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辻歯科クリニック (久留米市/久留米大学前駅)

辻 展弘 理事長の独自取材記事

久留米大学前駅から南へ徒歩約2分、御井町にある「辻歯科クリニック」は、50年以上も続く歴史あるクリニックだ。同院の理事長で2011年に2代目院長に就任した辻展弘(のぶひろ)先生がめざすのは、「さまざまな症例に対応できるクリニック」。その言葉どおり、インプラント治療、矯正治療、根管治療、歯周病治療、ホワイトニング、親知らずの抜歯など多様な診療に対応している。さらに、さまざまな場面で先進のデジタル機器を活用していることが特徴だ。父の思いとともに同院を継承し、常に患者の悩みを解決することを一番に考えているという辻院長に、同院の強みや力を注ぐ「デジタル歯科」についてなど、幅広く話を聞いた。

さまざまな症例に対応できるクリニックへ

どのようなきっかけで歯科医師をめざしたのでしょうか?

一番は前院長である父の影響ですね。医療関係者が父をはじめ親族に多く、人のために仕事をしていた姿を見て歯科医師の道を選びました。歯科医師を志した当初は継承のことまでは考えていませんでしたが、勤務医時代に職場を変えようと思っていたタイミングで、父から診療を手伝ってほしいと言われたんです。それで、2005年に当院に戻ってきました。父は数年前に引退しましたが、父が当院を守ってくれていたおかげで私は遠くに勉強に行くこともできましたから、本当に感謝しています。医師になっていたら患者さんの命を助けられたかもしれません。一方で歯科医師は、噛む力や口周りの見た目の改善がめざせるなど、患者さんの人生をより良いものにするためのお手伝いができます。それだけ責任とやりがいのある仕事です。

これまでのクリニックの歩みをお聞かせください。

1970年頃に父が当院を開業してからずっと続いています。父が院長を務めていた頃は保険診療が主でした。私が当院で働くようになってからインプラント治療を少しずつ始め、数年後にさらに良い診療を提供しようと矯正治療を勉強をして導入した次第です。さらに、2012年頃から口腔内をスキャンして補綴物を作るなど、デジタル機器を活用して治療を行う「デジタル歯科」に力を入れるようになりました。その後、2016年に隣の土地に移転しました。前の建物はだいぶ古くなっていましたし、機器が増えて手狭になったためです。移転の際に、患者さんのプライバシーや話しやすさを考慮して、診療室を全室個室にしています。

勤務医時代にはどのようなご経験をされましたか。

九州大学卒業後も、同大学歯学部第一補綴科に2年半くらい残り、かぶせ物や入れ歯作りの研鑽を積みました。毎日、型を採って自分で補綴物を加工して入れるところまでを繰り返していたので、とても勉強になりましたね。自分で技工ができないと歯科技工士に細かい指示が出せませんので、この時の経験は、現在の診療にも大いに生かされています。その後は、福岡県内の口腔外科をメインにするクリニックに勤務したほか、一般歯科治療に幅広く対応するクリニックの院長も務めました。何か一つに特化するのではなく、幅広く研鑽を積んでいろいろな治療ができるようにしたかったのです。インプラント治療の技術も身につけたかったので、勤務医時代から仕事で忙しい合間を縫って勉強を重ねていました。

先進の機器を活用した「デジタル歯科」に力を注ぐ

こちらの地域や患者層について教えてください。

この辺りは住宅街で、近くに久留米大学前駅もありますが、車で来る患者さんが多い印象です。近隣に高校や大学があるので、学生さんたちもたくさん来てくれています。患者さんの年齢層は、学生さんから40代・50代の方が中心。加えて高齢の方もお越しくださっているので幅広いです。主訴で多いのは歯が痛い、詰め物が外れたといった内容ですね。中には、当院のホームページを見てセラミックを使った治療や矯正治療に注力していることを知り、最初から「前歯をセラミックにしたい」「歯並びをきれいにしたい」「インプラントを検討している」という目的で来られる方もいらっしゃいます。

こちらのクリニックの強みはどのようなところでしょうか?

一般歯科はもちろん、インプラント治療、矯正治療など、幅広く対応しているところではないでしょうか。極端な言い方になりますが、「何でも対応できるクリニック」をめざしているんです。地域のクリニックにはいろいろな症例の方がいらっしゃいますが、対応していない治療があれば、他の医療機関に紹介することになりますよね。治療を進めるにも同じ所で対応できたほうが効率的ですし、患者さんにとっても別の場所に行くのはご負担になるでしょう。ですので、例えば親知らずの抜歯であっても、よほど難しい症例でなければ当院で対応するようにしています。もう一つの強みは、当院に技工室を備えているところです。セラミックの取扱いに精通した歯科技工士も在籍していますので、短い時間で質の高い技工物の作製のために力を入れられる点が強みです。

「デジタル歯科」に注力されているそうですね。

ええ。「デジタル歯科」とは、先進のデジタル機器を活用した治療のことをそう呼んでいます。例えば3D光学カメラで口腔内を撮影したデータをもとに、機械がセラミックの詰め物やかぶせ物を作製する方法があり、従来の型採りが必要ありません。私が勉強会でこのシステムを初めて知った時は、院内でセラミックのきれいな歯が作れることにとても感動しました。もともと補綴科出身で入れ歯やかぶせ物を作る作業が好きなこともあり、今では撮影する機械を4台、セラミックを削る機械を3台導入しています。他にも、撮影したデータの管理と矯正治療のシミュレーションが行える機械など、さまざまな機器を取りそろえています。少ない負担で迅速に対応できるのが「デジタル歯科」の良さではないでしょうか。

患者一人ひとりの思いを尊重し、治療に反映

診療において大切にされていることはありますか?

私は、患者さんの悩みを解決することと、ご要望がかなうようにすることを最優先に考えています。ですので私が良いと思う治療方法を無理に押しつけることはありません。患者さんが望まない方法ではなく、納得できる別の方法を探します。また、できるだけ痛みやつらさを感じさせないような施術を心がけています。診療室も個室なので、リラックスして治療を受けていただけることでしょう。

スタッフの方についても教えてください。

現在在籍しているのは、歯科衛生士が3人、CAD/CAMを得意とする歯科技工士が2人です。週1回は必ず30分程度のミーティングをして、何かあれば共有し合うようにしています。あとは必要に応じて、診療後に1時間程度の勉強会を開催することもありますね。また、スタッフ向けのマニュアルを作っていて、同じ作業は誰がやっても同じレベルでできるようにしています。スタッフには、患者さんが居心地良いように、常に院内を清潔な状態に保ってほしいと話していますよ。

最後に、今後の展望と読者へメッセージをお願いします。

例えば、仮に口腔内の状態がまったく同じだったとしても、患者さんによって感じ方も悩みも異なるでしょう。そのため、当院ではその方の希望と悩みに合わせた治療を行うようにしています。いろいろご相談した上で患者さんに合った方法を一緒に探させてください。「この治療法しかありません」とはならないように努めていますので、理想やどのくらい時間がかかっても良いかなどをお聞かせいただければと思います。今後に関しては、現在取り組んでいる治療を軸にして、時代遅れにならないようによりレベルを上げていくことを目標にしています。幅広い治療の選択肢をご用意していますので、まずは当院にお越しいただけたらうれしいです。

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