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うえだメディカルクリニック (横浜市中区/関内駅)

上田 敦久 院長の独自取材記事

関内駅から徒歩2分。「うえだメディカルクリニック」の上田敦久院長は、風邪やインフルエンザなどの感染症、生活習慣病といった内科疾患を中心に、ちょっとした体の不調を気軽に相談できる「かかりつけ医」として、地域に根差した診療を行っている。近隣には企業が多いことから、ビジネスパーソンが多く通う。また、膠原病・関節リウマチ疾患の診療も行っており、これらの疾患に苦しむ患者に対し、専門性の高い治療を提供しているのも強みといえよう。「気軽に立ち寄れるクリニックでありたい」と穏やかな口調で話す上田院長。そんな地域に欠かせないドクターである上田院長に、これまでの経緯や治療の方針について話を聞いた。

研究を経験し、臨床のための基礎的な能力も鍛えられた

医師になり、内科の中でも膠原病を専門にされた理由は何でしょう。

医師になろうと思ったのは物心がついた頃で、周囲にもそのように話していたようです。親が医師だったわけでも、家族が病気になって病院でお世話になった経験があったわけでもないのに、自分でも不思議です。自然に「医師になりたい」と考え、横浜市立大学の医学部に進学しました。1988年に学部を卒業後、1994年に同大学で大学院博士課程を修了しています。膠原病を専門にしたのは、学部に在籍している時にさまざまな科の先生方の話を聞く中で、「膠原病リウマチ内科」という診療科の存在を教えてもらい、興味を持ったからです。自己免疫疾患というのは非常にわからないことが多く難しい分野なんですが、だからこそ「究めがいがあるのではないか?」と考えたんですね。実際にやりがいは大きかったので、この診療科目を選んで良かったなと思っています。

大学院では具体的にどんな勉強をされたのですか?

膠原病分野における基礎研究を行っていました。研究の上手な人は臨床も上手だというのが、私の経験からくる実感です。というのも、研究においては実験などに臨む前の自分の考えがきちんと整理できていなければうまくいかないのですが、臨床における診療も、いろいろな考え方を組み合わせて病気の可能性を診断するため、同じような能力が求められるからです。そういった意味で、最初の10年ほどは研究に重きを置いて医師生活を送らせてもらったおかげで、良い訓練ができたと思います。博士課程を修め学位をいただいた後は、アメリカ国立がん研究所NCI-FCRDCで客員研究員として3年間の経験を積みました。アメリカでの研究生活も楽しかったですね。医療者としてのみならず、生活者として人生の糧を得た気がしたものです。その後は、横浜市立大学附属市民総合医療センターの高度救命救急センターに1年間勤務し、 横浜市立大学の附属病院に戻りました。

横浜市立大学附属病院では、准教授までの要職を歴任されていますね。

大学に在籍した25年間のうち後半15年間は、次第に臨床診療にシフトしていきました。先ほど申し上げた1年間の高度救命救急センターでの経験も大きかったと思います。さまざまな診療科の先生方と多くの相談ができ、総合的な判断力が鍛えられたとともに、そこで抗菌薬の使い方の重要性を教えてもらったんです。この経験を機に、感染症の分野にも深く携わるようになりました。私は、日本内科学会総合内科専門医と日本リウマチ学会リウマチ専門医であると同時に、日本感染症学会感染症専門医でもあるのですが、そこにはこうした背景があります。

地域特性に合った、総合的な内科診療の提供をめざす

開業したきっかけについて、お聞かせください。

准教授として勤務していた最後のほうは、会議などが多く管理職としての業務も増えていました。そうした中で、次第に患者さんにとってより身近な存在として診療したいという思いが強くなり、開業することを決意しました。関内駅から歩いてすぐという便利な場所を選んだのは、近くに勤める仕事帰りの方が気軽に寄れるようにしたかったからです。やや遠方からでも電車やバスを利用すれば、通院しやすい場所のため、一般的な内科診療だけでなく、膠原病・関節リウマチ疾患に関する専門性の高い医療をお求めの患者さんにも対応できるかと思います。また専門的な疾患を抱えながら、生活習慣病などにお悩みの方にとっては、1回の診療で複数の病気の診療が済むというメリットもあります。

通いやすい場所で多方面に精通する先生を「かかりつけ」にできるのは、患者さんにとっては助かりますね。

基本的には内科の医師として、幅広い疾患を診ていきたいという思いがあります。その中で、身近な「かかりつけ医」として健康を支えるために、専門性を生かした病気の早期発見を心がけています。例えば、感染症でいうなら心臓の内側にまで感染が及ぶ心内膜炎や、頭の中にまで感染が及ぶ髄膜炎というような、放っておいたら大変なことになる病気を、症状の軽い初期段階で見落とさないように心がけていますね。日常的な相談で来られた患者さんの体に潜む重篤な病気にも配慮したいのです。また、膠原病の治療ではステロイド薬も使いますが、閉経後の女性の場合はホルモンの影響から骨粗しょう症になりやすいため、そうならないための工夫をするなど、専門領域を持つからこそ、多くの生活習慣病にも突っ込んだ診断や治療ができるのが強みではないかと考えています。

こちらで行っている膠原病・リウマチ疾患の診療の特徴について、教えてください。

外科などの場合、治療内容が院内の設備に左右されやすいですが、膠原病は診断に重きが置かれる疾患なので、個人クリニックでも、精度の高い治療を提供できると思います。難しい症例の場合は、他科の先生との連携が必要となりますが、この近辺にはさまざまな科の先生がいますので、医療連携もしっかりと図ることができます。膠原病や関節リウマチ、自己免疫疾患などと診断された患者さんの多くは、それが何なのかわからないという不安な気持ちを抱えて治療を始められます。まれに難病の場合もありますが、基本的には、膠原病・リウマチ疾患は血圧の状態などと同じように、慢性疾患として長く付き合う中で対処の仕方が定まってくるものです。悲観しすぎず、気軽にご相談いただけたら幸いですね。

セカンドオピニオンにも積極的に対応

医師としての醍醐味を感じるのは、どんなときですか?

膠原病は長く診ていく必要のある疾患ですから、必然的に患者さんとの付き合いも長くなります。その結果、病気だけでなくいろいろなご相談を受けることが多いのですが、そうした「人としてのやりとり」に醍醐味を感じますね。印象に残っているのは、膠原病と付き合いながら年を重ね、最終的にがんで亡くなられたある患者さんのこと。「膠原病を診る医師としては、がんに対してできることが少ない」という状況の中でも、私の診察を受けたいと話をしに来てくださったんです。それと、私は他院で診断のつかない病気に対しても諦めずに、さまざまな角度から診て対応することを好んでやってきた部分があります。そういった点も、医師としての大きなやりがいです。ですから、なかなか良くならず原因不明のまま熱が続く、関節が痛いといった悩みを持つ方にも、セカンドオピニオンとして相談に来ていただけたらと思います。

お忙しいと思いますが、どうやって息抜きをしていますか?

最近は忙しくてなかなかできていませんが、かつてはゴルフにはまっていました。アメリカにいた時は、休日にプレーする機会が多く楽しんでいましたね。それ以外だと、読書でしょうか。こだわりがあるわけではなく、人から勧められた本なら何でも楽しむというぐらいですが、いろいろな分野の本を読むのがいい息抜きになっていますね。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

クリニック名に「リウマチ」という言葉は使わず「メディカルクリニック」にした理由は「気軽になんでも相談に来てほしい」という思いからです。現在、医師は私1人ですが、ゆくゆくは診療科目を増やしてさらなる専門性を高め、1つのクリニックで診療が完結できる体制を整えたいと考えています。今後は、現在通われている方が在宅で医療を受ける必要が出てきた際も診療できるよう、準備を重ねていきたいと考えています。あと、2ヵ月に1回のペースで続けている、一般の方向けの日常的な病気に関する勉強会は続けていきたいです。こうした取り組みは続けることで患者さんや地域の皆さんの信頼を高めることにもつながると思いますし、「継続は力なり」をモットーに取り組んでいきたいと思います。

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