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あゆみレディースクリニック高田馬場 (新宿区/高田馬場駅)

佐藤 歩美 院長の独自取材記事

高田馬場駅から徒歩1分の「あゆみレディースクリニック高田馬場」。思春期の月経トラブルから妊娠期、更年期の不調まで、女性の一生に寄り添う診療を行っている。院長の佐藤歩美先生は、「明日の笑顔がもっと輝くように」という基本理念のもと、“通いやすさ”にこだわり、2022年3月に開業。患者一人ひとりが自分の体を理解し、納得して選択できる医療の提供を大切にしながら、幅広い世代を診療する。妊娠出産については、プレコンセプションチェック(妊娠前検診)から妊婦健診、産後の乳腺炎ケアまで、助産師常駐の診療体制で産前産後をしっかりとサポート。産婦人科受診のハードルを下げ、「ちょっと相談してみよう」と思える場所でありたい――そんな思いで診療を続ける佐藤院長に、同院の特徴や診療で大切にしている点などについて聞いた。

“通いやすさ”を支える立地と診療体制

クリニックの特徴について教えてください。

当院は、高田馬場駅すぐの医療ビル内にあり、10代から更年期以降の患者さんまで、幅広い年代の女性が通院されています。2022年3月、アットホームで気軽に立ち寄れるクリニックをめざし、通いやすい駅近にこだわり開業しました。働く女性が通いやすいよう、午前診療は会社の昼休みが終わる13時まで、さらに週1日は20時まで診療しています。患者さんは月経痛や月経不順などで来院される学生さんや20代の若い世代の方が多く、近隣に学校が多いことから、お母さまと一緒に初めて婦人科を受診される10代の方も目立ちます。一方で、開業から数年がたち、更年期世代の方の来院も増えてきました。

開業当時から患者層や近隣の環境、診療についての変化はありましたか?

開業当初は20~30代の患者さんが中心でしたが、年々10代の方や更年期世代の方が増え、患者層がより広がっています。若い方に多い月経困難症は、将来的に子宮内膜症や不妊のリスクとなることもあるので、早めに婦人科を受診しておくことがリスク軽減につながります。以前と比べ婦人科受診のハードルが下がり、高校生が抵抗なく通院してくれているのは、とても喜ばしいことだと思います。一方、産後や更年期以降の患者さんについては、尿漏れに関する相談が増えています。近隣でも尿漏れの相談に対応しているクリニックがここ数年で増えています。それだけ治療が一般的になってきているといえるでしょう。また、外国の方の通院も増えてきています。言葉の壁を感じることはありますが、外国の方にとって、日本での受診に不安も大きいと思うので、安心して受診できるような雰囲気づくりを心がけています。

院内づくりでこだわっておられる点を教えてください。

忙しい方でもスムーズに受診できるよう、ウェブ問診や予約システムを導入しています。事前に症状を入力していただくことで、来院後の待ち時間を短縮でき、診療内容の把握もスムーズになります。院内は白を基調とした明るい空間で、清潔感と親しみやすさを大切にしました。高級感を出しすぎず、誰でも気軽に立ち寄れる雰囲気づくりを意識しています。また、診察室・処置室・カウンセリングルームを分け、プライバシーにも配慮。照明や音にも工夫を凝らし、緊張しがちな婦人科診療を少しでも安心して受けていただけるよう心がけています。

思春期から更年期まで、幅広い世代に寄り添う

産科診療についてのこだわりについて聞かせてください。

当院では、セミオープンシステムを採用しています。34週頃までの妊婦健診は通いやすいクリニックで、それ以降の健診と分娩は連携病院で行うシステムです。都内では多くのクリニックがこのシステムを採用しており、当院では都内10ヵ所以上の分娩施設の登録をしています。里帰り出産など登録施設外で分娩希望があれば相談も応じています。妊婦健診では、胎児の表情や動きを立体的に確認できるよう4Dエコーを導入。効率的に、患者さんに安心してもらうことをめざして診療しています。また、助産師が常駐しており、妊娠中だけでなく産後の乳腺炎ケアにも丁寧に対応しています。母体の回復を支えるだけでなく、育児への不安や授乳の悩みなどにも寄り添い、女性が安心して出産と育児を迎えられるようサポートしています。

自由診療や設備面など、力を入れている取り組みを教えてください。

プレコンセプションチェックは近年受診が増えている項目です。血液検査やエコー検査、PCR検査などで血液、内臓機能、感染症の有無、子宮の状態、栄養状態などを調べ、将来の妊娠計画の参考にしていただくものです。最近は妊娠年齢が高くなっており、妊娠中の病気の発覚やさまざまなリスクを避けるため、「今はまだ予定がないけれど、自分の体を知っておきたい」という方が多くなっています。当院では、患者さんがご自身の不安や年齢、生活習慣や予算に合わせて選べるよう、さまざまなチェックメニューを用意しているため、自由度の高い組み合わせが可能です。

院内の設備環境についても教えてください。

検査設備としては、精液検査機器、4D超音波診断装置を導入しています。また、院内にはカウンセリングルームを2室設け、妊婦さんや更年期の方、思春期の方など相談内容に応じて使い分けています。助産師が時間をかけてお話を伺い、服薬指導や妊娠中の保健指導などもリラックスできる落ち着いた空間で行えるようにしました。プライバシーが守られる空間を確保することで、質問や不安を投げかけやすい環境を整えています。医療面での体制の充実はもちろん、長く通っていただけるよう心理的な安心感も大切にしています。

女性の不調における「駆け込み寺」的存在でありたい

患者さんへの接し方で心がけていることはありますか。

どんな患者さんにも共通して意識しているのは、「本人が自分の体の状態を理解し、納得して治療を選べること」です。来院される方の中には、「この治療法やこの薬がいい」という意志を持っている人もいれば、「とりあえず調子が良くないので来ました」という人もいます。後者の方についても私が一方的に選んで薬を処方するのではなく、「保険診療で出せる薬はこれだけのものがあり、違いはこういうところ」ということをきちんと提示するようにしています。例えば更年期症状であれば、ホルモン補充療法、漢方、必要に応じて精神科領域の薬、プラセンタ注射、サプリメントの活用など、患者さんの希望や症状、生活スタイルに合わせて最適な方法を一緒に考えます。「医師が決める」のではなく、「患者さん自身が選べる」医療であることを大切にしています。

患者さん自身が納得して治療を選ぶために必要なことは?

ご自身の体調をきちんと言葉にできることは、治療の第一歩だと思っています。「体調が悪い」という言葉の中には、頭痛・めまい・発汗など多くの要素があります。「胸がむかむかする」「頭がズキズキする」など、今感じている不調を明確に伝えてもらうと、診察の精度も上がり、最適な治療を提案しやすくなります。そのため、最終月経日や月経周期、症状の頻度などを記録しておくことをお勧めしています。最近は月経管理アプリもいろいろな種類があり、自分に合ったものが見つかると思います。スマートフォンを活用して簡単に記録できるので、自分の体のリズムを知るきっかけになります。学校や会社で受ける健康診断の結果も重要です。健康診断の結果にはご本人が思いもかけない情報が含まれていることもあるので、持参して共有してもらうようにしています。

今後の展望や、クリニックとしてめざす姿をお聞かせください。

多忙な方が増えているので、オンライン診療や電子処方箋など、新しい仕組みや新しいシステムがもっと普及するかと思っていましたが、現状ではまだまだ多くはありません。私自身も患者さんも、現時点では対面のメリットが大きいと感じています。いずれにせよ「一人の患者さんの健康を継続して支える」というめざす姿は変わらないので、時代の流れを見ながら、利便性と安全性を両立できる方法を検討していきたいです。どんな小さな不調でも「とりあえず行ってみよう」と思い出してもらえるような、女性の「駆け込み寺」的な存在でありたいですね。

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あゆみレディースクリニック高田馬場の求人

  • 受付スタッフ(パート・アルバイト) の求人募集情報 あゆみレディースクリニック高田馬場

    2022/3月にオープンしたばかりの新しい産婦人科クリニックです。高田馬場駅すぐで通勤も便利。 より良いクリニックとなるよう、スタッフ一同努力しております。 一緒にアットホームクリニック作りをしてくれる受付業務のできる方大歓迎です。

    職種(雇用形態) 受付スタッフ(パート・アルバイト)
    給与 時給 1200円 〜
    勤務時間 09:15 〜 20:15
    最寄駅 高田馬場駅
    こだわり条件
  • ボーナス・賞与あり
  • 子育てママ在籍中
  • 転勤なし
  • 7日以上の長期休暇あり
  • ブランクOK
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