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記事公開日:2023/01/16

最終更新日:

【看護師編】失敗しない職場見学のポイント~申し込みから見学当日まで~

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職場見学とは、求人応募前や選考中にその職場(クリニックや病院)を見学させてもらうこと。気になった職場が自分に合うかどうかを見極めるために効果的な情報収集の手段の一つです。実際に訪問して自分の目で確かめることができれば、より「リアルな情報」が得られて疑問・不安が解消されることも。

この記事では、看護師向けに職場見学を希望する際の申し込み方法、職場見学を有意義な時間にするためのポイントや注意点などを解説します。

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1 職場見学で「入職後のギャップ」を埋めよう

医療業界では職場見学を積極的に受け入れているので、一度は参加したことがあるという人も多いでしょう。その一方で、忙しくて時間が取れなかったり、「ちょっと面倒……」などと思ったりして見学したことがないという人もいるかもしれません。
見学は、働く前にその職場の雰囲気を知ることができる、大きなチャンス。職場とのミスマッチを減らすためにも、できるだけ見学しておきたいものです。

ただし、コロナ禍で感染リスクが高まっているという理由などで、見学に制限を設けているクリニックや病院もあります。求人情報やホームページなどで見学の制限があるか確認しましょう。

2 職場見学はどうやって申し込めばいい?

●応募する前に職場を見学したい場合

応募前の段階で職場見学を希望する場合は、まずクリニック・病院の求人やホームページで、見学の受け入れについて記載されているかどうかをチェック。規模の大きな病院などでは、医療関係者向けに定期的な職場見学会を開催していて、あらかじめ複数の実施日が公表されていることも。この場合、参加したい日を決めてから申し込むといいでしょう。ホームページに申し込み用のフォームが設置されていれば、そのまま入力して応募を進めましょう。
電話やメールでの見学申し込みを指定されている場合や求人情報やホームページに特に見学に関する記載がない場合は、見学実施を直接お願いしてみても良いかもしれません。

見学に関する連絡は電話でもメールでもOKですが、電話の場合、診療時間中は先方が忙しいことが多いため、休憩時間や診療終了直後の時間が望ましいでしょう。

電話で職場見学をお願いする場合のポイント

受付スタッフが電話を受ける場合が多いので、自分の名前や職業を名乗り、職場見学希望で連絡したことを手短に伝えることが大切です。院長や担当者に取り次いでもらえたり、電話を受けた相手からそのまま見学申し込みの手続きについて説明されたりするなど、先方がどのように応じてくれるかは医療機関によってさまざま。相手の意向を確認し、手続きの指示に従いながら進めていきます。

 

メールで職場見学をお願いする場合のポイント

メールでは、用件をしっかりと伝えるように心がけましょう。例えば、件名は「職場見学のお願い」など、見学希望に関する問い合わせであると一目でわかるのが基本。「貴院へのお願い」のように用件が曖昧だと、読んでもらう優先度を下げられてしまったり、他のメールに紛れてしまったりする可能性も。
本文では見学したい旨を伝え、日程を検討してもらえるように依頼します。文頭や文末には、あいさつ文を加えると丁寧さのアピールになるでしょう。
最後に氏名、連絡先電話番号、メールアドレスなどの署名を記載するのも忘れないように。

●応募後の選考段階で職場を見学したい場合

応募後の職場見学については、そもそも選考フローに組み込まれているケースもあります。面接と見学が同じ日で設定されているかなど、求人情報の選考スケジュールもチェックしてください。同じ日に実施してもらえれば何度も訪問しなくて済みますが、すべて終えるのに2~3時間かかることも。現職で時間の確保が難しいなどの理由で面接と見学を別々に実施してほしい場合は、採用担当者と面接や見学の日時を決めるときに相談すると良いでしょう。

また、選考フローに組み込まれている場合、面接と見学のどちらが先に実施されるかは応募先によって異なります。 面接前に見学する場合は、見学で職場の理解を深めた上で面接に臨めるのがメリット。「見学で目にした〇〇に好印象を抱き、御院で働きたい気持ちを一層強くしました」というように、熱意のアピールにもつなげられます。

とはいえ、面接を先に実施することになっている応募先に対して、「見学を先に実施してほしい」などと要望するのはあまりお勧めしません。見学は、現場の受け入れ態勢を整える必要があり、採用側は忙しい日や時間を避けるなど調整に手間をかけています。先述の「現職の都合」といったやむを得ない理由がない限りは、選考フローの変更を要請するのは避けるのが無難でしょう。

3 職場見学でのチェックポイント

職場見学は、漠然と雰囲気を味わうのと「知りたいことをしっかりチェックしよう」という姿勢で臨むのでは、気づきや発見に大きな差が生まれます。
そのため、職場を直接見られる貴重な機会を活用するため、自分なりにチェックしたいポイントを事前にまとめておくのが、見学の成功の秘訣。詳しく見ていきましょう。

①スタッフたちの仕事の様子

見学先で出会うスタッフは、入職することになったときに上司や先輩となる人たち。長く働けるかどうかを考える上で、自分との相性はとても気になるものです。
とはいえ見学時は、スタッフのほとんどは仕事中なので、直接話す機会は限られます。遠目から仕事ぶりを見させてもらうことを前提に、雰囲気を確かめてみることが一般的。患者へ向ける笑顔や、スタッフ同士のコミュニケーションなどから、職場の雰囲気を感じ取りましょう。

ただし、見学という短い時間での印象で「合う」「合わない」を決めつけてしまうのは危険です。一緒に働くうちに印象が変わるのはよくあること。見学ではクリニックのリアルが見えて参考になりますが、一つの印象に振り回されすぎないことも大切です。

スタッフたちの仕事の様子 チェックポイント例

  • 患者への声がけを積極的に行っているか、どういう表情で接しているか
  • スタッフ同士で積極的にコミュニケーションを取り合っているか
  • 院長とスタッフはどんな雰囲気か

など

②院内の付帯設備

更衣室や休憩室、仮眠室、給湯室などスタッフが活用する付帯設備は、クリニックや病院によって有無も充実度合いもさまざま。「買ってきた飲み物を保管する冷蔵庫はあるか」「夜勤の際に利用しやすい仮眠室か」「スタッフの人数に対してロッカーの数は十分か」など、働き始めてから「こんなはずでは……」と困ることのないようにチェックしておくと良いでしょう。

院内の付帯設備 チェックポイント例

  • 着替えや貴重品の管理に支障はないか
  • 休憩や食事に不都合はないか
  • 夜勤がある場合、仮眠を取れる環境が整っているか
  • マイカー通勤を想定している場合、スタッフ用の駐車場は問題ないか

など

③院内の衛生管理

トイレや洗面所、受付、待合室がきれいか、医療器具や配膳車をいい加減に扱っていないかなどは見学でチェックしておきたいポイント。衛生管理が行き届いているのが見て取れれば、患者を大切にしている姿勢を感じられます。
また、日々の衛生管理は働いている人たちの心がけによるもの。忙しすぎて余裕のない現場では、管理にまで手が回らないケースも少なくないので、医療機関で重要とされる「衛生面」の管理がどこまで行き届いているか、チェックしてみましょう。

院内の衛生管理 チェックポイント例

  • 水回りや受付、待合室は清潔感があるか
  • 医療器具や配膳車、手術着などの管理が行き届いているか
  • 衛生管理に関する院内ルールはどのようになっているか

など

④職場の周辺環境

必ずしも職場見学のタイミングでなくても確認できることですが、院内だけではなくクリニックや病院の周辺の環境もチェックしておくのをお勧めします。自宅や最寄り駅からの職場までのルートを実際にたどりながら、道中に立ち寄れそうなコンビニやスーパーマーケット、飲食店などを把握しておきましょう。
そういった店舗の有無によって、実際に働き始めたときの生活サイクルもイメージできるようになります。

さらに、通勤ルートの安全面のチェックも忘れずに。特に帰宅時間が遅くなったり不規則になったりする可能性がある場合には、街灯は整備されているか、何時まで・どの程度人通りがあるか、コンビニや交番は近所にあるかなど、安心して通勤できる環境であるか確かめることも大切です。

職場の周辺環境 チェックポイント例

  • 職場の周辺に、どんなお店があるか
  • 通勤ルートの安全面は問題なさそうか

など

4 職場見学での注意点

ここからは、職場見学でぜひ注意していただきたい点を解説します。大前提として意識しておきたいのは、見学者はクリニックや病院にとって「お客さまではない」こと、そして見学での振る舞いも選考の一環としてチェックされること。仕事の妨げにならないように、「見学させてもらっている」という謙虚な姿勢で臨むことをお勧めします。

①職場見学時の服装

面接と同様にスーツやオフィスカジュアルが◎。見学と面接が同じタイミングで実施される場合は服装で迷うことは少ないですが、別の日に実施される場合も選考の一つだと考えて服装や身だしなみに気を配りましょう。
特に注意したいのは靴。院内を歩き回るので、コツコツと音の出やすいヒールは印象が良くありません。歩きやすくて音の出にくいパンプスなどにすると良いでしょう。

また、感染対策の観点で、見学時はマスクの着用が必須です。素材は飛沫防止効果が高いとされる不織布を選びましょう。マスクの色については、「青やピンクも可」「白以外はNG」など職場によってルールや考え方もさまざまなので、無難に白を選ぶのをお勧めします。

②患者やスタッフの邪魔にならないように気を配る

医療機関によって違いはあるものの、見学は診療時間中に実施されるのが一般的。メモを取るのに集中していて患者やスタッフの通行の邪魔になってしまっていた……、などといったことがないように、周囲には常に気を配るようにしましょう。また、患者やスタッフとすれ違う際に会釈をするなど、周囲への配慮を心がけてください。

◇  ◇  ◇

今回は看護師向けにクリニック・病院の職場見学について解説しました。転職後に「想像と違った」「こんなはずじゃなかった」といったミスマッチを減らすためにも、職場見学を積極的に活用することをお勧めします。

当サイト「ドクターズ・ファイル ジョブズ」で気になった求人が職場見学を実施しているかわからないときは、ぜひ問い合わせてみてください。
また「ドクターズ・ファイル ジョブズ」では、ドクターが自院の理念や患者・治療への思いなどを語ってくれたり、先輩スタッフが職場や自身の働き方を紹介してくれたりするインタビュー記事付きの求人も豊富です。職場見学と一緒に活用すれば、理解が一層深まるのでチェックしてみましょう。

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こちらの記事の執筆者
花野 静恵

ライター

大学卒業後、編集制作会社でレジャー情報に関する雑誌編集、ウェブサイトの立ち上げに携わる。紙媒体の企画から執筆まで一貫して携われるステージを求めて北陸・金沢の出版社へ。30歳を機にUターンし、名古屋の編集プロダクションへ。2011年からフリーランスのライター、エディター、ディレクターとして医療や介護、レジャー、教育、スポーツなど多分野の情報発信を手がける。

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