ドクター・スタッフ紹介インタビュー
ドクター紹介記事
石門に掲げられた木の看板には、「堀尾医院」と縦書きの文字。名鉄三河線新川町駅から歩いて4分ほどの住宅地に立つ同院は、70年以上の歴史あるクリニックだ。門扉からは、小川を渡って入り口へと続く。1947年に初代院長が開業した当時からある緑豊かな庭には四季折々の花が咲き、患者を出迎えている。1994年に理事長の堀尾 靜先生が継承してからは、この庭でチャリティーイベントを定期的に開催。地域住民との交流の場ともなっている大切な庭だそうだ。「診療を続ける中で、病院医療だけではない、生活の中の医療の大切さに目が向くようになりました」と話す堀尾理事長。とことん患者に寄り添うその姿勢は、地域住民にとって頼もしいものだろう。「私は人の幸せがうれしいんです」と笑う堀尾理事長に、地域医療にかける思いを聞いた。
70年以上前に初代が開業し、25年ほど前にその息子である堀尾静院長が継承した「堀尾医院」。2020年からは院長の息子である堀尾建太先生が加わり、親子で地域医療に尽力し続けている。建太先生は在宅医療を担い、「病気や障害があっても住み慣れた家で過ごしたい」という患者とそれを支える家族の気持ちを受け止めながら、診療にあたっている。同院は、在宅療養支援診察所で、緊急の往診など24時間・365日対応可能な体制を整える。また、近隣病院とも連携しており、入院が必要な場合など、臨機応変に対応できる体制を整えている。高齢化が進み、一人では通院が難しかったり、自宅療養したいけれど病気があって難しいと諦めがちな患者に対し、丁寧に向き合い支援をしている建太先生に、在宅医療への思いや今後の展望など話を聞いた。