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ふみもとクリニック (大阪市都島区/都島駅)

文元 建宇 院長の独自取材記事

ファミリーで賑わう町、都島。ショッピングセンターや大型のマンションが立ち並ぶ町の中にある「ふみもとクリニック」は、2015年10月に開院したばかりの新しいクリニックだ。院内は明るく開放的な受付と待合室が印象的で、診療室も直線的なデザインが少なく優しい雰囲気。「医者という怖いイメージを取り除いて、ゆっくりできる空間にしたかった」と語ってくれたのは文元建宇院長。心臓外科の医師としてキャリアを重ね、多くの患者の命に関わってきた。穏やかな口調と優しい笑顔は、まさに院長がめざす地域のホームドクターにふさわしいだろう。地域密着型のクリニックでありたいと願う院長に、医師としてのこだわりや医療への思いなど、たっぷりと話を聞いた。

落ち着いた空間で、心臓血管外科の医師の知識を提供

落ち着いた素敵なクリニックですね

ありがとうございます。ここはホームドクターとしてやっていくつもりで始めたんです。だから、ドアを開けたら消毒液のにおいがして、ちょっと怖い雰囲気……のような感じではなくて、とにかく清潔感があって、できるだけゆっくりと落ち着いて過ごしていただけるような場所にしたいなと思って、色やデザイン選びました。院内はバリアフリーになっていますので、エレベーターを上がってきてもらえれば、車いすでも不自由なく過ごしていただけます。診察室はもちろん、お手洗いにも車いすのまま入っていただけます。窓際には小さなキッズスペースも設けましたので、診療までの待ち時間を過ごしていただくこともできるかなと思います。小児専門ではないですが、お子さまも歓迎ですよ。

患者さんはどんな方が多いですか?

循環器科ということで、オープンする前は高齢の方が多くなるのかなと思っていたんですけど、この辺りは若いご夫婦やファミリーの方も多いので、高齢の方からお子さんまで、想像より幅広い年齢の方に来ていただいていますね。心臓に問題を抱えている方だけではなく、風邪やお腹が痛いといった日常の中の不調であったり、健康診断や予防接種なんかも行っていますので、患者さんの症状も幅広いですね。禁煙相談も行っていますので、禁煙したいけどなかなかやめられないという方の保険診療も可能です。とにかく「こんな症状の人は見ません」ということはできるだけないようにしていますので、気軽に来ていただきたいなと思っています。

先生は長く心臓血管外科にいらっしゃったそうですが、開業に至ったのはなぜですか?

医師になって18年は心臓血管外科にいて、1ミリの血管を縫い合わせるような手術をしていました。海外だと心臓外科の医師って手術しかしないんですが、日本ではちょっと違うんですよ。術後の患者の持病……糖尿病なんかを、手術をした医師が半年くらいは診るんです。そうやって外来の経験も重ねていくうちに、「ああ、こういうのもいいな」と。いろんな患者さんを診て治療の計画を作るのもいいなと思いましたし、やはり本当に手術をしていたので、その時の知識がある上で診断できることがあると思ったんです。手術をするしないは勿論、治療の入り口の判断で患者さんの将来ってすごく違ってくるんですよ。ですからそういった面で、患者さんの役に立ちたいなと思い開業に至りました。

本当に「怖いこと」にならないように病院へ来てほしい

循環器科というと、ちょっと身構えてしまう科の一つだと思うのですが……。

「心臓の病気だ!」となってしまえば怖い病気のこともありますけれど、実はそうじゃない場合も多いんですよ。テレビや雑誌では、「症状が悪化して手術しました」とか、「生死の境をさまよって生還しました」などの話が多いので怖いイメージがあるんだと思いますが、そこに至るまでには長い長い積み重ねがあって、命に関わるようになるまでには段階があったはずなんです。その途中の段階に何らかの形で医師が介入して、きちんとした話をさせてもらって、いろいろ気をつけてもらえてればあんなことにならなかったかもしれないのになって、僕はよく思います。病院なので怖いのはわかりますけど、本当に怖いことにならないように病院へ行こう、と思ってほしいですね。

心臓疾患の自覚症状というと、どんなことが考えられますか?

こういう症状があると心臓疾患ですよというのは、皆さんが一般的に抱いているイメージそのものです。胸が「うっ」と苦しくなると心臓病とか。でもそれ以外でも見つかることもあって、長引く風邪が心臓疾患の前触れということもありますし、運動すると息切れするというのが心臓疾患からくることもあります。わりと多種多様なのです。「逆にこれは?」と思うとストレスが原因ということも大いにあります。だから、これはおかしいぞと思ったらまずは来ていただいて、僕ら医師に診察させていただきたいなと思いますね。「どこの科にかかればいいのかわからない」そんな時も、まずは専門の病院に行くための入り口として当院を受診してもらえたらいいと思います。

病院を怖いところだと思い込まないのも大切だということですね。

病気の治療はもちろんですけども、生活習慣病に関しては薬を飲みたくないという方もたくさんいらっしゃると思うんです。中には「薬を一生飲み続けるくらいなら病院なんか行くもんか! 薬だって飲むもんか!」と思っていらっしゃる方も。その場合、無理やり薬を飲ませるようなことはほぼなく、生活習慣の改善指導をさせてもらい、「もう一回検査しようか?」ということも多いんですよ。嫌なのに薬だけ飲んでもらってもあまり意味がないんですよね。大切なのは自分の状態について患者さん本人に正確に理解してもらうことじゃないかなと思いますね。

ホームドクターとして、多くの患者の力になりたい

患者自身の自覚が不可欠だということでしょうか?

僕らはリスクを下げる治療をさせてもらってるんです。このままだとこのくらいの確率で悪くなりますよ。だからそのリスクを下げましょうとやってるわけです。確率の問題だから、僕らの注意を守らなくったって、全員がひどくなるわけではないんですよ。実際にタバコも吸ってお酒も飲んでるけど85歳でピンピンしてる方もいらっしゃいますよね。でも、その陰にはやはりたくさんの苦しんでる方がいらっしゃるんです。僕らは神様じゃないから病気を0にするわけじゃなく、その確率を下げることしかできない。ですから、そういう意味では敷居高く考えないで、気軽に来ていただいてそのリスクについての説明を聞いて、考えてもらえたらいいかなと思いますね。

先生が診察の際に気心がけていることはなんですか?

怒らないこと、怖い先生にならないことですね。怒っても解決しないと考えているので。例えば「タバコを吸っちゃダメだよ」と禁煙を勧めた患者さんがタバコを吸っちゃった、「甘いものを控えてね」とお話ししてもたくさん食べちゃったという場合、多分一番後悔してるのは患者さん本人なんですよね。そこに僕が追い打ちをかけても仕方がないので、デメリット、メリットの話をもう一回する方がいいんじゃないかと思っていますね。「なんでそんなことしたんですか!」と怒っても、患者さん本人だって本当はわかっているんですよ。そこに追い討ちをかけても病院に来たくなくなるだけじゃないかなと思うので。

最後にメッセージをお願いします。

今、ちまたに医療情報って溢れていますよね。中には信憑性のあまりない情報もあります。ですから、その情報だけを鵜呑みにせずに、医師の話も聞いてもらえたらいいかなと思っています。内臓脂肪とかコレステロールなどよく聞くけど、それが何なのかよくわからなかったりしますよね。そして、わからないまま右往左往している。それをみていて、現場の医師とマスコミやインターネットの情報の差を埋めていきたいなといつも思っています。僕は地域の方の力になりたいと思ってこのクリニックを作りました。病院や循環器というと怖いイメージもあると思いますが、そんなことは気にせずに来てくれたらうれしいですね。いつでもお待ちしています。

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