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八幡歯科クリニック (北九州市八幡西区/陣原駅)

宮崎 秀人 院長の独自取材記事

折尾と若松を結ぶ道路沿いに建つ、「八幡歯科クリニック」。九州歯科大学を卒業後、小郡市や北九州市のさまざまなクリニックで院長を務めるなどして研鑽を重ねてきた宮崎秀人(ひでと)院長が、2008年に開業。2023年には移転リニューアルを行い、より地域に密着した歯科医療を提供している。「生涯自分の歯で食べる楽しみ、喜びを感じていただけるよう幅広くサポートしたい」と、虫歯や歯周病治療などの一般歯科から小児歯科、予防歯科、インプラント治療、歯列矯正、ホワイトニングまで幅広く対応。患者の話をよく聞いて信頼関係を築き、気持ち良く通院してメンテナンスを続けてもらうことを重視している。人柄の良さが言葉の端々から感じられる宮崎院長に、特に注力している分野や今後の展望について話を聞いた。

生涯、自分の歯で食事を楽しむための歯科診療を

どのような患者さんが多く来られていますか。

ほとんどが地域の方々で、お子さんから高齢の方まで年齢はさまざま。痛い、腫れた、詰め物が外れたなど主訴があって来院される方と、定期的にメンテナンスのために通院される方と半々くらいですね。虫歯や歯周病の治療から小児歯科、予防歯科、抜歯、子どもから大人までの矯正治療、インプラント治療、入れ歯の製作・調整、ホームホワイトニングなど幅広い診療に対応しています。つまり、「何でも屋さん」ですね(笑)。まずは患者さんのお話を最後まで聞いて、何に困っていらっしゃるのか、どうしてほしいとお考えなのか、しっかりご希望を伺った上でそれに応える治療を提供したいと考えています。ただ患者さんの言いなりになるのではなく、口の中の状態をわかりやすくご説明することも大事。患者さんが納得された上で治療を進めていきます。

自分の口の中の状態をきちんと把握することが大切なのですね。

例えば、本当はたくさん治療すべき場所があるけれど、「この痛いところだけ治してくれたらいい」と言われる患者さんもいらっしゃいます。その際は無理強いしたりせず、その場所だけ処置しますが、その時口の中の状態をきちんとお伝えしておくことで、その先患者さんに時間的な余裕ができたりタイミングが合ったりした時、また来院して治療を進めるきっかけになるのかなと思っています。当院のモットーは「清潔、誠実、正義感、成功」。この理念を胸に、患者さんとのコミュニケーションを重視しながら日々診療にあたっています。ちなみに待合室に飾っているこの言葉は、私の妻が書いたもの。書道を長年たしなんでいるのでお願いして書いてもらったのですが、よく患者さんに褒められるんですよ。

患者さんには、どのような将来をめざしてほしいとお考えですか。

生涯自分の歯で食事を楽しんでいただきたい、食べる喜びを味わっていただきたい。それが私がめざす歯科診療のゴールです。自分の歯があるのとないのとでは、生活の質に大きな差が出ると思うのです。入れ歯やブリッジなどは自分の歯に比べるとどうしても噛む力が弱く、あまり噛み応えもないといわれます。歯を失った後に、「もっと歯を大切にしておけばよかった」と後悔される患者さんを増やしたくない。患者さんにはぜひ、痛みなどの症状がなくても3ヵ月に1回程度は歯石取りをするといったメンテナンスを受けることを習慣化し、早め早めに歯を長持ちさせるためのケアや治療を受けていただきたいですね。

定期的なメンテナンスで、早期治療・ケアにつなげる

歯を長持ちさせるための診療を重視されているのですね。

歯を失う大きな原因となるのが歯周病です。日本でも大半の人が罹患していると推測されていますが、言葉は知っていても実はよくわかっていない方が多いような気がします。歯周病は、歯周病菌に感染することにより骨が溶けてなくなっていく病気。歯を失うだけでなく、心臓疾患や糖尿病など全身疾患の要因にもなり得るという報告もあります。症状がほとんどないまま進行していくのでやっかいですが、きちんとケアすれば進行を抑えることも望めます。歯茎から出血したり腫れたり、口の中がねばねばしたり、口臭がひどくなったりした場合は早めに受診してください。当院には歯科衛生士が非常勤含め4人在籍し、歯周病ケアにあたっています。患者さんが痛がること、嫌がることは避け、気持ち良く通院していただくことを何より重視しています。「あなたの顔が見たくて来たよ」と言っていただけるくらいの信頼関係が築けるよう、スタッフ一同頑張っているところです。

歯周病ケアではどのようなことをされるのですか。

基本は定期的な歯石取りと歯磨き指導です。一人ひとり歯並びは違いますから、どこに汚れがたまりやすいのか、それをどう磨いたらいいのか、自分なりの方法を身につけることはとても大事なんですよ。当院では毎回、歯周ポケットや歯磨きの状態などをデータ化して、患者さんと共有するようにしています。1年前、3年前と比べて今はどうか、患者さんご自身で把握していただくことが、日々の歯磨きを頑張ろうというモチベーションにつながると思います。

何らかの原因で歯を失ってしまった場合は、早い段階でのインプラントを提案されることもあるとか。

インプラントと聞くと、一般的には高齢者が入れるものとイメージされるようですが、私は、成人になってから何らかの原因で歯を失ってしまった時は、それこそ20代でも、早い段階でインプラントを検討されたほうが良いと考えています。歯を失ってそのままにしていると、骨は徐々に退化し、周りの歯も動いてしまいます。後になってどうにかしようと思った時には、人工の骨を足したり、周りの歯を矯正したりと大変になって、時間も費用も余計にかかることになってしまいがちです。ブリッジは周りの健康な歯まで削るなど負担をかけますので、長い目で見れば、歯を1本失った段階でインプラントを入れることでほかの歯を長持ちさせることにつながり、自分の歯のような感覚で、長く快適に過ごせるのではないかと思います。もちろんその後も大事で、定期検診は必須。インプラントは高額なので長持ちをさせようと、歯に対する意識が高くなる方が多いですね。

歯列矯正についてはいかがでしょう。

大人の矯正では、ブラケット、マウスピース型装置を用いた矯正も行っていますが、私としてはブラケット矯正をお勧めしています。マウスピース型装置より矯正期間は短く、費用も低く抑えられるように思います。東京2020オリンピックでも、ブラケットをつけた選手が多く見られましたよね。欧米の方は矯正すること自体を誇りに思う方が多いそうです。矯正中の見た目を気にしない、気にする必要のない時代なのではないでしょうか。矯正治療は子どもから大人まで私が担当しますので、通院日の融通が利きやすいのもメリットかと思います。

地域に溶け込み、気軽に立ち寄ってもらえる歯科医院に

ところで院長は熊本県のご出身だとか。どんなお子さんでしたか?

両親は天草で養豚業を営んでいました。家を空けられないので泊まりがけで出かけたこともなく、夏休みは毎日兄と一緒に、朝と夕方に100頭以上のブタに餌やり。手伝いが終わったらカブトムシを採りに行ったりと、自然の中で伸び伸び育ちました。家には動物の病気を診るために獣医さんが来ることもあり、なんとなく医療系の仕事に興味を抱くように。親戚の勧めもあって、九州歯科大学に進学しました。卒業後は、小郡市の一般開業医や北九州市の医療法人などで分院長を勤めるなどして研鑽を積み、2008年に縁あってこの地に開業しました。

開業から15年目になりますね。

この地域は古くからの住民の方や若い方など年齢層が幅広く、ニーズも多様。私はいろんなことに挑戦したいタイプなので、ぴったりの場所でしたね。生活圏の中にあり、地域に溶け込みやすい場所でもあります。最近は、患者さんからご紹介いただいた新規の患者さんが多いんですよ。どこの歯科医院がいいかというご近所さん同士の会話の中で、当院の名前を聞いて来たという方が増えていて。ここが地元でもない私ですが、一歩一歩地道に頑張ってきた成果が見えてきたのかなと、本当にうれしく思っています。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

これからも、患者さんとしっかりコミュニケーションをとりながら治療を進めるというスタンスを大事にし、さまざまな要望に応えられる歯科医院でありたいと思っています。最近はたいへん申し訳ないことに予約が取りづらくなっているので、人員や施設の拡張も念頭に、数年先を見据えながら診療に取り組んでいきたいですね。

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