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医療法人社団飛湘会 ひだ矯正歯科 (藤沢市/辻堂駅)

飛田 康平 院長の独自取材記事

辻堂駅北口から徒歩約1分の好立地にある「ひだ矯正歯科」。開業以来、家族で通える歯科医院をめざし小児矯正と成人矯正を提供している。「治療の成否を分ける鍵は本人の気持ちです」と話すのは、歯科全般の経験をべースに、矯正歯科の研鑽を積みながら高い専門性を身につけてきた飛田康平院長。長期にわたる定期通院や矯正装置の管理が求められるなど、決して簡単に取り組めるものではないだけに、本人の矯正に対する意志を何より大切にしているという。気さくで話しやすい雰囲気の飛田院長に、歯列矯正についての思いや診療のモットーなどを聞いた。

小児6割成人4割の患者に、幅広い矯正治療の選択肢を

11周年を迎えられたそうですが、古さを感じさせない空間ですね。

歯列矯正は通院期間が長いので、少しでもリラックスしていただけるよう「カフェのような居心地の良い空間」をコンセプトに、白を基調に木の質感や明るい色を取り入れた空間としました。近年はこうした雰囲気のクリニックも増えてきたようですが、当時は珍しいと言われました。プライバシーに配慮した半個室ユニットやキッズスペースなど、通いやすいように工夫をしています。また、先進の技術や機器にアンテナを張り続けており、例えば院内感染予防のために、CDC(米国疾病予防管理センター)が提唱する、人の血液や体液や分泌物は、感染症の可能性があると見なして対応する「スタンダードプリコーション(標準予防策)」という考え方を採用しています。滅菌前の洗浄、すすぎ、消毒、乾燥までを自動で行う器具洗浄機を導入し、滅菌だけでなく消毒にも力を入れています。

矯正歯科専門のクリニックなのですね。

当初は一般歯科と矯正歯科の両方に対応できる歯科医師をめざしていましたが、研鑽を積むうちに二つの分野を一緒に究めるのは難しいと感じるようになりました。歯列矯正は数年先を見据えて計画を立て、それに沿って矯正を進めつつ、時に軌道修正を行うというとても奥が深いものです。一般歯科ではなく矯正歯科を選んだのは、歯が整っていく過程に興味があったからです。矯正歯科に専念して技術を磨いたことで、高い専門性を身につけることができ、ワイヤー矯正からマウスピース型装置を用いた矯正まで、幅広い選択肢をご提案できるようになりました。また、同じ矯正でも高い専門性をもって、より良い結果をめざすものを提供できます。患者さんから「思っていたよりも痛くなかった」と言っていただけたらうれしいですね。

どのような患者さんが受診されていますか。

患者さんの6割がお子さんで、残りの4割が大人の方です。成人矯正ではマウスピース型装置を用いた矯正を希望する方が増えている反面、他院でマウスピース型装置を用いた矯正は難しいと言われた、あるいは治療の成果が得られなかったという方の来院も多くなっています。マウスピース型装置を用いた矯正は、食事、歯磨きの時は取り外しができますが、正しい成果を得られるようにするためには、1日20時間以上装着しなければなりません。お子さんの場合、「子どもの友達がやっているから、うちの子も」など、ご両親に勧められて来院する方も多くいますが、合わない症例もありますし、向き不向きも大きい治療法です。一般歯科クリニックで受けられるところも増えていますが、そのすべてが十分な知識と技術で対応しているとはいえず、適切な治療を受けられていない人が多くいるのではないかと危惧しています。

本人の意志を大切に、成果につながる治療をサポート

良い成果を得るのに大切なことは何だとお考えですか。

本人の「やりたい」という意志ですね。小児、成人を問わず、本人の意志なく治療を進めても決して良い成果は得られません。親御さんの希望で受診した子で、本人に治療への前向きな気持ちが見えない場合には、すぐに治療をはじめないこともあります。実際、中学生、高校生で成人矯正から始めたほうが良い結果が期待できるケースもあるのです。歯列は生死に直結するものではなく、矯正治療は言ってしまえば「やるべき」ではなく「やったほうが良い」治療です。2〜3年と長期にわたる治療では多少の痛みや違和感に耐える必要がありますし、日常的な自己管理も求められます。特に取り外しができて目立ちにくいと近年人気のマウスピース型装置を用いた矯正では、従来の矯正より高い自己管理が必要です。そうした負担に耐えてでも良い歯並びを手に入れたいという強い気持ちがなければ、例えどんなに良い矯正を受けたとしても望む結果は得られないでしょう。

モチベーションを長く維持するための工夫はありますか。

「なぜ治療するべきなのか」をしっかり理解してもらうため、治療前から矯正前後の歯並びの違いを写真で見せながら矯正の大切さを説明します。また、治療中は定期的に口腔内の写真を撮影し、経過をご覧いただきます。開始直後は大変でも、矯正が進んでくるうちに、自然と前向きになってもらえるとうれしいですね。あとは、継続可能な環境とタイミングであるかどうかを、治療前にしっかり確認することも大切です。よく「今は時間に余裕があるから」と来院されるケースがありますが、矯正治療はそこから2〜3年続くもの。進学や留学、就職などのライフイベントや、進む先での課外活動の予定など、期間中に想定される生活の変化を熟考したうえで、通院の継続が可能と判断できてはじめてスタートさせるべきです。遠方からの通院を希望される方に、本当に通い続けられるかを問い直し、近くの歯科医院をお勧めすることもあります。

お子さんの治療では、親御さんへのアプローチも重要ですね。

親がどんなに希望しても、子ども本人にやる気がなければ治療は難しいという点はベースとして伝えています。小児矯正には、治療とは別の部分での難しさがあるのです。私自身、三人の子どもの親ですが、親として子どもに治療の必要性をどう伝えるべきかに悩んだ経験があります。「この子が先生の子だったら治療しますか?」とよく聞かれますが、歯科医師としてはもちろん治療を勧めるものの、本人の性格や生活環境などはそれぞれ違い、治療の判断もケースバイケースで違ってきます。同じ親として共感できる部分が大きい親御さんの気持ちにはしっかり寄り添いながら、お子さん本人ともじっくり話し、治療への気持ちを引き出すようにしています。

信頼関係を築くため、密なコミュニケーションを重視

診療の際に心がけていることは何ですか?

長期にわたる歯列矯正では互いの信頼関係が大切なため、患者さんとのコミュニケーションを密に取ります。そのため、どなたとも話が弾むように知識を広く持つよう心がけています。矯正の話はもちろん、世間話もよくします。「週末はどこに行ったの?」といった問いかけから出身が同じだとわかり、地元の話で盛り上がることもありました。また、当院では受付対応も専門性を持つ歯科衛生士が担当しています。これは、電話を受けるタイミングから診療が開始しているという考えによるもの。患者さんのちょっとした疑問にもお答えできるようにとのことです。さらに、予約していただいているのにお待たせしてしまうということはないように心がけ、時間を守るために各患者さんの枠をきちんと設けて余裕をもった予約管理を行っています。

矯正治療を考えている人にアドバイスは?

わからないこと、疑問に思うこと、知りたいことなど、何でも聞いてほしいと思っています。「素人だから何もわからない」という方もいらっしゃいますが、何らかの情報源にあたったり、説明を聞いたりするなかで、必ず聞きたいことが出てくるはずです。疑問を解消することももちろん重要ですし、そうしたやりとりを通して、こちらも患者さんの考えが読み取れるケースがあるのです。もちろん、当院としても患者さんの方からアクションを取りやすい雰囲気づくりに取り組んでいます。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

これからも新しい物、良い物を取り入れて、できる限り多くの選択肢を患者さんに提案していきたいと考えています。また、一人ひとりの患者さんに時間をかけて丁寧な診療をしたいという想いがありますので、予約や治療の枠に限りが出てしまうのはご理解いただけたらと思います。ホームページやブログで予約状況や、矯正治療を受ける際のアドバイスなどを発信していますので、チェックしてみてください。

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医療法人社団飛湘会 ひだ矯正歯科の求人

  • 歯科衛生士(正職員) の求人募集情報 医療法人社団飛湘会 ひだ矯正歯科

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