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渡辺医院 (四日市市/富田駅)

渡辺 真也 院長の独自取材記事

富田駅より車で10分程、潮の香りただよう住宅街に立つ「渡辺医院」は、80年以上続く歴史あるクリニック。祖父、父から受け継いだ3代目である渡辺真也院長は、消化器内科を専門としながら内科全般の診療に携わり、幅広い世代の患者を支えている。家族4世代が通うという院内は、バリアフリー設計で広々としており、キッズスペースや授乳室が設置され細かな心配りがうかがえる。「何かあった時の相談相手になるかかりつけの役目」をモットーに、患者一人ひとりに合わせた診療を心がける同院。患者の家族構成や生活背景にまで配慮した丁寧な対応を行う。病気を未然に防ぐ予防的観点を重視し、胃・大腸内視鏡検査やピロリ菌治療、ワクチン接種にも注力している渡辺院長。穏やかな口調でさまざまな質問に答えてくれた。

地域に根づき幅広い世代の健康を支えるクリニック

83年以上続く歴史のあるクリニックだとお聞きしました。

祖父が開業したのが83年前で、私は3代目になります。もともとは今の駐車場スペースになっている場所に医院はありましたが、父の代に変わった後、2009年に今の場所に移転しました。以前、ここは銀行の建物だったんです。銀行が撤退するので空いた建物を利用しリニューアルしました。エントランス部分など外観が特徴的なのと、待合室や診察室が広々と十分なスペースが確保できているのはそのためです。私がこちらに来たのも移転した時期で、初めは父を手伝いながら慣れていきました。

先生が院長に就任された経緯を教えてください。

最初は、名古屋市の藤田医科大学ばんたね病院の消化器内科で勤務していました。2001年に市立四日市病院に移り、その後は藤田医科大学に戻って消化器内科の講師をしていました。こちらに入るきっかけは父が年をとってきたのもあり、そろそろ手伝ってほしいという依頼があったからです。それから1年後に父が病気で倒れ、復帰はしたんですが、そのタイミングでほとんどのことを私が任されるようになりました。現在父は、週1回の半日だけ既存の患者さんを診ています。

前院長の専門が循環器内科ですが、先生が消化器内科を選んだ理由は何でしょうか?

学生の時は、父と同じ循環器内科に行こうと思っていましたが、1つ上の先輩の希望人数がとても多かったんですね。どうしようかなと迷っていましたら、ばんたね病院の消化器内科の先生から「うちは内科全般のことをやるから将来役に立つよ。こっちに来たら」と声をかけられて。そこには同期4人がいて、一からしっかり教えてもらいました。携わる間にだんだんと興味が涌いてきて面白いと感じるようにもなり、今となっては消化器内科を選択して本当に良かったと思っています。

内視鏡検査やピロリ菌治療に注力し、がん予防を啓発

病院とクリニックの診療では、どんなところに違いを感じますか?

開業前は病院に勤務していた頃にできなかったことをできたらと考えていました。病院の外来は週1、2回でしたから今のように「調子悪いままだったら明日も来れますか?」ということは自分の担当していた患者さんになかなか言いづらい状況でした。検査をするにしてもたいへん多く請け負っていましたから、流れ作業のような形になる可能性も出てきます。ここでは自分で診察しておかしいと思ったら検査して、その後はきちんと説明して治療に入っていくという流れなので、丁寧に向き合っていけるところにやりがいを見つけています。また、患者さんだけでなく家族の方とも話し合いをしながら、ご家族がどうサポートしていかれるのかなども併せもって診ていかないといけません。クリニックは何かあった時の相談相手になるかかりつけの役目が大きいですね。

診療において大切にされていることは何ですか?

当院では胃や大腸の内視鏡検査に力を入れています。内視鏡検査は患者さんにとってどうしても恐怖心があると思いますので、できるだけ不安がないように検査することを心がけています。緊張されている方は「深呼吸しましょう」と声かけをしたり、癒やしの音楽をかけたりして、痛みや苦しさをできるだけ軽減するためにいろんな工夫をしています。病院のように何人も続けて検査するということはなく、1日に1人だけと決めて検査後はその場でゆっくり休んでいただけます。また、大腸の場合は麻酔を少し使いますが、胃の場合は経鼻内視鏡で患者さんの負担に配慮し、麻酔を使うことはほとんどありません。検査後はモニターを使って、実際にご自分の体の中を見ていただき、患者さんの目の前できちんと説明をさせていただくことを大切にしています。

内視鏡検査の他にも注力されていることをお伺いします。

内視鏡検査の他にはバリウムを使用してのレントゲン検査も行っています。私はバリウム検査後の読影も他の機関に依頼されて日々行っていますので得意分野ではあります。その読影技術を生かし、診断ができるのは患者さんにも安心いただけるのではないでしょうか。さらに、力を入れているのはピロリ菌の検査と治療ですね。胃内視鏡検査の際にはできるだけピロリ菌がいるかどうかを調べますし、血液検査でもわかりますので、ピロリ菌がいれば除菌治療をしていきます。それが胃がん予防につながりますから非常に重要です。現在、多くの数の検査と治療に携わっていますが、今後もさらに力を入れていきたいと思っています。

ワクチン接種や生活習慣病の診療も行い幅広くサポート

どんな患者さんが多く来院されますか?

患者さんの年齢層はお子さんから高齢の方まで本当にさまざまですね。親子で調子が悪くなって家族で通われる方、インフルエンザのワクチン接種に曾孫さん含め4世代で来てくださる方、この辺りだとおじいちゃんやおばあちゃんがお孫さんを連れてこられることも。先代の時からそういう流れだったので、小さい時からずっと知っている患者さんも多いです。妹が小児科の医師をしておりまして、当院にも月に1回、ワクチン接種など手伝いに来てもらっています。お子さんにはご褒美で自作のシールをお渡ししていますが、喜んでくれるのがうれしいですね。

医師会にも所属され、地域の貢献活動も力を入れていらっしゃいますね。

中学生のピロリ菌検診が、隣町の川越町と朝日町で来年度からスタートします。これは、学校検診で引っかかった人を検査し治療しながら、ピロリ菌を早期に撲滅していくという活動で、所属している医師会の委員会で準備中です。ピロリ菌は赤ちゃんの時に感染し、中学生では数パーセントしか感染がみられませんが、早めになくしていくことで胃がんの予防につながりますから、私が力を込めている活動のひとつです。また、四日市市や近隣の市町村の胃がん内視鏡健診も3年前にスタートしていますが、その際の立ち上げにも関わりました。生まれ育った地域の方々の健康を守ること、病気を未然に防ぎ大腸がんや胃がんになる人をなくしていきたいという強い想いがあります。

生活習慣病に対しての診療ではどんな工夫をされていますか?

高齢化が進み、生活習慣病に対する治療や予防意識はますます重要です。「定期健診をできるだけ受けてください」とお伝えし、そこで糖尿病が見つかった場合にはいろいろ指導したり、薬を使いながら治療をしていきます。糖尿病の方は特に、腎臓病にならないように生活習慣に気を配る必要があります。指導では「運動や食事に気をつけて」といった当たり前のことだけでなく、その人の日常スタイルを重要視しないといけません。仕事の関係で食事が不規則にしかとれないという方に対して、三食きちんと食べて薬も毎度飲んでというのはなかなか難しいですから。例えば、食事に関係なく飲める薬に変えたり、生活に合わせた運動方法を考えたり、患者さんに合わせていろんなケースを考慮したアドバイスを念頭に置いています。

最後に読者へメッセージをお願いします。

検診やワクチン接種など予防という形に重点を置いています。ワクチンのことがなかなかわからない親御さんや、検診もいろいろあって何を受けたらいいのかわからないという方も多いでしょう。病気のことだけでなく予防に関することでも相談に乗りますので、気軽に来院していただけたらと思います。

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