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中馬込おがわ内科 (大田区/馬込駅)

小川 玄洋 院長の独自取材記事

都営浅草線馬込駅から徒歩5分ほど、住宅の建ち並ぶ坂道を下りきった先に「中馬込おがわ内科」はある。中延にある「小川医院」で祖父、父、兄の診療に接しながら育ってきたという小川玄洋(げんよう)院長が、末永く頼られるかかりつけ医をめざして2014年に開業。近く10周年を迎える。クリニックは品良く植え込みが施されたモダンな建物だが、ロゴマークの馬が小川を飛び越えるキュートなイラストに親しみも感じる。「かかりつけ医として求められるのはゼネラリストであること。複数の疾患を持つ方も少なくないので、科の枠組みを超えた総合的な診療を提供したい」と話す小川院長は、外科と内科の豊富な知見をもとに「患者さんに納得してもらえる診療を提供したい」とも語る。同院の特徴と、地域診療にかける思いなどを聞いた。

外科・内科双方を経験し、ゼネラリストとして地域貢献

まずは院長のご経歴とクリニックの成り立ちを簡単に伺えますか。

信州大学医学部附属病院第二外科で6年間勤務させていただいた後、昭和大学江東豊洲病院内科、昭和大学江東豊洲病院循環器内科と、実家である品川区中延にある小川医院で10年ほど内科診療に関わりました。当院開設にあたっては、小川医院と協力し合える近隣でと考え、区境はまたぐものの同エリアに位置する馬込駅近くに決めたのです。子どもの頃から慣れ親しんだエリアで地域医療に貢献したいという思いもありました。比較的駅に近く、通勤や通学のついでの通いやすさも考慮しました。

どのような診療を行っていらっしゃいますか。

地域のかかりつけ医であるためには、ゼネラリストであることが求められると考えています。そのため、循環器疾患、呼吸器疾患、消化器疾患から内分泌疾患、アレルギー疾患まで、診療科の枠にとらわれることなく幅広く診療しています。成人に限らずお子さんを診ることも特徴です。私は大学病院の外科と内科の双方に勤務し、慢性心不全、心臓弁膜症、不整脈、高血圧、脂質代謝異常症、糖尿病、甲状腺疾患、脳梗塞、肺気腫、気管支喘息、肺炎などさまざまな内科疾患の入院加療と、その外来管理を長期間同じ病院で経験することができました。外科的な知見を診断に生かせますし、どの段階で外科や専門の医療機関にご紹介すべきか判断しやすいとも感じています。外科診療を終えられた患者さんの慢性期管理も、内科的な根拠にのっとって行うことができるのも強みです。

発熱者専用の外来も設けていらっしゃいますね。

新型コロナウイルス感染症の流行の初期から感染症の方、その疑いがある方の診療にも取り組んできました。未知のウイルスに対峙することは、正直恐ろしさもありました。しかし、地域医療に欠かせないことですから逃げずに立ち向かってきました。当院には、高血圧や糖尿病などの基礎疾患で通われている患者さんも多く、感染症の患者さんだけでなく、そうした方々の安全も守る必要があります。また、われわれ医療者が何らかの感染症に感染してしまうことが、すなわち受診者の感染につながりますので、スタッフを守ることも必要です。院内感染を防ぐため、感染者と非感染者が接触しないように時間的・空間的隔離を徹底し、マスク・フェイスシールドの装着や消毒・換気などの対応も行うなど、感染症対策に努めています。今後も状況に合わせて対応を変えていきながらも、これまでの経験を無駄にしないよう、患者さんの安全を最優先に取り組んでいきたいと思います。

患者の安全を最優先に、早期からリスクを捉える診療を

どのような患者さんが多くいらしていますか。

新型コロナウイルス感染症の流行時には変則的なところもありましたが、基本的にはご近所の方が多い印象ですね。開業当初は近隣に小児科がなく、小児を診てほしいというリクエストをいただいたことから、内科と小児科を標榜。大人に限らずお子さんも診ています。昨今では働き盛り世代からシニア世代で、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病をお持ちの方の受診が増えているでしょうか。当院では健康診断や予防接種といった予防医療にも力を入れており、そうした目的で来院される方も多いです。

空間づくりで優先されていることはありますか。

クリニックの安全性を最優先とし、万一の際にけがをされないように配慮したり、感染症対策として待合スペースを分けたりしています。待合室の各席にパーティションを設けたのも、受診される方の安全を考えてのことです。また、救急搬送が必要な際にストレッチャーを通しやすいよう、院内の動線設計にも工夫してあります。

設備面でのこだわりも教えてください。

被ばく量が少なく体への負担軽減が望めるエックス線や、全身の状態を調べられる超音波(エコー)検査機器を導入しています。それぞれをきちんと使いこなすための経験は積んできていますので、安心して受診していただけると思います。中でも、多様な部位のエコー検査は当院の特徴です。心臓、頸動脈、甲状腺、乳腺、腹部と一通り評価ができます。また、心電計や呼吸機能検査機器、血算CRPなども用意しており、さまざまな疾患のリスクを早期から迅速に捉え、治療へとつなげられるよう体制を整えています。

身を守る鍵となる健康診断とワクチンを継続して推奨

診療の際に心がけていらっしゃることは何ですか。

クリニックを患者さんが安心できる場所にするために、誠意を持って対応することですね。医療は、残念ながら患者さんにとって良い結果が必ず出るものではありません。ですから、「ベストを尽くしてくれた」と患者さんやそのご家族に納得していただける診療を心がけています。そのためには根拠にのっとった診療を行い、納得いただける説明ができることが大切だと思います。口頭だけではなく、パンフレットや動画などをお見せしながら説明したり、その人の病気に対する理解度や生活背景に合わせて説明の仕方を変えるといった工夫もしています。

今後の展望を教えてください。

超高齢社会に向けて、生活習慣病などの慢性疾患への対応を通して、突然死や後遺障害にもつながる恐れのある脳・心臓の血管リスクの低減をめざしていきたいですね。また、これからの社会をより安全なものとするためのワクチネーションにも、高齢者・小児を含めてしっかりと取り組んでいきたいと考えています。患者さんから末永く頼っていただけるクリニックであるために、今後も地域医療連携を密にとり、適切でup to dateな対応を行っていきたいと思います。

読者に向けてひと言メッセージをお願いします。

しばらく健康診断を受けていらっしゃらないという方は、なるべく早めに受けていただくことをお勧めします。新型コロナウイルス感染症の感染拡大という未曾有の出来事を経て、これまで当たり前と思っていた常識がガラリと変わるような劇的な体験をしました。この経験を生かし、時代とともにニーズに応える医療を提供していきたいと考えています。新型コロナウイルス感染症は5類へと移行しましたが、私たちの周囲から感染症リスクがゼロになることはありません。ご来院いただくすべての患者さんをお守りするため、引き続き受診時にはマスクの着用を必須とするなど、当院としてお願いすることもあるかと存じます。どうか他者を思いやる心を持って、ご理解いただければと思います。

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