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南巽でくら歯科クリニック (大阪市生野区/南巽駅)

出倉 亘 院長の独自取材記事

大阪メトロ千日前線の南巽駅から南へ徒歩7分、大和路線平野駅からも徒歩8分の大型スーパーマーケット2階の医療モールに「南巽でくら歯科クリニック」はある。スーパーの広い駐車場を利用できるので、車での通院にも便利。明るい雰囲気の院内には、広いカウンセリングルームやキッズスペースなども用意され、リラックスして過ごすことができそうだ。院長の出倉亘(でくら・わたる)先生は、大阪歯科大学で高齢者歯科学を学び、大阪市内の歯科クリニックで子どもから高齢者まで幅広い診療経験を積んだ後、同院を開業した。「苦手分野をつくらない」をモットーに、患者のさまざまな相談や訴えに、患者目線を大切にした対応を心がけているという出倉院長に、同院の診療ポリシーや地域の歯科医療にかける思いなどを聞いた。

幅広い年代の診療経験を積んだ歯科医師

歯科の道を志したきっかけを教えてください。

子どもの頃から祖父母との関係が強く、おじいちゃん、おばあちゃん子でした。育ててくれた祖父母に恩返しをしたいと考え、おいしくご飯を食べてもらえるよう、歯科医師になろうと考えたのです。実をいうと、動物が好きで最初は獣医師を考えていたのですが、いろいろと調べてみると、動物実験をしなければならないと知り、自分には向いていないと思い方向転換しました。

高齢者歯科学を学ばれたそうですね。

高齢者歯科とは、ご高齢の患者さんの総合歯科のような部門です。大阪歯科大学附属病院にはさまざまな診療科があるのですが、75歳以上の患者さんはまずその診療科で診ることになっていました。虫歯や歯周病、入れ歯治療など守備範囲が広く、幅広い診療を携わることができると考え、そこで経験を重ねたいと思ったのです。高血圧症や心臓疾患があるなど全身疾患のある患者さんや薬を常用している方も多く、全身管理に注意しながら進める歯科診療を学べたのは大きな収穫でした。その後は、診療台が10台以上ある規模の大きなクリニックに勤務して、10人以上いた先生方からそれぞれの得意分野や診療に対する心構えなどを学びました。さらに、大阪の医療法人では分院を任されて経営も経験できました。

どのような経緯で現在の場所で開業されたのですか?

当初は大阪市内で土地を探して、クリニックを建てたいと考えていました。しかし、希望に合う場所が見つからず、先輩に相談すると「もっと範囲を広げて探さないと見つからないよ」と言われたんです。とはいえ、祖父母のいる大阪で開業したいという思いが強かったので、テナント物件を探すことになり、業者さんから現在の場所を紹介してもらいました。この辺りはファミリー世帯やご高齢の方が多く、自分の診療スタイルに合っている場所でしたし、土地勘がある妻から「昔ながらの良い雰囲気が残っている地域」だと聞いたことも決め手になりました。

内装や設計のこだわりポイントを教えてください。

親しみやすく明るい雰囲気を大切にしたかったので、優しい雰囲気の白やオレンジっぽい黄色など、色彩にはかなりこだわりました。僕自身、人から「角がない」と言われることが多いので、円形のモチーフを随所に取り入れています。診療ユニットが8台まで並べられる設計になっているのですが、現在は3台なので、かなり広いスペースがあるので、大きめのテーブルと椅子を置いてゆったりとしたカウンセリングスペースをつくりました。また、子ども連れでの受診の大変さを実感している妻からのたっての希望で、キッズスペースもあります。

患者の視点に立った治療を提供する

どのような患者さんが多く来られていますか?

0歳児から90代の方まで幅広い年代の患者さんが受診され、訴えもさまざまです。診療の際は、歯科医師の視点ではなく、患者さんの視点で診るように心がけています。ある程度診療経験を積むと「これが正解」と考えるようになりがちですが、2~3通りの治療の選択肢を提示した上で、患者さんと相談しながら、その方の希望に合った治療を提供するのが基本姿勢です。リアルタイムでお口の中の状態を見ていただけるように、各診療ユニットに口腔内カメラと大型のモニターを設置して、患者さんがご自身の症状や治療について理解し、納得された上で治療を開始しています。

特に力を入れている分野はありますか?

「苦手分野をつくりたくない」という考えから、幅広い診療に対応するようにしています。苦手分野があると、どうしても自分の得意な分野からのアプローチを選択しがちになるからです。その結果、患者さんの希望にそぐわない治療になってしまう恐れもあります。「抜きたくなかったのに抜歯された」といった経験をされた方も多いでしょう。そうした患者さんと歯科医師との考えのすれ違いは、極力避けたいですね。

高齢者と子どもの診療は先生の強みですね。

あえて得意な分野を挙げるとすると、多くの経験を積んだご高齢の方の治療、そしてお子さんの治療でしょうか。ただ、お子さんの治療は最初から得意だったわけではなく、僕自身子どもを持つ親になった経験が大きいです。自分の子どもができてからは、どのお子さんも本当にかわいく感じて、これまで以上にお子さんたちが健康にすくすく育つための力になりたいと思うようになりました。健康と口腔内の環境は密接に関係していると言いますが、本当にそのとおりだと思います。それからは、積極的に小児歯科の知識を習得し、修練を重ねて、今では得意な治療の一つになりました。

こちらならではの取り組みはありますか?

いつでも気軽に受診でき、長年にわたって通っていただける歯科医院をめざしているので、初診の際に、すべての患者さんのお口の中の様子を口腔内スキャナーで撮影しています。治療を開始する前の段階を3Dの画像で残しておくことができ、治療後の様子と併せて確認していただけるのが利点です。

長く通院できる歯科クリニックが目標

受診しやすい歯科クリニックとして、スタッフさんの役割も重要ですね。

ありがたいことに、子ども好きのスタッフがそろっているので、お子さんにも優しく対応してくれています。以前の勤務先では小学生以上のお子さんばかりを診療していたのですが、当院では1階にスーパーがあることも関係して、小さなお子さんがたくさん受診されます。複数の方がきょうだいも連れて来院されると、院内はかなりにぎやかになりますね。内科での勤務経験を持つ管理栄養士も所属しているので、今後お子さんの食育や妊娠中の食事の工夫、栄養などについての相談にも対応していく予定です。

クリニックの目標を教えてください。

おそらく、現在の場所でずっと診療を続けていくことになると思いますので、地域にしっかりと根を下ろして、長年にわたって通っていただける歯科クリニックをめざしていきたいと考えています。小さかったお子さんが成長されて、大人になってからも通院してくださるような歯科クリニックが目標です。

先生のリフレッシュ方法や健康法を教えてください。

開業したばかりで自由に使える時間があまりないのですが、できるだけ子どもと一緒に過ごすようにしています。何か特別なことをしなくても、一緒に食事をしたり、お風呂に入ったり。わが家の絵本係なので、日々の絵本の読み聞かせでもリフレッシュしています。健康法は特にないのですが、好きなものをしっかり食べるようにしていて、患者さんにもよく「しっかり食べられていますか?」とお聞きします。しっかり食べることは健康にとても大切で、特にご高齢の方や入れ歯を使う方は、きちんと食事ができているかは健康状態を知るための重要な手がかりです。

地域の方や読者へメッセージをお願いします。

高齢者歯科から歯科医師としてのキャリアをスタートさせ、お子さんの診療のやりがいや楽しさを知り、保護者のお悩みや心配事などについても理解が深まりました。こうした経験を生かして、幅広い年代の患者さんに、患者さん視点での歯科診療を提供していきたいと考えています。気軽に受診できる歯科クリニックでありたいと考えていますので、いろいろなことをどうぞ遠慮なくご相談ください。

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南巽でくら歯科クリニックの求人

  • 歯科衛生士(正職員) の求人募集情報 南巽でくら歯科クリニック

    2024年に開業しました「南巽でくら歯科クリニック」です。 大型スーパーマーケットの医療モール内にあるため、 お昼休みやお仕事終わりに何かと便利な場所にあります♪ . 今回増患のためスタッフを募集いたします! チームワークを大切にしている当院では、 日頃からスタッフ間でもコミュニケーションをとり、働く時はみんなで協力しあい、 メリハリをつけ平日は18:40、土曜日は17:40までの勤務ですので、 仕事とプライベートも両立させることができます。 . 新しい方と働けることをスタッフ一同楽しみにしております。 求人内容をみて分からないことがありましたらお気軽にお問合せください。

    職種(雇用形態) 歯科衛生士(正職員)
    給与 月給 24万円 〜 28万円
    勤務時間 08:40 〜 18:40
    最寄駅 南巽駅 平野駅
    こだわり条件
  • 新卒・第二新卒歓迎
  • ボーナス・賞与あり
  • 残業月10時間以下
  • 年間休日120日以上
  • ブランクOK
  • 社会保険完備
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