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記事公開日:2025/03/10

最終更新日:

あるある誤用!「二の舞を踏む」「二の足を踏む」どっちが正しい?

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面接や、履歴書などの書類を作るとき、日本語を間違って使ってしまうと、恥ずかしいだけでなく相手に不信感を与えてしまう可能性があります。
入職した後をイメージし、採用担当者から「患者さんにも間違った言葉を使ってしまいそう」と思われてしまうことは十分にあり得るためです。
この記事では、間違いやすい日本語をピックアップしました。ちょっとした言い間違い・使い間違いで印象を悪くしないために、ぜひ正しい使い方を覚えておきましょう。

1 正しい日本語はどっち?

書類選考で記載することの多い「自己PR」。次の2つの事例を見ていきましょう。

【A】

「私の強みは、できるだけミスのないように慎重に行動できる点です。例えば、新しい医療機器が導入されたときには、マニュアルや公式サイトのFAQを確認し、ありがちなミスをチェック。二の舞を踏まないように行動します

【B】

「私の強みは、行動力があるところです。多くの同僚が“忙しくて時間がない……”と参加することに二の足を踏むような長時間にわたる勉強会やセミナーなどにも積極的に参加して、新しい知識を常に吸収しています」

さて、正しい日本語を使っているのは、どちらでしょうか?

正解は【B】。いかがでしょうか。正解した人も、何となくわかったという人も、間違えてしまった人も、これを機に言葉の由来や正しい使い方をぜひチェックしてみてください。

2 「二の足」は踏む、「二の舞」は演じる

混同されがちな「二の舞」と「二の足」。意味も大きく異なります。

「踏む」のは、二の足だけ。躊躇したり、尻込みしたりすることを意味します。

「二の足」とは二歩目のことですので、二歩目を踏み出すことをためらってしまう心情を「二の足を踏む」と表現するようになりました。「新車が欲しいが、高すぎて二の足を踏んでしまう」といったように使います。

続いて、二の舞ですが、こちらは「踏む」ではなく「演じる」が正解。意味としては、前の人のまねをすること、特にその中でも同じ失敗を繰り返すことを指します。
もともとは、雅楽(舞楽)の演目が語源です。「案摩の舞」の後に他の人がそれをまねてわざと失敗しながら演じる滑稽な舞のことを「二の舞」と表現したことから、人をまねて同じ失敗を繰り返すことを意味するようになったといわれています。

「舞」に由来するため、「演じる」が正しく、「踏む」は誤用というわけです。

3 「二の舞を演じる」の正しい使い方

由来がわかったところで、正しい使い方を見ていましょう。

・以前同僚が失敗し「これはミスが起きやすい」と言っていたので、二の舞を演じないようにチェックシートを作りました。
・過去にも事例があったのに、すっかり忘れてしまって前任者の二の舞を演じてしまいました。

このように使います。ちなみに「演じる」という言葉を使わずに「二の舞になる」「二の舞になりそうだ」といった言い回しもOK! そちらのほうが間違いにくいかもしれません。

4 面接対策や書類の相談にはエージェントの活用を

面接や書類での日本語間違いをしないためには、第三者目線での面接対策や書類のチェックが有用です。転職エージェント「ドクターズ・ファイル エージェント」ではキャリア・アドバイザーの面接指導を受けることができます。
ぜひご活用ください。(ドクターズ・ファイル編集部)

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