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記事公開日:2025/03/17

最終更新日:

医療従事者が間違うと恥ずかしい!「二つ返事」の正しい使い方

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面接や、履歴書などの書類を作るとき、日本語を間違って使ってしまうと、恥ずかしいだけでなく相手に不信感を与えてしまう可能性があります。入職した後をイメージし、採用担当者から「患者さんにも間違った言葉を使ってしまいそう」と思われてしまうことは十分にあり得るためです。

この記事では、間違いやすい日本語をピックアップしました。ちょっとした言い間違い・使い間違いで印象を悪くしないために、ぜひ正しい使い方を覚えておきましょう。

1 「二つ返事」を悪い意味で使っていませんか?

以下の面接シーンを見てみましょう。

~面接でのワンシーン~

ドクター「あなたの強みを教えてください」

応募者「私の強みは、困難なことでも挑戦してみる姿勢です。例えば、以前勤めていた病院で新しい診療科ができ、併せてスタッフの大規模な異動がありました。タイトなスケジュールでその診療科の外来をスタートさせることになっていたので、異動の内示を受けた同僚は難色を示し、渋々と承諾する中、私は二つ返事をすることなく、“はい!やってみたいです!”と一つ返事で引き受けました」

ドクター「え?(…この人、日本語知らないかも…)」

面接シーン

ここでは、「二つ返事」を「渋々承諾する」といった悪い意味で使っていますが、これはよくある誤用。子どもの頃によく言われた、「“はい”は1回!」という教えから生まれた誤解だといわれています。

しかし、そもそも「二つ返事」は「はいはい……」のように2回返事をするという意味ではありません。

本来の意味は、「ためらうことなく、すぐに承諾すること」というもの。「2つ」とは、「はい!」と答えた後すぐにまた「はい!」と答えてしまうくらい、迷うことなく快諾するというところから来ているそうです。

そのため、上記の面接シーンでいえば「周りは難色を示す中、私は二つ返事で引き受けました」という使い方なら正しい使い方です。

2 「一つ返事」は、どう使う?

先ほどの面接シーンでは「一つ返事で引き受けた」という表現がありました。これは、結論からいうと、完全なる誤用です。「一つ返事」という言葉はありません。

「“はい”は1回!」という教えから、「2回返事をするのは良くないこと=二つ返事より、一つ返事が良い」という解釈が生まれたと考えられます。

ちなみに、2011年度(平成23年度)に文化庁が行った「国語に関する世論調査」では、快く承諾するという意味で「一つ返事」という言葉を使うと答えた人が46.4%で、「二つ返事」という言葉を使うと答えた人は42.9%という結果でした。

「一つ返事」を正しい言葉だと思っている人がいかに多いかわかります。

3 「二つ返事」の正しい使い方

◎「忙しいのに、二つ返事で引き受けてくれて助かった」
◎「うまいこと言いくるめられて、二つ返事でOKしてしまった」

といった使い方が正しいといえるでしょう。

とはいえ、半数近くの人が間違えて使っている言葉ですので、面接や履歴書などのシーンでは無理に使う必要はないでしょう。

4  面接対策や書類の相談にはエージェントの活用を

面接や書類での日本語間違いをしないためには、第三者目線での面接対策や書類のチェックが有用です。転職エージェント「ドクターズ・ファイル エージェント」ではキャリア・アドバイザーの面接指導を受けることができます。
ぜひご活用ください。(ドクターズ・ファイル編集部)

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