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自由通り皮ふ科 (目黒区/都立大学駅)

松岡 麻紀子 院長の独自取材記事

「健康と美容で地域の皆さんのQOL向上に貢献したい」。そんな思いで松岡麻紀子院長が都立大学駅近くの住宅街に開業した「自由通り皮ふ科」。松岡院長は一般皮膚科と美容皮膚科の両方に精通し、患者とのコミュニケーションを大切に一人ひとりの生活環境や背景に合わせたオーダーメイドの診療に努める。「何かあったらすぐに診て差し上げられるように」と住宅街にクリニックを構え、「少しでもリラックスしていただきたい」と院内に優しいアロマの香りを漂わせ、「ほかの方の視線が気にならないように」と個室の待合室を備える。患者への気遣いにあふれる同院は、開業して9年。子どもから高齢者まで幅広い世代が訪れるといい、地域に根づいている様子がうかがえる。今回は診療への考え方や思いを中心に聞いた。

いつでもすぐに対応できる地域密着型クリニックに

医師を志したきっかけと開業までの経緯を教えてください。

私は北海道の函館出身で、父は地元で地域密着型の内科の診療所を開いていました。それこそ24時間体制で、自分の時間はまったくありませんでしたが、患者さんに対しては献身的でした。そんな姿をいつも「大変そうだな」と思って見ていて、子どもの頃は自分も同じ道に進むとは思っていなかったのですが、大きくなるにつれて自然と医学の道を意識するようになりました。高校を出た後は、神奈川県の聖マリアンナ医科大学へ。卒業後は大学病院の皮膚科学教室で主に色素性病変の研究をしました。そのうち子どもが生まれて大学病院で働くことが難しくなり、都内の美容クリニックに勤務するようになったんです。美容についての知識とスキルを深めたのは、そこでの経験ですね。そして、それまでの経験を生かして、2010年に開業しました。

この場所を選んだのはなぜですか。

開業前に勤めていたのは、表参道、赤坂、池袋などなど駅から近い都心のクリニックが多く、そうした場所だと埼玉や千葉といった遠方からも患者さんがいらっしゃるんですね。そして治療を終えて帰られるのですが、その後、私は「痛みはひいたかな」「トラブルは起きていないかな」などと気になって仕方なかったんです。ところが、この辺りのような住宅街であれば、自然と近所の方が来てくださることが多くなりますから、「何かあったらすぐに来てくださいね」と気軽に言えますよね。地域にしっかりと根差し、トラブルがあってもすぐに診て差し上げられる体制を整えるためにも、あえて駅から少し離れた住宅街を選んだんです。

院内はまるでリラクゼーションルームのようですね。

患者さんはどなたも何かしらの苦痛や不安を抱いていらっしゃると思うので、せめて当院にいる間は気分良く過ごしていただきたいなと考えています。私はもともと自然が好きなので、白を基調に温かみやナチュラルさを大切にした内装にしました。落ち着く香りのアロマも置いて、少しでもリラックスしていただけるようにと工夫しています。診療内容の性格上、ほかの人に顔を見られたくないという方もいらっしゃるので、そうした患者さんのために、一般の待合室だけでなく個室の待合室もご用意しています。診察室から処置室へもそのまま移動できるようにするなど、動線も気をつけていますね。

寝たきりの高齢者などの往診にも注力して取り組む

患者層と主訴について教えてください。

当院では、湿疹、水虫、じんましんなどの一般的な皮膚科と、しみやしわのケアなどを行う美容皮膚科を設けています。皮膚科の疾患としては、脂漏性皮膚炎や乾燥性の湿疹、アトピー性皮膚炎などが多いですね。患者さんは開業当初は20代~30代の女性が中心だったのですが、その方たちが結婚、出産されてお母さんになり、お子さんを連れて来られることが増えました。お子さんの場合は、夏場はとびひ、水イボ、これからの寒い時期は乾燥性の湿疹が多くなりますね。働くお母さんが多いのですが、私も働きながら子育てをしていますから、日中おうちで見てあげることが難しい分、回数が少なくて済むような使いやすいお薬を選ぶよう心がけています。

美容皮膚科のほうはいかがですか。

しわやしみ、くすみなどにお悩みの方が多いですね。美容皮膚科では「ケミカルピーリング」や「A型ボツリヌス毒素製剤注射」などさまざまな施術を行っています。開業して9年、当院の患者さんにはこれらの方法が定着しつつありますね。ケミカルピーリングは皮膚表面の角質を薄く取り除くことを目的とした方法で、しみやくすみの改善をめざしたり、ニキビやニキビ痕などをきれいにすることが期待できたりします。

往診も行われているそうですね。

開業当初からご希望があればいつでも対応できるような体制ではいたのですが、5年ほど前に1人の患者さんから「高齢の家族を連れて来たいけれども、なかなか難しい」というご相談を受けたことをきっかけに本格的に取り組むようになったんです。実際に往診させていただいところ、「とても助かった」と喜んでいただけました。それ以来、ご要望があれば往診に行っています。お年寄りの場合は、紙パンツによるかぶれや乾燥性の皮膚炎などの症状がほとんどですね。あとは褥瘡、いわゆる床ずれも多いです。なるべく患者さんの生活に寄り添いたいと思っていますので、今後もできる限り対応していきたいと考えています。

コミュニケーションを大切に、無理のない治療法を提案

診療をするときに大切にしていることを教えてください。

お一人お一人の患者さんの仕事や家庭など生活の環境や背景に合った治療法を提案するよう心がけています。例えば、手湿疹にお悩みの美容師さんがいらっしゃるとします。医師としては「湿疹の原因になるような薬剤には触れないようにしてください」と言うのが正しいのかもしれませんが、それでは美容師さんの仕事ができませんよね。そうした場合は、「仕事が終わった後、すぐに軟膏を塗ることはできますか?」というふうに、患者さんにとって無理のない治療法を一緒に考えていくようにしています。それを実践するためにも、患者さんとのコミュニケーションはとても大事にしていますね。

医師としてのやりがいを感じるのはどんな時ですか。

やっぱりそれは、悩んでいらした症状が解決につながった時の患者さんの笑顔ですね。開業してからはもちろん、勤務医時代に通ってくださっていた患者さんが喜ばれるお顔もいまだによく覚えています。これからも患者さんたちのそんな笑顔をたくさん見ることができたらと願っています。

今後の展望と読者へのメッセージをお聞かせください。

開業当初と変わらず、地域に密着した身近なクリニックとして、皆さんのQOL向上のお役に立てたらと思っています。皮膚は外気にさらされている臓器です。その分、天気や空気などに左右されやすく、変化に対する反応も敏感に出てきます。「ちょっと様子がおかしいな」と思われたら、些細なことでもお気軽にご相談にいらしてください。早めに受診していただければ、治療も最小限で済むことが多いですから。また、今まで治療を受けても解決しなかった症状でも、視点を変えることで違う結果につながる可能性もあります。そういった方も時間を見つけてお越しいただければと思います。

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自由通り皮ふ科の求人

  • 医師(契約職員) の求人募集情報 自由通り皮ふ科

    当院で求める医師像 クリニックに来院される患者さんはみなさん、不安や,不愉快な症状をかかえて来院されます。当院は基幹病院ではありませんので、「疾患を確かに治療をする。」のはもちろんですがそれだけではありません。患者さんの気持ちに寄り添い、明るい笑顔で患者さんの緊張を和らげ、寄り添って患者さんと向き合える先生を求めています。皮膚に関しては地域の皆様に頼られるような、そして皮膚でお悩みの患者さんに少しでも元気を与えてあげるような先生を求めております。 また、美容医療も力を入れておりますので、ご興味のある先生はメソッドをお教えいたします。

    職種(雇用形態) 医師(契約職員)
    給与 時給 1万3000円 〜 1万8000円
    担当診療科目
    • 皮膚科
    勤務時間 09:00 〜 17:30
    最寄駅 都立大学駅 自由が丘駅
    こだわり条件
  • 正社員登用あり
  • 子育てママ在籍中
  • 40代以上活躍中
  • 残業月10時間以下
  • 子育て中の方歓迎
  • 社会保険完備
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