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ふくだレディースクリニック (大阪市住吉区/長居駅)

福田 洋 院長の独自取材記事

あべの筋から東へ一本入った住宅街の中にある「ふくだレディースクリニック」。産科・婦人科の診療から不妊治療、思春期相談、更年期に差しかかった女性のヘルスケア、エイジングケアまで、幅広く対応しているクリニックだ。院長を務めるのは、住之江区や住吉区の急性期病院で30年近くにわたって産婦人科医療に携わってきた、福田洋先生。キャリアの大半を過ごした住吉区の地域医療に貢献したいと、2017年に同院を開業したという。「総合病院並みの設備がそろっているので、麻酔管理が必要な手術以外は何でも対応できます」という同院には、先進の治療を求めて遠方から足を運ぶ患者も少なくない。「いつまでもチャーミングな女性を応援したい」と話す福田院長に、日々の取り組みについて聞いた。

幅広い悩みに応える「女性の総合科」

クリニックの特徴を教えてください。

思春期から更年期、老年期まで幅広い世代の女性をサポートする、いわば「女性の総合科」のようなクリニックです。産科においては、妊婦健診を中心とした周産期医療を行っています。また不妊症の治療やがん検診、ブライダルチェック、女性特有の不定愁訴の相談なども行っているほか、最近ニーズの高いエイジングケアの相談、尿漏れ相談、レーザー脱毛など、保険診療、自由診療を問わず幅広く対応しているのが特徴です。設備は、総合病院にも負けないくらい先進のものを取りそろえました。私以外に女性医師も1人在籍しており、ご希望があれば予約を取って受診していただけます。

どのような患者さんが多く来られますか?

不妊治療の方が約3割、妊産婦の方が約3割で、そのほかは更年期の相談などが多いですね。当院が開業する前までは、このエリアは比較的産婦人科の少ない地域だったんですよ。そのため、妊娠中の方をはじめ近隣の若い世代に多くご利用いただいています。開業から5年がたって、今では北海道や鹿児島など遠方から足を運んでくれる方も増えました。勤務医時代から長いお付き合いをしている患者さんもいらっしゃいます。手術などが必要な患者さんは近隣の病院に紹介し、治療を終えてからまた戻ってきてもらうようにしています。

クリニックの診療理念について教えてください。

日頃から心がけているのは、患者さんの話をよく聞くことです。そして、決して怒らないこと。過去のことをとやかく言うよりも、これから前を向いて治療に専念してもらうほうが有意義ですからね。また当院にはさまざまな世代の方が来られるので、画一的な診療はせず、その人の年齢や病状、お気持ちに配慮して接するようにしています。例えば多感な10代の患者さんを診るときは、まずは超音波検査などでおなかの状態を診ていきます。特に若い方は婦人科を受診するのに抵抗感のある人が少なくないため、最初に固定観念を外して通院しやすく感じてもらうことが大事です。スタッフも、患者さんを大切にしてくれる人たちが集まってくれました。デパートに行って、店員さんに怒られるようなことは普通あり得ませんよね。同じように、クリニックでも来てくれた方々に温かく接するのが当然だと思っています。

勤務医時代のキャリアを生かし異変を早期に見つける

先生は長年、このエリアの急性期病院にいらっしゃったそうですね。

はい。大学院を卒業して最初に赴任したのは住之江区の南大阪病院でしたが、それ以降、20年以上は住吉区の病院で診療してきました。住之江区も住吉区も、ざっくばらんで人情味のある人が多いのが魅力だと思っています。開業医となった今、勤務医時代と比べると、診療スタイルもずいぶん変わったかなと感じています。病院にいた頃は、大きな組織ならではの管理職的な仕事に追われていましたが、ここでは治療に集中できるのがいいですね。その分、患者さんと深くコミュニケーションを取ることができます。世の中にはいろんな病気があるけれど、6〜7割はありきたりな病気です。そのありきたりな病気をいかに治療できるか、そしてありきたりでない病気をどう見分けて適切な病院に紹介するかが、開業医の大切な役割だと思っています。だからこそ、しっかり患者さんと向き合って早期に異変に気づくことが大事なんです。

最近特に注力されている治療は何でしょう?

頻尿や尿漏れなど、尿トラブルの相談が増えてきたので、お困りの方はぜひご相談いただきたいですね。トイレの不安があると外出しづらくなったり、仕事の妨げになったりして生活の質が損なわれます。原因はさまざまですから、専門のクリニックで調べてみることをお勧めします。私の医学博士号の研究論文が男性不妊についてだったので、その分野の知識も豊富に持っています。今、不妊の4割は男性因子といわれていますから、一度精液検査などを受けていただくとスムーズに不妊治療が進められると考えます。当院では、その他にもタイミング指導、排卵誘発、人工授精までの治療を行い、必要に応じて、提携先のIVFなんばクリニック、岡本クリニックをご紹介することもできます。また、自宅や看護施設への往診診療では足の不自由な患者さまや寝たきりの患者のさまのために、ポータブル超音波診断装置を使い、診察室と遜色のない診療を行っています。

オンライン診療にも対応されていると伺いました。

患者さんの通院負担を軽減し、相談しやすい環境をつくるためです。これからの時代は絶対に必要になると予想して導入していたら、新型コロナウイルス感染症の流行で一気にニーズが高まりました。当院では、再診の方、低容量ピルによる治療中の方、検査結果説明を受ける方、大阪市子宮がん検診の結果説明を受ける方などに、オンライン診療を利用していただいています。登録される患者さんは徐々に増えていますので、興味のある方はお問い合わせください。

女性アスリートや高齢者の健康も支える

スポーツ医療への知識を深められたそうですね?

近年は、女性アスリートの月経不順など、スポーツと婦人科系のトラブルの関係に注目が集まっています。勉強には苦労しましたが、ようやく自信を持ってアスリートのサポートができるような知識が身につきました。国体や世界大会などに出場する、高い水準で活躍するアスリートにも婦人科の側面から支援が可能です。アスリートに対する治療に長年関わっている医師として、専門知識を生かしてスポーツに携わる女性を支えていければと考えています。私自身スポーツが好きで、休日は大学時代から続けているラグビーをしたり、ゴルフに出かけたりしています。特にラグビーはケガの多いスポーツなので自分の体験も含めてお役に立てると思います。

今後の展望についてお聞かせください。

このエリアには通院が困難な高齢者もいらっしゃいますから、往診のニーズにも応えていきたいですね。寝たきりの患者さんをクリニックに連れていくのは大変ですから、ご自宅や施設で診療できたほうがいいでしょう。当院には超音波検査の機器など、往診用に携帯できる機材もそろっています。自宅を訪問して診療することの多い症状としては、おりものの異常や出血などです。出血の原因としては、出血性膀胱炎にかかっている可能性がありますが、その判別もできますから頼っていただければと思います。また、更年期の方や心の病気に悩んでいる方には、漢方薬による治療という選択肢があることを知ってほしいですね。東洋医学を含め、さまざまな治療法の中からその人に合ったものを提案します。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

最近は「アンチエイジング」や「美魔女」など、いかに年齢よりも若く見せるかを意識する言葉が多いですが、私は若さにこだわるよりもチャーミングに年を取ること、品のある年の重ね方をすることのほうがすてきだと思います。当院が掲げる「いつまでもチャーミングな女性を応援します」というキャッチコピーにも、そんな思いが込められています。顔だけでなく体全体も、心もチャーミングで年相応に若々しく過ごしていただくために、体の健康と健やかな気持ちを育むお手伝いをしていきたいです。あらゆる患者さんのニーズに応えるために、先進の設備を用意していますので、どうぞお気軽に何でもご相談ください。

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    職種(雇用形態) 助産師(パート・アルバイト)
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