションや年齢など意識するようになり、目標とする医師像は変化してきたように思います。術法が腹腔鏡手術からロボット支援下手術へと変化するような場面を目の当たりにすることも頻繁にあり、大きな病院に在籍する醍醐味は、そうした先端の外科医療を提供できることですが、これからを担うであろう若い世代へのバトンタッチも必要と考え、自分は地域医療を担っていきたいと考えるようになりました。当院の患者さんの多くは前身のクリニックからご縁のある方々なので、従来のやり方を踏襲しながらも、今後は自分の色を出していきたいと思っています。

こちらの特徴の一つである内視鏡検査について詳しく教えてください。

胃カメラには、経口によるものと経鼻によるものがあります。経口内視鏡検査の特徴は検査用スコープが太く、嘔吐反射が生じやすいことです。検査中に喉や胃中で違和感を覚える場合があり、同検査が苦手な方もいるので、当院では経鼻内視鏡検査も実施しています。大腸カメラでは眠った状態で検査を受けられるよう鎮静剤を使用します。当院では私が院長継承後に、鎮静剤使用を開始しました。自分の検査体験も踏まえて必要であると思い当院に適用しました。検査後はベッドで休んでもらってから帰宅という流れです。週末にも内視鏡検査を行っているため、近隣にお勤めの方や若い世代の方に喜んでいただけているようです。

モットーは、患者の目を見てゆっくりと丁寧に話すこと

大学時代から現在に至るまでの経歴を教えてください。

大学6年の時に、絞扼性イレウスという腸管が壊死を起こす難易度の高い症例の手術に立ち会いました。それを執刀した医師の素晴らしさに感銘し、私は外科を選択しました。大学卒業から12年目ぐらいの時期に勤務したのが、新百合ヶ丘総合病院です。同院の立ち上げに参画し、4年間を過ごしました。ここでの経験を経て、外科医としての役割が一区切りついたように感じるようになり、その後勤務した東京慈恵会医科大学附属柏病院での時間は、今後の自分を見つめ直す時期でもありました。自分の経験や学びを地域の方に還元して、喜んでいただくお手伝いができたらうれしいと考えるようになり、現在に至ります。

毛利院長が行う基本的な診察の流れについてお伺いします。

患者さんと接する際は、まず診察室に入るときの様子からチェックしていきます。勤務医時代の経験ですが、患者さんが診察室に入るや否や、見るからに顔色が悪く、何らかのトラブルを抱えていると直感したことがあります。このような小さな気づきを見逃さぬように、入室と同時に慎重に患者さんと向き合うことが大切です。そして目の前に座る患者さんの所作、所見を拝見し、さらに会話を重ねながら、検査が必要か否かを探るという感じです。診断を下すには、やはり検査を通して患者さんの状態を適切に知ることが極めて重要です。検査結果を見て治療が必要であると診断を下した場合は、当院で可能な限りの治療を行えるよう体制を整えております。

診察する際に心がけていることはありますか?

大切にしていることは、患者さんの目を見ながら、ゆっくりと丁寧に話すこと。そして、私の説明をより理解してもらえるように、その場で絵を描く、わかりやすい資料を手元にご用意する、パソコンの画面上に説明用画像を表示するなどの工夫も行っています。患者さんの中には、医師を前にするとスムーズにお話をするのが苦手な方もいると思いますが、そうした方との円滑なコミュニケーションに力を貸してくれるのが、看護師です。前身のクリニックのやり方を知っているだけでなく、患者さんとの面識もある看護師は、私にとってかけがえのない、とても心強い存在です。看護師にはいつも助けてもらっているので、本当に感謝の一言です。また、私が継承した後も、引き続き通院してくださる患者さんがいてくれるからこそ、私は充実した地域医療の道を歩むことができていると思い、患者さんにも感謝の思いでいっぱいです。

患者の声を、丁寧に拾いあげることが大切

前身のクリニックから継承していることや、これからの課題はありますか。

前身の院長は、患者さんごとに定期的な血液検査や心電図検査の適切な時期を把握し、実際にそれを実践していました。これを励行することが、患者さんの生活の質を維持することにつながると考えます。こまやかな目配りや気配りを向けられることが、地域医療の在り方だと思うので、こうした取り組みは踏襲していきたいですね。現在とてもありがたいことに、多くの患者さんからご相談を頂戴しております。私が大切にしているのは、患者さんの声を丁寧に拾いあげること。お一人お一人の患者さんと時間を掛けてコミュニケーションを行っていく一方で、待ち時間が長くなることもあり、ご不便をお掛けしていることをたいへん心苦しく感じています。医療の質を落とすことなく、この点を改善する方法を模索しております。

今後の展望についてお聞かせください。

地域住民に安心を提供するための存在となったことで私が感じていることは、自分の健康にもこれまで以上に意識を向けて、生活を整えることが必要だということです。クリニック立ち上げから日が浅いことから、繁忙な日々が続いておりますが、手軽な取り組みとして食事による体重コントロールは行っています。また、今後は地域医療活動の一つとして、園医を担当することになりました。また地域の医師会との連携も深めていけたらと思っています。当院は、前身のクリニックにおいて培われた患者さんからの信頼を損なうことなく、さらに高みをめざした医療を提供し続けられるようスタッフ一同精進してまいります。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

当院の特徴の一つである内視鏡検査は、日曜日にも受けていただけます。週末になると、駅の目の前という好立地にある当院には、平日は忙しく検査機会を得にくい働き世代の方たちが多くが来院されます。空腹時や食後の胃痛や胃もたれ、ピロリ菌の疑いなどの症状に不安を覚えて来院されるケースが多いようです。また勤務先の健康診断で、便潜血やポリープの所見を手にした方などもいらっしゃいます。定期的に検査を受けることによって安心が得られますし、万が一治療を要することになった場合においても早期発見が大事に至るリスクの軽減につながるでしょう。スタッフ一同、「気軽に来院できる雰囲気づくり」を心がけている当院に、何かお困りのことがあればいつでもご相談ください。

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