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アウルの杜歯科クリニック (名古屋市守山区/小幡駅)

山口 正裕 院長の独自取材記事

「歯医者は怖い場所ではなく、気軽に相談できる場所でありたい」そう語るのは、名古屋市守山区で2018年に「アウルの杜歯科クリニック」を開業した山口正裕院長だ。自身も子どもの頃に歯科治療を苦手に感じた経験があり、その体験を生かして「痛くない・怖くない治療」をモットーに掲げている。治療に訪れる人の中には、いわゆる歯科恐怖症と呼ばれるほど強い苦手意識を持つ患者も少なくない。そうした人々が少しでも安心して通えるように、まずは話を聞き、不安に寄り添うことを大切にしている。無理に治療を進めるのではなく、その日の体調や気持ちに合わせて柔軟に対応し、患者がリラックスして足を運べる雰囲気をつくり出している。「歯科医院をまず気軽に相談に行ける場所にしたい」と優しくほほ笑む山口院長に、その思いを聞いた。

患者の笑顔を引き出す「怖くない歯科医院」をめざして

院内のこだわりポイントを教えてください。

院内はバリアフリーを徹底し、車いすやベビーカーでもスムーズに入れるように設計しています。トイレも広さを確保し、車いすのまま入れるようにしました。施術スペースは仕切りを設けて半個室に。現在は感染症対策でおもちゃなどは置いていませんが、キッズスペースを設けた診療ブースも作ったので、お子さん連れの患者さんもお子さんのそばで治療を受けていただけます。目の届く範囲にお子さんがいたほうが、親御さんもお子さんも安心ですよね。設備面では歯科用CTを備え、質の高い治療を提供できるよう努めています。来院しやすい、優しい雰囲気になるようにしたつもりです。路面のテナントで落ち着いた雰囲気のビルなので、年齢や性別に関係なく入りやすいのではないでしょうか。

クリニック名には、修行時代の思い出が詰まっているそうですね。

東京の大学を卒業し、千葉にある地域の歯科クリニックで腕を磨きました。そこの院長は率先してまず自分が動き、患者さんに尽くすような本当に尊敬できる先生でした。その背中を見て、治療だけでなく患者さんへの接し方など、いろいろなことを学ばせていただきました。当院のクリニック名に使用している「アウル」はフクロウのことで、修行時代にお世話になったこの歯科医院がフクロウをモチーフに使っていたこともあり、のれん分けのような気持ちで名前をつけました。フクロウは「不苦労」を連想させるため、縁起の良い動物として知られていますよね。初心を忘れないように、また縁起にもあやかれるように、院内にはフクロウの小物を置いています。

現在はどのような患者さんが通院されていますか?

現在通院されている方の中には、いわゆる歯科恐怖症といわれるような、強い苦手意識を持った患者さんも多くいらっしゃいます。歯医者が得意という方はほとんどいませんが、その中でも「本当に苦手で仕方がない」とおっしゃる方がよく来院されますね。そうした方々にとって、少しでも安心して通える雰囲気をつくれることが、自分の一番の強みだと思っています。年齢層は幅広く、さまざまな主訴を持った患者さんが来られます。歯列矯正の分野に関しては信頼できる先生にお任せしていますが、それ以外のことについては私が可能な限り対応しています。もちろん、できないことはきちんと「できません」とお伝えするようにしています。

リラックスできる環境づくりは、安全にもつながる

インプラントを導入されたと伺いました。先生が特に大切にされていることを教えていただけますか?

まず何より自分の歯でしっかり噛むように、自分の顎の力で噛んでもらいたいという思いがあります。それが一番大切な点ですね。ですから、年齢や性別を問わず、幅広い方に受けていただきたいと考えています。もちろん、できれば保険が適用されるようになってほしいという願いがあり、費用についてはケースによって変わりますが、現状では自由診療になります。勤務医時代からインプラントの経験は積んでおり、技術的には十分に提供できる環境が整っています。これまでも当院に長く足を運んでくださっている患者さんから「やってほしい」という声をいただいていましたので、そのニーズに応えたいという気持ちが大きかったですね。

インプラントを検討されている方へ、先生から伝えたいことはありますか?

決して怖い治療ではないということです。ブリッジのように周囲の歯に大きな負担をかけるものと比べれば、体への負担ははるかに少ないですし、手術の翌日に強い痛みが出るようなケースもほとんどありません。ですから、必要以上に不安を抱かず、安心して相談していただきたいと思います。また、インプラント体は一度出したものを再使用することはなく、すべて滅菌管理を徹底した上で扱っています。そして、リスクが高いと判断した場合は、無理に行うことはしません。体、そして命に関わることですから、その線引きは非常に大切にしています。インプラントは費用面では確かにハードルがある治療ですが、それ以外の点では決してハードルの高いものではありません。迷っている方も、まずは気軽に相談していただければと思います。その上で、やるかどうかは一緒に話し合いながら決めていけばよいと考えています。

患者さんと接する際に、大切にされていることは何でしょう?

できるだけ患者さんに笑っていただきたいと思っています。緊張は体調不良などのリスクが高まりますので、リラックスしていただくことが安全性を高めることにもつながります。これは勤務医時代にお世話になった院長先生の影響でもあり、私もその姿勢を受け継いでいます。治療をするというより、まずはお話をしましょう、という気持ちで患者さんと向き合っています。また、私は患者さんとの関係を対等だと考えています。もちろん敬意は払いますが、治療をする側が上でも下でもなく、あくまで同じ立場だと思っています。高額な治療だから特別扱いするとか、保険診療だからぞんざいにするといったことは一切ありません。すべての治療において誠実に向き合うことを大切にしています。

「自分の歯で食べる幸せ」を味わえるよう支える

歯科医師をめざしたきっかけを教えてください。

私の家族は父、母、姉が歯科技工士で、歯科は自分にとって身近な職業でした。父からの勧めもあり、自然にそちらへ進んでいった感じです。とはいえ、私は子どもの頃歯科医院に行くのが大嫌いでした(笑)。今考えてみると神経に触れていたのではないかと思うほど、治療の時は毎回とても痛い思いをしたことが今でも忘れられません。歯列矯正も受けていましたが、不快に感じて取り外してしまい、治療が中途半端になってしまいました。振り返ると苦い思い出ばかりですが、そんな「歯科嫌い」の自分だからこそ、患者さんの怖いと思う気持ちにも共感できるし、寄り添った治療ができると思っています。

スタッフさんについてもお聞かせください。

スタッフには、患者さんへの気配りを大切にしてほしいと伝えています。例えば、体調の変化に気づくとか、何か我慢していることがあるのではないか、言いたいけれど言いづらいことがあるのではないか、といった細かな部分に気づけるかどうか。そうした配慮ができることを求めています。あとは、できるだけ明るく働いてほしいと思っています。患者さんとスタッフが自然に仲良くなれる関係性が理想です。今一緒に働いてくれているスタッフは信頼できる人たちばかり。長く勤めてくれている方も多く、本当に助けられています。スタッフとのコミュニケーションは今後も大切にしていきたいと思っています。

最後に、読者にメッセージをお願いします。

歯科医院というと「痛い」「怖い」というイメージを持って来られる方が、まだまだ多いと感じています。私は、そうしたイメージを少しでも和らげたいと思って診療しています。「ちょっと行ってみようかな」というくらいの気軽さで来てもらえたらうれしいですね。無理に治療を進めることはありません。例えば、その日の気分や体調が整っていなければ、治療はせずにお話だけで終えることもあります。今は歯科医院が数多くありますので、患者さんにとって一番合う場所で治療を受けていただくのが良いと思います。ご自身の歯でしっかりと食べることの幸せを味わっていただきたい。これが一番の願いですね。私はそのお手伝いをしたいと考えています。

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アウルの杜歯科クリニックの求人

  • 歯科衛生士(パート・アルバイト) の求人募集情報 アウルの杜歯科クリニック

    職種(雇用形態) 歯科衛生士(パート・アルバイト)
    給与 時給 1800円 〜 2500円
    勤務時間 09:00 〜 19:00
    最寄駅 小幡駅
    こだわり条件
  • 未経験OK
  • 新卒・第二新卒歓迎
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