歯科医師としてのやりがいを感じられる少数精鋭の職場です
烏丸十条マス歯科・矯正歯科 (京都市南区/十条駅)
歯科医師 入職12年目
桝 和成さん
矯正・インプラント・審美補綴を極めたい人にお勧め
精鋭ぞろいでチームワークが強みのクリニック
京都西陣の地で、120年続く老舗歯科医院の5代目院長を務めていた枡和成先生。順風満帆な歯科医院経営を行っていましたが、2022年に火災で建物が全焼するという不慮の事故に見舞われ状況は一変。50人以上いたスタッフの多くを解雇せざるを得ないという苦渋の決断をすることに。それでも、持ち前の前向きさと行動力で「患者さんのために今できることを」と奔走した結果、烏丸十条にあった歯科医院を継承し、「烏丸十条マス歯科・矯正歯科」として診療を再開するに至りました。現在、スタッフは院長を含めて約10人体制と規模は縮小したものの、その苦境さえもプラスに変換し、チーム一丸となって新しいクリニックづくりに励んでいるそう。そんな枡院長に同院の魅力などについてお話を聞きました。
(取材日2024年11月11日)
まずクリニックについて教えてください。
当院はもともと上京区にあったのですが、2022年に火災で全焼し、紆余(うよ)曲折を経てこの地で診療を開始しました。場所や規模が変わっても、地域の皆さんのお口の健康を支えたいという想いは変わりません。一方で、長く通われていた患者さんのことを想うと、やはり将来的には以前クリニックのあった地に戻れたらと考えています。そのため、今は復興に向けてクリニックの規模を拡大できるよう、スタッフと力を合わせ、前を向いて突き進んでいるという感じですね。診療内容としては保険・自費問わず幅広く行っていますが、中でも矯正治療やインプラント治療などの自費診療の割合が高いのが特徴の一つです。
同院で活躍できそうな人材や一緒に働きたいと思う歯科医師像とはどのようなものでしょうか?
当院で力を入れているのは、矯正・インプラント・審美補綴の3つで、いずれも噛み合わせを重視して行っています。そのためこれらの治療に興味があり、ある程度のスキルを持っていると即戦力として活躍していただけると思います。特に矯正の知識があると診断する際の視野が広がると思うので、患者さんにとってベストの選択肢を検討する上でも役立つはず。当院にも多くの矯正患者さんがいるので、研鑽を積むにはもってこいの環境だと思います。ただ、現時点ではこうした治療のエキスパートでなくても構いません。一番大事なのは熱意。それさえあれば、僕がマンツーマンで指導します。これも、少数精鋭の現状だからこそ可能なことだと考えています。
一緒に働く仲間に伝えたい、歯科医師の魅力とは?
何といっても社会貢献できることです。治療を通じて困っている患者さんに喜んでいただけたらこれ以上うれしいことはないですね。よく、代々続く歯科医師の家系だからこの仕事に就いたのだろうと思われるのですが、仮にそうでなくても歯科医師になっていた気がします。それくらいやりがいのある仕事だなと。火災後、臨床の場に立てることがいかにありがたいかを痛感したこともあって、現在は6台ある診察台をフル回転させて1日50人を診ています。その中で効率的かつ精密な治療を……と考えると当然高いレベルが求められますが、歯科医師としてさらにスキルアップしたい、患者さんのために全力を尽くしたいという方にはお勧めの職場です。
医療法人社団和成会 烏丸十条マス歯科・矯正歯科の気になるQ&A
Q少数精鋭ということですが、その分負担が大きいのでは?
Aオンオフの切り替えをしっかりするのが当院の方針なので、9時から18時の勤務時間を基本としてチームで助け合って業務を行っています。僕も休日は勉強会に参加する一方で、プライベートの時間も大事にしています。趣味はマラソン、ゴルフ、将棋、読書、水泳、ダンスと体がいくつあっても足りないくらい(笑)。こうした息抜きのおかげで診療にも集中できるので、スタッフのワークライフバランスも同じように大事にしたいですね。
Qスキルアップできる環境は整っていますか?
A正直に言うと、現時点では十分とはいえません。というのも、今は旧院復興までのスピードを少しでも早めるべく、日々の診療に打ち込み規模を拡大することが最優先。教育面のサポートが難しいのですが、以前は院内で勉強会を開催したり、独自の学術テストを実施し合格した人には手当てを支給したりしていました。今後経営が軌道に乗ってきたら教育体制の整備にも力を入れ、スタッフのさらなる知識・技術の向上につなげたいですね。
Qずばり、どんな人が向いていると思いますか?
Aワークライフバランスが大事とはいえ、「やる時はやる」のが僕のスタイル。ですから、矯正に関しては少なくとも月50時間は勉強してほしいですし、それだけの意欲と向上心のある方と出会えたらと思っています。頑張り抜くためには、どんなときも歯科医師の仕事をポジティブに捉えられることが大事かもしれません。復興に向けてスタートを切ったばかりですので、ぜひ一緒に新しい当院を作ってくれる仲間をお待ちしています。